日経エレクトロニクス誌の2015年11月号に常温核融合の記事が掲載されています。2ページの記事ですが、有償なので部分的な引用しかできません。簡単に内容を紹介します。
前半では、これまでの常温核融合研究の歴史を簡単に振り返り、「地道な研究によって熱発生や核種変換の再現性が飛躍的に向上するとともに、実用化を念頭にした低コスト実現の可能性も出てきたからだ」と締めています。
後半では、三菱重工の「新元素変換」実験を簡単に紹介し、東北大学に初の常温核融合研究部門が設置されたと述べています。クリーンプラネット社の吉野英樹社長が資金を支援し、東北大学が施設と人材を提供する形で立ち上がった経緯があるとのこと。三菱重工で新元素変換を主導してきた岩村康弘博士、水素技術応用開発社の水野忠彦博士、そして、東北大学で低エネルギービームによる凝縮系核反応率を研究してこられた笠木治郎太博士が結集したことを伝えています。
日本のメジャーなメディアが常温核融合を記事にし始めたことを素直に喜びたいと思います。日経エレクトロニクス誌には、日本だけでなく世界の常温核融合研究の動向を伝えて欲しいですね。
以上
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