北村晃博士と土屋賢一博士によるICCF20の報告書がJCFのサイトに公開されました。
URL: http://www.jcfrs.org/file/iccf20-report.pdf
最初のページには仙台の開催会場の写真が載っています。仙台駅から歩いて5分程度の所にあり、周りには飲食店も多数あってたいへん便利な会場でした。
以上
2016年11月4日金曜日
2016年10月23日日曜日
ICCF20-A55 Hidemi Miura's poster and short presentation
ICCF20のポスターセッションにて三浦秀美(Mr. Hidemi Miura)氏が使われたポスターとプレゼンテーション資料を以下に置きました。快く公開を許可してくれた三浦氏に感謝します。
題名: States of Hydrogen, Oxygen or Magnesium Atom in or with Cubic Ice Crystal-like Water Clusters
この発表は、不思議な性質を持つ(もしかすると核変換を起こしているかもしれない)オオマサガス(OHMASA-GAS)の分子構造をコンピューターシミュレーションで検討したものです。従来の分析結果で、オオマサガスは水分子20個からなるクラスター構造を取っているのではないかと言われています。今回、三浦氏は、水分子20個のクラスターの内部には最大で3個までの水素原子が存在できることをコンピューターシミュレーションで評価したとの事。
以下が掲示されたポスターです。
以下は、ポスターと共に掲示されていた写真です。
左上: オオマサガスを生成しているところ。
右上: オオマサガスをタングステン鋼にあてて熱している際、鉛で遮蔽した写真を感光させた実績があるとの事で、その写真です。燃焼時に放射線が出ていた可能性があります。(残念ながら、この件は論文にはなっていないそうです)
左下: タングステンとグラッシーカーボンを熱している際の温度分布です。なぜこのような高熱が発生するのか理由が分かっていません。
右下: オオマサガスを発生させる装置を改良したもので元素変換実験をしている様子です。
以下はプレゼンテーション資料です。
以上
題名: States of Hydrogen, Oxygen or Magnesium Atom in or with Cubic Ice Crystal-like Water Clusters
この発表は、不思議な性質を持つ(もしかすると核変換を起こしているかもしれない)オオマサガス(OHMASA-GAS)の分子構造をコンピューターシミュレーションで検討したものです。従来の分析結果で、オオマサガスは水分子20個からなるクラスター構造を取っているのではないかと言われています。今回、三浦氏は、水分子20個のクラスターの内部には最大で3個までの水素原子が存在できることをコンピューターシミュレーションで評価したとの事。
以下が掲示されたポスターです。
以下は、ポスターと共に掲示されていた写真です。
左上: オオマサガスを生成しているところ。
右上: オオマサガスをタングステン鋼にあてて熱している際、鉛で遮蔽した写真を感光させた実績があるとの事で、その写真です。燃焼時に放射線が出ていた可能性があります。(残念ながら、この件は論文にはなっていないそうです)
左下: タングステンとグラッシーカーボンを熱している際の温度分布です。なぜこのような高熱が発生するのか理由が分かっていません。
右下: オオマサガスを発生させる装置を改良したもので元素変換実験をしている様子です。
以下はプレゼンテーション資料です。
以上
2016年10月10日月曜日
ICCF20-A91 Vladimir Vysotskii博士の微生物による核変換発表
ICCF20でのVladimir Vysotskii博士の発表がとても重要だとMFMPが評価しています。
題名は以下の通りで、メタンを生成する海泥に棲む好気性微生物によるセシウム133とセシウム137の核変換について述べたものです。
Biotransmutation of Cs133 and Biodeactivation of Cs137 by Aerobic Microorganisms of Methanogenic Sea Ooze (A 91) (20)
Vladimir Vysotskii (Kiev National Shevchenko University, Ukraine)
発表資料は、https://goo.gl/7gvkfd に公開されています。
実験結果を示すページは以下の通りです。セシウム133やセシウム137の量(あるいは放射線)が減少しているのが見て取れます。
結論のページには以下のように記述されています。福島での除染を加速するのに役立つのではないかとも書かれています。私には前提知識が不十分でチェルノブイリでの「シェルター」の話が良く分からないのが残念です。
CONCLUSIONS
以上
題名は以下の通りで、メタンを生成する海泥に棲む好気性微生物によるセシウム133とセシウム137の核変換について述べたものです。
Biotransmutation of Cs133 and Biodeactivation of Cs137 by Aerobic Microorganisms of Methanogenic Sea Ooze (A 91) (20)
Vladimir Vysotskii (Kiev National Shevchenko University, Ukraine)
発表資料は、https://goo.gl/7gvkfd に公開されています。
実験結果を示すページは以下の通りです。セシウム133やセシウム137の量(あるいは放射線)が減少しているのが見て取れます。
結論のページには以下のように記述されています。福島での除染を加速するのに役立つのではないかとも書かれています。私には前提知識が不十分でチェルノブイリでの「シェルター」の話が良く分からないのが残念です。
CONCLUSIONS
- In conducted experiments the decrease in the concentration of radioactive reactor Cs137 isotope by 23% (average value ) and up to 40-70% (in the most optimal bioreactors) during 7-10 days was observed due to its transmutation into a stable isotope of barium
- For further stages (up to 100%) of Cs137 isotope transmutation it is necessary to make the operational changes to the composition of the nutrient medium during transmutation.
