今回も常温核融合研究と関係がありそうですが、別分野の記事を取り上げます。
2008年と少し古い報告なのですが、これも驚きの現象です。テープを真空中でピリピリと剥がしていくだけで、X線が発生しているというものです。ビデオの中では、テープから出るX線で指のレントゲン写真を撮っているシーンまで出てきます。
ビデオ全編は以下にあります。テープ巻取り装置を真空にして、巻取り(による剥離)を始めるとガイガーカウンターが激しく音を出しています。ビックリしますね。
この実験のキーワードである、Stick Slip(スティックスリップ:滑り摩擦)やTriboluminescence(トライボルミネッセンス:力学的作用が引き起こす発光現象)で検索すると色々な記事が出てきます。中でも、日本語版ワイヤードに載った記事は以下のような魅力的な写真を掲載しています。
また、日本語で簡潔にこの実験の結果を書いた記事もありました。この実験では真空環境にしているのが一つのポイントだったようです。
日本でも実験結果を報告してくれている人がいます。以下のPDF資料には、ガムテープやら飴を使った実験が出てきます。放射線は測っていませんが、光は観測できています。こんなに身近にある現象だとは知りませんでした。
以上
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