2014年10月13日月曜日

E-Catの革命的な性能を示すラゴンプロット

Alan Fletcher氏は公開のWebやメーリングリスト上でE-Catの実験データの妥当性の検証にずっと注力されていて、その成果は http://lenr.qumbu.com/ にまとまっています。
今回のE-Catの第三者検証レポート第二弾の公表を受けて、E-Catのエネルギー源としての性能を「ラゴンプロット」と呼ばれる図の上に表してくれました。


上の図の緑と赤の印がE-Catの性能です。今回の検証ではE-Catの総重量は452gで燃料を1g消費したので、それぞれの条件で緑と赤の印が付けられています(重量当たりのエネルギー密度と出力密度を表したものなので、どちらの重量を採るかで位置が変わります)。

左の下の隅にごちゃごちゃと固まっているのが、従来の化学反応を使ったエネルギー源です。右上に行くほど、優れた性能を持ったエネルギー源という事になるので、燃料消費だけを見た緑の点をE-Catの実力だと思うと、E-Catがエネルギー源として如何に優れているか理解できます。核反応は化学反応に比べて6桁くらい高いエネルギーを放出するので、当たり前と言えば当たり前なのですが、それが500グラム足らずの小型の装置で安全に実現できてしまうのは驚異です。これこそ、常温核融合が破壊的テクノロジーと言われる所以です。

ちなみに、ラゴンプロットは電池の性能を表すのにも用いられます。例えば、以下のように用いられていて、やはり右上の方に進化させるのが技術の課題になっているのです。



以上

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