Twitterで知り合った方から勧められて、Facebookを始めてみました。
まださっぱり使い方が分かりませんが、ブログよりも議論がしやすいかもしれません。まずは「常温核融合グループ」を立ち上げて貰い、ボチボチ書きこんでいくつもりです。
http://www.facebook.com/groups/209258969132018/
ちょっと探したら、Twitterの投稿を自動的にFacebookに反映するアプリも公開されていました。色々便利になってますね・・・
以上
2011年8月31日水曜日
2011年8月21日日曜日
ロッシ氏がデフカリオン社との契約を破棄~奇妙な関係悪化
6月23日に記者会見を行い、E-Cat技術を使った1MWプラントのデモを10月に予定していたデフカリオン社がロッシ氏から契約の破棄を通告されました。
但し、ロッシ氏は、E-Catの商品化は予定通り進め、最初の1MWプラントのデモはギリシヤではなく米国で行うと明言しています。
この不思議な契約破棄については、PESNやEcatNewsに詳細に報告&議論されています。
これは実に不思議な出来事です。理由は以下の通りです。
但し、ロッシ氏は、E-Catの商品化は予定通り進め、最初の1MWプラントのデモはギリシヤではなく米国で行うと明言しています。
この不思議な契約破棄については、PESNやEcatNewsに詳細に報告&議論されています。
これは実に不思議な出来事です。理由は以下の通りです。
- ロッシ氏側から契約を破棄したが、その理由は「ファイナンシャル」のみとロッシ氏は断言している。 双方共に、技術や相手の態度を批判していない。しかし、まだ販売が始まってもいない段階で、お金の問題で契約破棄まで行くものだろうか?
- デフカリオン社は、ロッシ氏のE-Catを商品化(商品名:Hyperion)するために設立された会社であり、契約破棄は会社の死を意味する筈である。しかし、デフカリオン社側は今後もビジネスは継続すると表明している。
(ロッシ氏は、E-Catの核心の技術はデフカリオン社に提供していないと主張しており、その主張を信じるなら、この契約破棄により、Hyperionの製造&商品化はできなくなる)
ネットでは色々な憶測が飛び交っているのですが、その中で私が最もありそうな話だと思っているのは「デフカリオン社はE-Catの中核技術の提供を受けることなく、Hyperionを製造できるようになっている」という仮説です。そのため、デフカリオン社はロッシ氏側へのロイヤリティの支払いの減額要求を出したのではないか、ロッシ氏は起こる筈がないと思っていた事が起こってしまったので動転して契約破棄に走ったのではないか・・・と想像するのですが、さてどうでしょうか?
この想像があたっているなら、このドタバタはE-Cat商用化に向けての不安材料である一方、E-Catの技術が急速に拡散していく良い可能性をも示している事になります。
いずれにしても期待しつつ見守りましょう。
以上
この想像があたっているなら、このドタバタはE-Cat商用化に向けての不安材料である一方、E-Catの技術が急速に拡散していく良い可能性をも示している事になります。
いずれにしても期待しつつ見守りましょう。
2011年8月8日月曜日
田崎和江博士の微生物による放射性セシウム除染実験を応援します
8月3日の福島民報Webサイトに、「バクテリアの除染に効果 飯舘の水田、線量が大幅低下」という記事が掲載されました。残念ながら、今は削除されてしまったようなので、Googleキャッシュから引用します。
この記事の中で重大なのは、以下の記述です: 「水田では無害のバリウムが確認されており、田崎名誉教授はバクテリアの代謝によって放射性セシウムがバリウムに変わったとみている。金沢大低レベル放射能実験施設で水田の土1キロ当たり447ミリグラムのバリウムを検出した。バリウムは通常、土壌からは検出されないという。」
今までの常識で考えると、バクテリア等の微生物が活動しても、元素の核種が変換される事はありません。例えば、酸素と炭素が化合して二酸化炭素になったりはしますが、酸素自体や炭素自体の核種が変わるという現象は起こる筈がないのです。
しかし、実は、微生物によって放射性のセシウムが安定性のバリウムの変化するという報告は、これが初めてではありません。凝集系核科学の国際学会(ICCF)でも度々発表しているロシアのVladimir I. Vysotskii博士(以降、ヴィソツキー博士と呼びます)が、これと良く似た実験結果を論文として発表されているのです。
以下は、JCMNS Vol.4 (JOURNAL OF CONDENSED MATTER NUCLEAR SCIENCE VOLUME 4, February 2011)に載ったヴィソツキー博士の論文からの引用です。
(論文の題名は、「Low-energy Nuclear Reactions and Transmutation of Stable and Radioactive Isotopes in Growing Biological Systems」です)
この図は、ヴィソツキー博士がMCT(microbial catalyst-transmutator)と呼ぶ微生物の集合体をセシウム137に混ぜ、セシウム137からの放射線の強さの変化を測定したものです(だと思います)。一番上にある線が、MCTを混ぜておらず、通常通り約30年の半減期で弱まっていくケースを示しています。驚いた事に、MCTを混ぜたケースでは、その他の添加物(NaClやCaCO3)に応じて違いがあるものの、30年よりずっと早いペースで放射線が弱まっているのです。
