2016年9月18日日曜日

中国で開催されるICCF20のサテライト・シンポジウムのプログラムが公開されました(2)

昨日、SS-ICCF20(ICCF20のサテライト・シンポジウム)のホームページへのアクセスが不調だったのですが、今日は快調にアクセスできました。暫定版として公開されている公式のプログラムは以下のようになっています。


中国厦門(アモイ)での開催ということで、中国の研究者の発表が多くなっていますが、以下が面白いと思いました。日本語は私のコメントです。

  • J. F. Geneste (Airbus Group, Toulouse) Symmetry, entropy and order
    エアバス社の研究者ですね。
  • Y. Iwamura (Tohoku U, Sendai) Anomalous heat generation and nuclear transmutation experiments at condensed matter nuclear reaction division of Tohoku university
    ICCF20の企画運営の中心にいる岩村康弘博士の発表です。仙台より一足早く概要を知ることができるかもしれません。
  • M. A. Halem (LENR-Invest LLC, New York) Validation of brillouin energy corporation hydrogen hot tube experiments
    常温核融合ベンチャーであるBrillouinエネルギー社からの発表です。
  • J. Tian (CUST, Changchun) Cold fusion research in CUST: past, present and future
    私は初めて知りましたが長春理工大学(CUST)でも常温核融合研究をやっているようですね。
ちなみに、長春理工大学は1958年創立で2万人以上の学生が在籍する大きな大学のようです。常温核融合研究へのコミットがあると嬉しいですね。



以上

中国で開催されるICCF20のサテライト・シンポジウムのプログラムが公開されました

仙台で開かれるICCF20に先立って、中国の厦門(アモイ)にて、サテライト・シンポジウムが開催されます。そのプログラムが公式サイトに公開されたのですが・・・今の時間帯はアクセスが不調なので、中国の常温核融合ニュースサイトから引用します。
日本の岩村康弘博士も発表されるようです。


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New Scientist誌に常温核融合の記事

New Scientistの9月14日号に常温核融合の記事が掲載されました。クリーンプラネット社や東北大学の活動にも少し言及があり、吉野社長と笠木先生のお名前も出ています。
サイトには定期購読料金が大きく表示されていますが、New ScientistのiPhoneアプリをインストールして、アプリ内でこの記事だけを240円にて購入できました。これから読んでみます・・・


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Ruby Caratさんが常温核融合を語るオンラインセミナーが開催されます

Cold Fusion Now! サイトを運営し、常温核融合の認知拡大に注力してきた Ruby Carat さんが常温核融合を語るオンラインセミナーが開催されます。
開催時刻は以下のようになっていますので、日本では9月24日(土)の深夜24時からだと思います。
Saturday, September 24, 2016
10 am CDT (8AM West coast US) (3PM GMT)

Webinarへの申し込みは以下のリンクから可能です。楽しみですね。

Register for the webinar at
https://goo.gl/forms/CmtVVSvQu9BdY3e83


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2016年9月11日日曜日

Brillouin Energy社の紹介ビデオ

常温核融合ベンチャーであるBrillouin Energy社の紹介ビデオが公開されています。E-Cat Worldに、このビデオの中で語られている言葉の一覧が載っています。「Q-Pulse」という技術で、常温核融合反応をコントロールしているようです。

Brillouin_Energy_Corp_Intro_Video from Brillouin Energy on Vimeo.

ちなみに、Brillouin Energy社は150度程度の発熱装置WET Boilerと500~700度の発熱装置HYDROGEN HOT TUBEを開発していると表明しています。


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ランデル・ミルズ博士の研究に関する書籍

常温核融合の研究者からも疑問視されることの多いランデル・ミルズ博士の研究に関する書籍が発行されました。


Vortex-lに、Jones Beene氏が読後感を投稿してくれてます。著者は良い書き手のようですが、ミルズ博士の信奉者のように見え、批判的な視点に欠ける印象があるようです。


ちなみに、ミルズ博士の設立したBlack Light Power社は、今では、Brilliant Light Power社と名前を変え、実験ビデオ等を公開しています。しかし、どれも科学的な検証だとは見られていないようで、いまだに不審の念が拭えません。今後の展開を見守るしかありません。



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常温核融合実験キットの作成ビデオ

Looking For Heat社が出している常温核融合の実験キットMK.1 Model Tの開梱から組み立てまでを撮影したビデオが公開されています。なかなか楽しそうです。



