Status of CMNS/CF/LENR Research at Kobe-Technova
The Kobe-Technova team has worked to elucidate the underlying physics of anomalous heat evolution effects in deuterium (D) and protium (H) gas-loaded nano-metal-compound systems. Basic tools are the twin D(H) gas-loading equipment and the supporting theoretical modeling by the TSC multibody fusion theory. Using various Pd-based and Ni-based nanofabricated samples, the team has reproducibly observed anomalous heat effects with isotopic differences using time-dependent (dynamic) data of thermal-power evolutions, D(H)/metal-atom loading ratios, and their temperature dependence (for Ni-based cases).
その時に撮影されたビデオが以下です。Hagelstein博士の研究室に置いてある常温核融合装置NANORの様子が写っています。卓上のタッパーの中に収められていて、中は見えませんが、1月以来動作を続けているそうです。そして、最後の方、6:45くらいから、Barry Simon氏がこのビデオのために作曲したと思われる「Cold Fusion in a Tupperware Box」の演奏が流れます。とても良い感じです。【新しい動画に更新しました。2014-02-22】
Cold Fusion device at M.I.T.
Barry Simon氏はビデオの中で以下のように語っています(E-Cat Worldに載っていたテキストをそのまま引用させていただきます)。おセンチかもしれませんが、この気持はとても良く分かります。現在の原子力による汚染問題も、原因は「化石燃料資源は枯渇が見えており、代替エネルギーを探さなければならない」ところにあります。常温核融合は、この根本課題を解決できるテクノロジーになるでしょう。
“I’m going to get off my computer chair and try to do something about this . . . There are cold fusion machines surfacing all over the world . . . It’s not a matter of if it’s going to happen, it’s a matter of when it’s going to happen . . . To all you politicians out there, ninety some percent of us want this to happen, we don’t want an oil-base economy . . . to all you reporters out there, why aren’t you covering this? Educate yourself because something is happening every week now . . . cold fusion has already given me something, I don’t have to wait any longer — cold fusion has given me hope.”
論文はPhysical Review C誌に掲載されています。 http://prc.aps.org/abstract/PRC/v85/i5/e054620
Phys. Rev. C 85, 054620 (2012) [20 pages]
Acceleration of the d+d reaction in metal lithium acoustic cavitation with deuteron bombardment from 30 to 70 keV
東北大学電子光理学研究センター・凝縮系核科学グループは、超音波を作用させた液体金属 Li に重陽子ビームを照射することにより、DD 核融合反応が大きく促進されることを見出しました。反応率増大の要因は、「超音波キャビテーション(注 1)により、液体金属 Li 中に 700 万度にも及ぶ高温度の重陽子プラズマが生成されたことにある」と判明しました。この発見は、超音波キャビテーションによる高温プラズマ生成の直接的証拠を示したもので、卓上サイズ実験によるプラズマ核融合研究の可能性を開くものです。
凝縮系中での核融合反応を大幅に増大させる物理的環境を探索している東北大学電子光理学研究センター・凝縮系核科学グループは、今回、超音波を作用させた液体金属 Li に、低エネルギー重陽子ビームを照射することにより、DD 核融合反応(注 3)が大きく促進されることを見出しました。
実験では、液体 Li 標的に 30~70 keV の重陽子ビームを照射しました。同時に、液体 Li への超音波照射の ON(照射)/OFF(非照射)を繰り返しながら、ビーム照射中に生じる D(d,p)T 反応(注 4)からの陽子(p)の収量とエネルギースペクトルを測定しました。その結果、超音波 ON 時にのみ、陽子収量(反応率)が著しく増加する(図1)、及び、陽子のピークの裾が高エネルギー側に広がる (図2)という顕著な現象が観測されました。収量とピーク形状に関して運動学的な解析が行われ、標的重陽子は、超音波 ON 時に液体 Li 中に生じる超音波キャビテーションにより約 700 万度 K の高温プラズマ状態にあることが判明しました。この実験では、「バブル核融合」(注 5)の証拠は見出せなかったものの、高温プラズマ標的による核反応の大幅促進効果を明白に示しました。
これまで、液体中で超音波キャビテーションにより生成される高温状態の温度は、数千度~数万度の領域ではソノルミネッセンス(注 6)の観測等により直接測定されています。今回の結果は、液体金属 Li 中での超音波キャビテーションにより 100 万度 K を超える高温プラズマ生成の直接的証拠を示したもので、卓上サイズ小型実験装置によるプラズマ核融合研究の可能性を開くものです。