- The presented results show perspectives and effectiveness of radioactive Cs137 isotope deactivation and radioactive water purification during controlled growth of microbiological syntrophic association for industrial and environmental applications (e.g. for accelerated deactivation of radioactive water in Fukushima area).
- The results of an independent examination confirmed the correctness of our previous results on the deactivation of radioactive isotopes, previously conducted at the “Shelter” object in Chernobyl
以上
ICCF20-A82 田辺克明博士の発表
ICCF20での田辺克明博士(京都大学)の講演ビデオがMFMPによってYouTubeに投稿されています。題名は以下の通りです。
Plasmonic Concepts for Condensed-Matter Nuclear Fusion (A 82) (20)
Katsuaki Tanabe (Kyoto University, Japan)
サマリは以下のページに示されています。
田辺克明博士は、JCF16でも発表されています。テーマは、レーザ光によって引き起こされる表面プラズモン共鳴を利用した凝縮系核反応の促進だと理解しています。素人ながらたいへん興味深い研究だと思います。
また、「Plasmonic energy nanofocusing for high-efficiency laser fusion ignition」という題名の論文を発表されています。
http://iopscience.iop.org/article/10.7567/JJAP.55.08RG01/pdf
以上
Plasmonic Concepts for Condensed-Matter Nuclear Fusion (A 82) (20)
Katsuaki Tanabe (Kyoto University, Japan)
サマリは以下のページに示されています。
田辺克明博士は、JCF16でも発表されています。テーマは、レーザ光によって引き起こされる表面プラズモン共鳴を利用した凝縮系核反応の促進だと理解しています。素人ながらたいへん興味深い研究だと思います。
JCF16での田辺克明博士の2つ目の発表。レーザ光および表面プラズモン共鳴の利用による凝縮系核融合反応促進の検討という題名で、SPPによるエネルギー集中のレベルについて報告。たいへん面白く拝聴しました。#LENR pic.twitter.com/LLMWzfCCSu— 浅学俊郎 (@sengakut) 2015年12月13日
また、「Plasmonic energy nanofocusing for high-efficiency laser fusion ignition」という題名の論文を発表されています。
http://iopscience.iop.org/article/10.7567/JJAP.55.08RG01/pdf
以上
2016年10月9日日曜日
ICCF21は2018年6月に米国Raleithにて開催
Cold Fusion Timesのページに、Dr. Jean Paul BiberianによるICCF20参加レポートの英訳版が掲載されています。その中に、次回ICCF21の開催について言及がありました。
また、2017年5月にイタリアのシエナでワークショップが開催されるとのこと。
以上
The day ended with the traditional gala dinner. On this occasion, it was announced that ICCF21 be held in June 2018 in Raleigh, North Carolina, organized by Industrial Heat. There will also be a workshop in Siena in Italy in May 2017.これによると、ICCF21は、2018年6月に米国ノースカロライナ州Raleigh(ローリー)にて開催されるとのこと。驚いた事に、主催者はIndustrial Heat社です。
また、2017年5月にイタリアのシエナでワークショップが開催されるとのこと。
以上
ICCF20は19カ国から150名の参加でした
10月2日~7日の1週間、仙台で開かれていた国際常温核融合学会第20回大会 ICCF20 が盛況のうちに終了しました。
事務局として多大な貢献をされたクリーンプラネット社のFacebookに以下の投稿がありました。19か国から約150名の参加者があったとの事。私は1日だけ参加させていただきましたが、活発な質疑応答が行われる良い学会でした。