最大の効果が得られたケースでは、半減期は約310日と観測されており、通常より35倍も早いペースで放射線が弱まっています。
そして原因の推論として、セシウム137がバリウム138に変換されたのではないかと述べられています(バリウム138をどのように検出したかの詳述は無いようなので、この推論には飛躍があると思いますが、別途測定をされているのかもしれません)。
しかし、今回、田崎和江博士の実験が、非常によく似た成果を主張されているのを見て、この実験や研究は追究する価値のあるものだと思いました。
もちろん、従来の常識からは考えられない現象である事は承知しています。でも、着々と実験事実が積み重ねられ、実用化一歩手前まで来ている常温核融合現象だって従来の常識にはありませんでした。この実験の持つ重大な意味、つまり、放射性セシウムで汚染された国土の除染を大きく加速できる可能性を考えれば、国家や東電の予算を使ってでも、この実験を全力で支援すべきだと考えます。
何かの間違いなら間違いで良いではありませんか。不思議を解明するのが科学です。それが重大な価値を持つならなおさらです。是非、実験を進めるよう声をあげて行きましょう。
補足: ヴィソツキー博士の論文一覧は、(完全ではないと思いますが)LENR-CANR.org の論文ライブラリにあります。これを見ると、少なくとも1996年頃から微生物による核変換を研究されてきている事が分かります。
以上
この記事の中で重大なのは、以下の記述です: 「水田では無害のバリウムが確認されており、田崎名誉教授はバクテリアの代謝によって放射性セシウムがバリウムに変わったとみている。金沢大低レベル放射能実験施設で水田の土1キロ当たり447ミリグラムのバリウムを検出した。バリウムは通常、土壌からは検出されないという。」
今までの常識で考えると、バクテリア等の微生物が活動しても、元素の核種が変換される事はありません。例えば、酸素と炭素が化合して二酸化炭素になったりはしますが、酸素自体や炭素自体の核種が変わるという現象は起こる筈がないのです。
しかし、実は、微生物によって放射性のセシウムが安定性のバリウムの変化するという報告は、これが初めてではありません。凝集系核科学の国際学会(ICCF)でも度々発表しているロシアのVladimir I. Vysotskii博士(以降、ヴィソツキー博士と呼びます)が、これと良く似た実験結果を論文として発表されているのです。
以下は、JCMNS Vol.4 (JOURNAL OF CONDENSED MATTER NUCLEAR SCIENCE VOLUME 4, February 2011)に載ったヴィソツキー博士の論文からの引用です。
(論文の題名は、「Low-energy Nuclear Reactions and Transmutation of Stable and Radioactive Isotopes in Growing Biological Systems」です)
この図は、ヴィソツキー博士がMCT(microbial catalyst-transmutator)と呼ぶ微生物の集合体をセシウム137に混ぜ、セシウム137からの放射線の強さの変化を測定したものです(だと思います)。一番上にある線が、MCTを混ぜておらず、通常通り約30年の半減期で弱まっていくケースを示しています。驚いた事に、MCTを混ぜたケースでは、その他の添加物(NaClやCaCO3)に応じて違いがあるものの、30年よりずっと早いペースで放射線が弱まっているのです。
最大の効果が得られたケースでは、半減期は約310日と観測されており、通常より35倍も早いペースで放射線が弱まっています。
そして原因の推論として、セシウム137がバリウム138に変換されたのではないかと述べられています(バリウム138をどのように検出したかの詳述は無いようなので、この推論には飛躍があると思いますが、別途測定をされているのかもしれません)。
A possible reaction of radioactive Cs137 isotope utilization isヴィソツキー博士は、異端とされる常温核融合研究の中でも更に異端の位置にある生体内核変換を追究されています。残念ながら、他の研究者による追試が出ていないので、どの程度信じられるものなのか判断がつかず、今まで真剣に調べては来ませんでした。
Cs137 + p1 = Ba138 + 5.5 MeV.
The result of this reaction is the creation of a stable Ba138 isotope.
しかし、今回、田崎和江博士の実験が、非常によく似た成果を主張されているのを見て、この実験や研究は追究する価値のあるものだと思いました。
もちろん、従来の常識からは考えられない現象である事は承知しています。でも、着々と実験事実が積み重ねられ、実用化一歩手前まで来ている常温核融合現象だって従来の常識にはありませんでした。この実験の持つ重大な意味、つまり、放射性セシウムで汚染された国土の除染を大きく加速できる可能性を考えれば、国家や東電の予算を使ってでも、この実験を全力で支援すべきだと考えます。
何かの間違いなら間違いで良いではありませんか。不思議を解明するのが科学です。それが重大な価値を持つならなおさらです。是非、実験を進めるよう声をあげて行きましょう。
補足: ヴィソツキー博士の論文一覧は、(完全ではないと思いますが)LENR-CANR.org の論文ライブラリにあります。これを見ると、少なくとも1996年頃から微生物による核変換を研究されてきている事が分かります。
以上
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