2015年8月2日日曜日

NEDOの新技術先導プログラムに常温核融合技術も応募可能

国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、平成27年度「エネルギー・環境新技術先導プログラム」に係る公募を開始しました。この公募対象に常温核融合技術も含まれると考えられるので紹介します。


公募の詳細を記した資料は以下にあります。
http://www.nedo.go.jp/content/100754489.pdf

資料冒頭の事業目的の説明を引用しておきます。

引用開始
「エネルギー・環境新技術先導プログラム」に係る公募について
(平成27年7月29日)
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、平成27年度「エネルギー・環境新技術先導プログラム」の委託先の公募を行います。このプログラムへの応募を希望される方は、本公募要領に従い御応募ください。
1. 事業概要
1-1.事業目的
我が国が、2050年に温室効果ガス半減などの野心的な目標を達成し、エネルギー・環境分野の中長期的な課題を解決していくためには、既存技術の延長では不十分であり、従来の発想によらない革新的な技術の開発や新しいシステムの構築が必要となっています。他方、近年、研究開発には短期間での成果が求められる傾向が強く、長期間の研究を要する技術シーズに取り組むことはリスクが高いとして敬遠される傾向にあり、このような状況を放置した場合、将来の我が国を支えるべき新たな技術が枯渇していくことが懸念されます。
本事業は、我が国がエネルギー・環境分野の中長期的な課題を解決していくために必要となる技術シーズ、特に既存技術の延長とは異なる、飛躍的なエネルギー効率の向上や低炭素社会の実現に資する有望な技術の原石を発掘し、将来の国家プロジェクトに繋げていくことを目的としています。
引用終了

この資料のP15に「公募の対象となる研究開発課題一覧表」が掲載されています。

上記一覧の「D. 画期的なエネルギー貯蔵技術の研究開発」の中に、
「D4 新規のエネルギー源となる金属-水素間の熱反応の現象解析及び制御技術」
が含まれています。「金属-水素間の熱反応」とは、いわゆる常温核融合による過剰熱反応のことだと思ってまず間違いないでしょう。

ようやく常温核融合が無視できない新技術候補として認知されてきたのでしょうか? どういう候補が集まるか楽しみになってきましたね。

以上






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