この学会は、欧州・米国・アジアの3極での持ち回り開催となっており、アジア地区には、日本の他に、ロシア・中国・韓国・インドに開催実績があります。だいたい、1年半の間隔で開催されているので、次の日本開催は20年後くらいになるかもしれません。今回参加できたのは幸運だったと思います。
運営に尽力いただいた、岩村康弘先生、笠木治郎太先生ほか東北大学電子光理学研究センターのメンバーの方々や、協賛組織の方々に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
以上
事務局として多大な貢献をされたクリーンプラネット社のFacebookに以下の投稿がありました。19か国から約150名の参加者があったとの事。私は1日だけ参加させていただきましたが、活発な質疑応答が行われる良い学会でした。
この学会は、欧州・米国・アジアの3極での持ち回り開催となっており、アジア地区には、日本の他に、ロシア・中国・韓国・インドに開催実績があります。だいたい、1年半の間隔で開催されているので、次の日本開催は20年後くらいになるかもしれません。今回参加できたのは幸運だったと思います。
運営に尽力いただいた、岩村康弘先生、笠木治郎太先生ほか東北大学電子光理学研究センターのメンバーの方々や、協賛組織の方々に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
以上
2016年10月2日日曜日
Jean-Paul Biberian博士によるSSICCF20の参加報告
常温核融合研究者として著名なJean-Paul Biberian博士によるSSICCF20の参加報告がブログに公開されています。但し、フランス語なので、Google翻訳の助けを借りて内容を想像するしかありませんが・・・。MFMPは、この報告から中国では4つの大学で公式に常温核融合の研究が進められており、その他にも民間の組織が研究しているようだ・・・と言っています。


以上
以上
いよいよ明日より仙台にてICCF20開催
いよいよ明日10月3日から仙台にて国際常温核融合学会第20回大会(ICCF20)が開催されます。世界中から常温核融合の研究者が集まる会議です。楽しみですね。
Martin Fleischmann Memorial Projectのメンバーも既に日本に来ているようです。以下の動画がFacebookに投稿されていました。
以上
Martin Fleischmann Memorial Projectのメンバーも既に日本に来ているようです。以下の動画がFacebookに投稿されていました。
以上
2016年7月11日月曜日
ICCF20のアブストラクト提出締切は7月15日
関係者の方は既にご存知でしょうが、ICCF20のアブストラクト提出締切が、6月30日から7月15日に延長されました。多くの発表が集まると期待したいです。
また、ホームページに載っている、おそらく協賛社のロゴが増えていました。TEETやTECHNOVAは常温核融合研究の昔からの支援者ですが、日産自動車が入っていたのが驚きです。たいへん嬉しい動きですね。
以上
また、ホームページに載っている、おそらく協賛社のロゴが増えていました。TEETやTECHNOVAは常温核融合研究の昔からの支援者ですが、日産自動車が入っていたのが驚きです。たいへん嬉しい動きですね。
以上
ICCF19のProceedingsが公開されました
国際常温核融合学会第19回大会(ICCF19)のプロシーディングスがLENR-CARN.orgに公開されました。
JOURNAL OF CONDENSED MATTER NUCLEAR SCIENCE
Experiments and Methods in Cold Fusion
Proceedings of the ICCF 19 Conference, April 13–17, 2015, Padua, Italy VOLUME 19, June 2016
以下がURLです。
http://www.lenr-canr.org/acrobat/BiberianJPjcondensedr.pdf
しかし、この全体文書は332ページ、24MBもあります。
一つ一つの論文にアクセスしたい方は、以下のページから検索できます。
http://lenr-canr.org/wordpress/?page_id=1495
最近の投稿を見ると以下のような画面になってます。
ちなみに、ちょっと裏ワザ的ですが、以下のページにアクセスして、全部の論文のサマリを出して、ブラウザの検索機能で検索する使い方をする人も多いとのこと。これはなかなか便利です。
http://lenr-canr.org/DetailOnly.htm
以上
JOURNAL OF CONDENSED MATTER NUCLEAR SCIENCE
Experiments and Methods in Cold Fusion
Proceedings of the ICCF 19 Conference, April 13–17, 2015, Padua, Italy VOLUME 19, June 2016
以下がURLです。
http://www.lenr-canr.org/acrobat/BiberianJPjcondensedr.pdf
しかし、この全体文書は332ページ、24MBもあります。
一つ一つの論文にアクセスしたい方は、以下のページから検索できます。
