日本の常温核融合関係者にとって、今年一番の話題は国際常温核融合会議 第20回大会(ICCF20)が10月に仙台で開催されることでしょう。
ICCF20の開催を決定する会議では、日本、中国、インド、ロシアのアジア4カ国の間での調整となったと伝えられています。また、過去の開催地を見てみると、だいたい、米国⇒欧州⇒アジアでローテーションしている事が分かります。毎年開催されたとしてもアジアに来るのは3年周期で、それを4カ国の間で持ちまわったとすると、日本に来るのは12年周期ということになります。ICCF20は常温核融合研究の現状を知るための貴重な機会だと言えるでしょう。
さて、今回、中国も強く開催を望んだとのことで、仙台での開催に先立つ9月29日~30日に厦門大学でICCF20のサテライト開催が計画されています。
中国側の責任者は厦門大学の田中群教授です。厦門大学にある紹介ページを見ると、1990年から半年ほど米国のユタ大学で常温核融合の研究に従事されていた事が分かります。エネルギー需要の旺盛な中国で常温核融合研究が進むのは世界にとって意義深いと思います。ICCF20を契機として常温核融合への認知が広がると良いですね。
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