少し古い話題です。4月14日にMFMPのFacebook投稿で、常温核融合実験「GlowStick 5.3」の中で熱中性子を観測したというものがありました。下の試験管のようなものの中に生じた泡で検出を判断するようです。
私が常温核融合を学び始めた頃は、常温核融合反応では中性子線は出ないのだと誤解していました。その後、水野忠彦博士に論文を送っていただいたりして、実は、これまでの実験の中には中性子を含む放射線を観測したものがあると知りました。
ただ、どの実験でも出る訳ではないらしく、素人っぽい感覚だと、"穏やかな"反応の実験では殆ど観測されていないように思います。エネルギー源としての実用という観点では中性子線が出ない方が良いので、中性子の発生には要注意です。ベータ線やガンマ線であれば遮蔽で対処できますが、中性子線となると遮蔽が難しく、当たった物質を放射化するので厄介です。
実用の観点では、如何に中性子線の発生を抑止するかが重要になってくるでしょう。
以上
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