http://lenr-canr.org/wordpress/?page_id=1495
最近の投稿を見ると以下のような画面になってます。
ちなみに、ちょっと裏ワザ的ですが、以下のページにアクセスして、全部の論文のサマリを出して、ブラウザの検索機能で検索する使い方をする人も多いとのこと。これはなかなか便利です。
http://lenr-canr.org/DetailOnly.htm
以上
2016年3月27日日曜日
ICCF20のプログラム概要
少し前の話になりますが、今年10月3日から一週間、仙台で開催されるICCF-20のプログラム概要が公表されています。
参加申し込みのページを見ると、3月中旬から受付予定となっているので、たぶんもう少しすると受付が始まると思われます(以下はそのページからの引用です)。7万円は個人の趣味で参加するには(笑)、ちょっと高いなぁと思いますが、一週間ぶっ通しの国際会議ですからこの位は仕方ないですね。どういった方々が参加されるのか今から楽しみです。
参加申し込みのページを見ると、3月中旬から受付予定となっているので、たぶんもう少しすると受付が始まると思われます(以下はそのページからの引用です)。7万円は個人の趣味で参加するには(笑)、ちょっと高いなぁと思いますが、一週間ぶっ通しの国際会議ですからこの位は仕方ないですね。どういった方々が参加されるのか今から楽しみです。
Registration will be able to be proceeded through the website from the middle of March, 2016.
Early registration fee (before August 2016): 60,000 JPY以上
Normal registration fee (after August 2016): 70,000 JPY
Student registration fee: 30,000 JPY
Accompany Person registration fee: 20,000 JPY
One-day registration fee: 30,000 JPY (not include Conference banquet)
2016年1月1日金曜日
あけましておめでとうございます
日本の常温核融合関係者にとって、今年一番の話題は国際常温核融合会議 第20回大会(ICCF20)が10月に仙台で開催されることでしょう。
ICCF20の開催を決定する会議では、日本、中国、インド、ロシアのアジア4カ国の間での調整となったと伝えられています。また、過去の開催地を見てみると、だいたい、米国⇒欧州⇒アジアでローテーションしている事が分かります。毎年開催されたとしてもアジアに来るのは3年周期で、それを4カ国の間で持ちまわったとすると、日本に来るのは12年周期ということになります。ICCF20は常温核融合研究の現状を知るための貴重な機会だと言えるでしょう。
さて、今回、中国も強く開催を望んだとのことで、仙台での開催に先立つ9月29日~30日に厦門大学でICCF20のサテライト開催が計画されています。
中国側の責任者は厦門大学の田中群教授です。厦門大学にある紹介ページを見ると、1990年から半年ほど米国のユタ大学で常温核融合の研究に従事されていた事が分かります。エネルギー需要の旺盛な中国で常温核融合研究が進むのは世界にとって意義深いと思います。ICCF20を契機として常温核融合への認知が広がると良いですね。
以上
ICCF20の開催を決定する会議では、日本、中国、インド、ロシアのアジア4カ国の間での調整となったと伝えられています。また、過去の開催地を見てみると、だいたい、米国⇒欧州⇒アジアでローテーションしている事が分かります。毎年開催されたとしてもアジアに来るのは3年周期で、それを4カ国の間で持ちまわったとすると、日本に来るのは12年周期ということになります。ICCF20は常温核融合研究の現状を知るための貴重な機会だと言えるでしょう。
さて、今回、中国も強く開催を望んだとのことで、仙台での開催に先立つ9月29日~30日に厦門大学でICCF20のサテライト開催が計画されています。
中国側の責任者は厦門大学の田中群教授です。厦門大学にある紹介ページを見ると、1990年から半年ほど米国のユタ大学で常温核融合の研究に従事されていた事が分かります。エネルギー需要の旺盛な中国で常温核融合研究が進むのは世界にとって意義深いと思います。ICCF20を契機として常温核融合への認知が広がると良いですね。
以上
2015年12月20日日曜日
北村晃博士と高橋亮人博士によるICCF19報告
以下の記事を見て、http://jcfrs.org/file/iccf19-report.pdf に、北村晃博士と高橋亮人博士が書かれた第19回国際常温核融合学会(ICCF19)の報告書が公開されていたのに気付きました。
表紙には以下のように両博士の写真が載っています。
報告の中で印象深かった部分を引用します。
以上
前回のイタリアでの第19回 常温核融合学会のレポートはこちらです。(日本語:http://jcfrs.org/file/iccf19-report.pdf)Here is a report from the ICCF19 in Italy in 2015.(English: http://coldfusionnow.org/iccf-19-start-of-new-cycle/)
