NIWeekとはNI社が年1回行なっているグラフィックシステムデザインのカンファレンス兼展示会で、今年のNIWeek 2012は8月6日〜9日にテキサス州オースチンで行われるとのこと。
このカンファレンスでは多くの講演が予定されているのですが、その中に、高橋亮人博士の講演がエントリされています。高橋博士はテクノバ社に所属され、最近では、神戸大学の北村晃博士等と共に、ナノ金属への水素/重水素のガスローディング方式を探求されており、常温核融合を説明するTSC理論を提唱されています。また、常温核融合研究の最新動向をまとめた「常温核融合フロンティア2011」の著者でもあります。
Status of CMNS/CF/LENR Research at Kobe-Technova
The Kobe-Technova team has worked to elucidate the underlying physics of anomalous heat evolution effects in deuterium (D) and protium (H) gas-loaded nano-metal-compound systems. Basic tools are the twin D(H) gas-loading equipment and the supporting theoretical modeling by the TSC multibody fusion theory. Using various Pd-based and Ni-based nanofabricated samples, the team has reproducibly observed anomalous heat effects with isotopic differences using time-dependent (dynamic) data of thermal-power evolutions, D(H)/metal-atom loading ratios, and their temperature dependence (for Ni-based cases).
一方のNI社は、「E-Cat登場一周年」で紹介したように、ロッシ氏が研究協力により大いに好影響を受けたと言っている相手です。その頃から常温核融合に対しては肯定的だったと思われるのですが、今回は堂々と自社のカンファレンスの一コマに常温核融合の講演を持ってくるという快挙を見せてくれました。静かに認知が広がっている証左だと思います。
以上
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