キットは以下で販売しています。私はまだ購入していませんが、なかなか魅力的ですね(笑)。


上記のビデオを撮った方のホームページは以下にあります。


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2016年9月10日土曜日

国際常温核融合学会第20会大会ICCF20のプログラムが公開されました

ICCF20のプログラムが公式ホームページで公開されました。10月3日(月)~10月7日(金)の一週間の盛り沢山な内容になっています。


個々のプログラム内容の説明は上記の「for more information」のリンク先に公開されています。以下のような5ページの資料です。



ちなみに、ICCF20本大会に先立って中国のアモイ市で開催されるサテライト大会のプログラムはまだ発表されていないようです(以下のサイトに出ています)。


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2016年9月5日月曜日

常温核融合ベンチャー LENR Cities は破綻して解散

常温核融合のベンチャーとして設立されたLENR Citiesが破綻し、解散してしまったようです。常温核融合に関するエコシステムを作るという面白いコンセプトだったのですが、残念な結果に終わってしまいました。


LENR Citiesについて気になっていたのはEGO OUTに載ったCEOのインタビューで、最初のプロジェクトは核廃棄物の無害化テクノロジーだと答えている点です。以下にその部分を引用します(赤字は引用者による)。


A first Project is to develop in the coming months a first disruptive technology, a Nuclear Waste Remediation technology, that is to say a transmutation technology and the stake is to develop a scalable solution.  We are also looking for funding to implement our PhD program project at full scale as part of this project.
このプロジェクトとは、もしかすると、ロシアのActinidesグループによる微生物核変換のことを指していたのでは・・・と想像もするのですが、発表がLENR Citiesの拠点であったスイスで行われた、という事しか分かっている関連性はありません。

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2016年9月4日日曜日

MFMPとBob Higginsさんによる安価な中性子線測定器の試み(2)

以前、MFMPとBob Higgins氏が安価な中性子線測定器を作成しているとお伝えしましたが、いよいよ第1版が完成したようです。

MFMPが以下の記事で伝えています。既に数個の基盤ができていて、MFMPが実際に使ってみるようです。結果が出るのが楽しみですね。


Bog Higgins氏が書いた仕様書が以下に登録されています。中身は難解でよく分かりませんが、たいへんな力作である事は分かります。
http://goo.gl/wuLWH8

以上

核種変換反応膜の再生方法に関する三菱重工の特許

岩村康弘博士が考案したナノ多層膜重水素透過法による元素変換を三菱重工も継続して研究・実用化していくという論文を出している件を以前にお伝えしました

さて、その三菱重工から出願されている元素変換方式を改善するための特許が公開されています。名称は以下の通りです。
核種変換反応膜の再生方法及び核種変換システム (JP 2016-138807 A 2016.8.4)

要約は以下のようになっています。



(54) 【発明の名称】核種変換反応膜の再生方法及び核種変換システム 
(57) 【要約】 
【課題】核種変換反応後の核種変換反応膜の再生が可能な核種変換反応膜の再生方法及び核種変換システムを提供すること。 
【解決手段】核種変換反応膜の再生方法は、水素吸蔵金属及び水素吸蔵合金の少なくとも1種の金属を含む基材と、基材上に設けられ、金属に対して相対的に仕事関数が低い低仕事関数物質を含む第1層と金属を含む第2層とが交互に積層された中間層と、中間層上に設けられ、金属を含む表面層と、を備えた核種変換反応膜の再生方法であって、核種変換反応膜を酸溶液で処理して基材上に設けられた中間層及び表面層の全てを溶解除去して核種変換反応後の被変換物質を回収する酸洗浄工程ST11と、中間層及び表面層が溶解除去された基材を純水によって洗浄する純水洗浄工程ST12と、純水によって洗浄された基材上に、中間層及び表面層を積層して核種変換反応膜を再生する積層工程ST13とを含む。
【選択図】図1
どうやら、反応膜に生じた元素を取り出す際に、反応膜全部を壊してしまうのではなく、中間層と表面層だけを溶かして取り出し、その後に再度中間層と表面層を作るという方式のようです。

以上

常温核融合~イタリアでの研究の歴史

これは2009年に発行されたものですが、イタリアでの常温核融合研究の歴史をまとめた資料です。「COLD FUSION~The History of Research in Italy」という題名です。


これもJed Rothwell氏の投稿で知りました。ありがとうございました。


以上

SPAWARの常温核融合論文集が公開される

米国の海軍研究所(SPAWAR)で行われていた常温核融合の研究成果をまとめた論文集が公開されました。全体で約100ページの文書となっています。題名は「Investigation of Nano Nuclear Reactions in Condensed Matter, Final Report」です。


メーリングリストVortex-lでJed Rothwell氏からの投稿で知りました。


最後のページを見ると、2016年6月7日に公開されたことが分かります。


以上