Posted by ICCF20 on 2015年12月17日
表紙には以下のように両博士の写真が載っています。
報告の中で印象深かった部分を引用します。
上記のように派手な外面に反して、発表の運営に不満を持つ人は多かった。何と、アブストラクト集が配布されず、配布されたのはプログラムのみ、しかも、共著者名や発表者の所属すら記されていない冊子であった。席は椅子のみで、セッションは時間通りに始まらないし終らない。口頭発表者からはスクリーンが見えずレーザポインタを使えないので、発表者も説明に苦労したし、聞く方も理解に苦労した。ポスターの取り扱いも杜撰で、口頭発表の人にもポスター提出が求められて提出され掲示されていたまでは良かったが、パネル面が不足すれば「ポスター発表優先」と、遅れて提出されたポスターを上から貼り付けられた人もいた。写真で見ると、会場のラジオーネ宮殿は荘厳な雰囲気があって素晴らしいと思っていたのですが、運営方法は学術会議に適したものではなかったようです。
最も注目されたのは、予めプレス発表されていたように、東北大学電子光理学研究センターの笠木治郎太研究教授と株式会社クリーンプラネット(吉野英樹代表)が「凝縮系核反応に関する共同研究部門」を設立したことである。その趣意説明等が、MHI から移籍した岩村康弘特任教授から説明があった[S1_003]。非常に意欲的な計画で、凝集系核物理全体の観点から過剰熱と核変換を科学として極めようとするものである。トヨタ中研から名古屋大学研究員に移籍した日置辰視氏の例もあり、気が付けば、日本におけるこの分野の中心的研究者の大半が大学に研究拠点をもつことになった。基礎回帰と言うべきか、やはり革新的技術の展開には、目先の利益にとらわれない環境の中でしっかりとした学問的基盤の上に立つことが必要だということであろう。私は、基礎研究への動機付けのためにも実用化に向けたアプローチは重要だと思っていますが、たいへん根源的な物理に関わる現象なので、基礎研究にも力を入れるべきというご意見には両手を挙げて賛成です。日本の研究者の方々が基礎研究を重要視するマインドを持ち続けているのはたいへん素晴らしいことだと思います。
以上
2015年12月18日金曜日
ICCF20のページがFacebookに開設されました
ICCF20(第20回 国際常温核融合学会)のページがFacebookにも開設されました。随時情報が更新されると思いますので、ぜひ「いいね!」「ええやん!」をお願いします。
以上
ICCF20のウェブサイトが、アップされました。The website for the ICCF20 was launched.www.iccf20.net
Posted by ICCF20 on 2015年12月15日
以上
2015年12月13日日曜日
ICCF20のホームページが開設されました
ICCF20のホームページが開設されました。2016年10月2~7日に仙台で開催されます。
このサイトの開設はJCF16の会場で東北大学の岩村康弘博士から発表されました。
JCF16の会場では、以下のようなパンフレットも配布されました。なかなかオシャレなパンフレットです。常温核融合の認知を広げるためには、ICCFの開催はまたとない絶好の機会です。多くの方々が参加するよう、呼びかけて行きましょう。
以上
このサイトの開設はJCF16の会場で東北大学の岩村康弘博士から発表されました。
JCF16の会場では、以下のようなパンフレットも配布されました。なかなかオシャレなパンフレットです。常温核融合の認知を広げるためには、ICCFの開催はまたとない絶好の機会です。多くの方々が参加するよう、呼びかけて行きましょう。
以上
2015年10月4日日曜日
JCMNSのVol.17発行される
少し古いニュースですが、国際常温核融合学会の論文誌であるJCMNSのVol.17が発行されました。
http://www.iscmns.org/CMNS/JCMNS-Vol17.pdf
目次は以下のようになっています。
Strained Layer Ferromagnetism in Transition Metals and its Impact Upon Low Energy
Nuclear Reactions
Louis F. DeChiaro, Lawrence P. Forsley and Pamela Mosier-Boss
Nuclear Exothermic Reactions in Lattices: A Theoretical Study of D–D Reaction
Fulvio Frisone
Empirical Models for Octahedral and Tetrahedral Occupation in PdH and in PdD at High Loading
Peter L. Hagelstein
O-site and T-site Occupation of α-phase PdHx and PdDx
Peter L. Hagelstein
On the Path Leading To The Fleischmann–Pons Effect
Stanislaw Szpak
Cold Nuclear Fusion in Metal Environment
E.N. Tsyganov, M.D. Bavizhev, M.G. Buryakov, V.M. Golovatyuk, S.P. Lobastov and
S.B. Dabagov
Silica Favours Bacterial Growth Similar to Carbon
N. Vasanthi, S. Anthoni Raj and Lilly M. Saleena
Thermal Analysis of Explosions in an Open Palladium/Deuterium Electrolytic System
Wu-Shou Zhang, Xin-Wei Zhang, Da-Lun Wang, Jian-Guo Qin and Yi-Bei Fu
以上
http://www.iscmns.org/CMNS/JCMNS-Vol17.pdf
目次は以下のようになっています。
Strained Layer Ferromagnetism in Transition Metals and its Impact Upon Low Energy
Nuclear Reactions
Louis F. DeChiaro, Lawrence P. Forsley and Pamela Mosier-Boss
Nuclear Exothermic Reactions in Lattices: A Theoretical Study of D–D Reaction
Fulvio Frisone
Empirical Models for Octahedral and Tetrahedral Occupation in PdH and in PdD at High Loading
Peter L. Hagelstein
O-site and T-site Occupation of α-phase PdHx and PdDx
Peter L. Hagelstein
On the Path Leading To The Fleischmann–Pons Effect
Stanislaw Szpak
Cold Nuclear Fusion in Metal Environment
E.N. Tsyganov, M.D. Bavizhev, M.G. Buryakov, V.M. Golovatyuk, S.P. Lobastov and
S.B. Dabagov
Silica Favours Bacterial Growth Similar to Carbon
N. Vasanthi, S. Anthoni Raj and Lilly M. Saleena
Thermal Analysis of Explosions in an Open Palladium/Deuterium Electrolytic System
Wu-Shou Zhang, Xin-Wei Zhang, Da-Lun Wang, Jian-Guo Qin and Yi-Bei Fu
以上
2015年7月5日日曜日
エアバス社が国際常温核融合学会と並んでワークショップを開催
水素吸蔵金属の異常現象に関する国際ワークショップ第11回がフランスのエアバス社のキャンパスで行われるとアナウンスがありました。日程は2015年10月15日~16日の2日間です。「水素吸蔵金属の異常現象」とは、要は常温核融合現象のことを示します。
スポンサーには、国際常温核融合学会のロゴに並んでエアバスグループのロゴが表示されており、エアバス社が常温核融合研究に肩入れする時代がやってきたのかと感慨深いものがあります。
公式ページは以下のような表紙になっています。まだ余り情報は出ていません。
連動して、国際常温核融合学会のホームページにも案内が載りました。エアバスグループのロゴと共に、国際常温核融合学会やLENR-Citiesのロゴが燦然と輝いています(笑)。
常温核融合が実用化して、航空機のエネルギー源として用いられるようになると、航空機の世界に大変革をもたらすと予想されています。航空機から「燃料の制約」を取り払う事になるからです。1年間、無着陸で飛び続けるといった芸当も夢ではありません。この分野ではボーイング社が常温核融合を使った航空機の研究を既にスタートさせており、いずれ熾烈な競争が始まるでしょう。輸送業界にとっても、常温核融合のインパクトは大きいですね。
以上
スポンサーには、国際常温核融合学会のロゴに並んでエアバスグループのロゴが表示されており、エアバス社が常温核融合研究に肩入れする時代がやってきたのかと感慨深いものがあります。
公式ページは以下のような表紙になっています。まだ余り情報は出ていません。
連動して、国際常温核融合学会のホームページにも案内が載りました。エアバスグループのロゴと共に、国際常温核融合学会やLENR-Citiesのロゴが燦然と輝いています(笑)。
常温核融合が実用化して、航空機のエネルギー源として用いられるようになると、航空機の世界に大変革をもたらすと予想されています。航空機から「燃料の制約」を取り払う事になるからです。1年間、無着陸で飛び続けるといった芸当も夢ではありません。この分野ではボーイング社が常温核融合を使った航空機の研究を既にスタートさせており、いずれ熾烈な競争が始まるでしょう。輸送業界にとっても、常温核融合のインパクトは大きいですね。
以上
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