さて、記事の中に以下のように記載があるのは、MITで開催された常温核融合コロキウム2014の事でしょう。
「様々な手法で重水素の濃度を高めることで、新しい元素の収量がナノグラムからマイクログラムへ3桁増えた。測定精度も上がり、1平方センチメートル当たり最大数マイクログラムの元素変換を確認したとしている」と書かれています。近年、実験手法が改善されて効率が上がってきたようです。発表原稿には以下のような進化の図が示されています。
今回は、以下の2つの処理法を新たに追加されたようで、特に後者で顕著な効率の改善が見られたようです。
また、昨年、豊田中研の日置博士が追試論文を発表された事にも言及するページがありました。海外のウォッチャーから見ると、「三菱」と「トヨタ」という大企業が常温核融合に取り組んでいるのは、タイヘンな脅威に映るようです。
しかし、記事の最後に以下のように指摘されているように、企業として大きな投資をしてきた訳ではなく、岩村博士の情熱によって辛うじて研究を継続してきたのが実情ではないかと思います。尤も、継続して来ただけでも偉大な業績ではあるのですが。
以上
3月下旬、米ボストンのマサチューセッツ工科大学の講義室。世界から集まった100人以上の研究者を前に、三菱重工・先進技術研究センターの岩村康弘インテリジェンスグループ長は「元素変換はマイクロ(100万分の1)グラム単位で確認できた」と報告した。多数の質問を受け、同社の実験を説明する理論の提案も数多く発表されたという。この時の岩村博士の講演動画は以下で見られます(Cold Fusion Now!に感謝)。
「様々な手法で重水素の濃度を高めることで、新しい元素の収量がナノグラムからマイクログラムへ3桁増えた。測定精度も上がり、1平方センチメートル当たり最大数マイクログラムの元素変換を確認したとしている」と書かれています。近年、実験手法が改善されて効率が上がってきたようです。発表原稿には以下のような進化の図が示されています。
今回は、以下の2つの処理法を新たに追加されたようで、特に後者で顕著な効率の改善が見られたようです。
また、昨年、豊田中研の日置博士が追試論文を発表された事にも言及するページがありました。海外のウォッチャーから見ると、「三菱」と「トヨタ」という大企業が常温核融合に取り組んでいるのは、タイヘンな脅威に映るようです。
しかし、記事の最後に以下のように指摘されているように、企業として大きな投資をしてきた訳ではなく、岩村博士の情熱によって辛うじて研究を継続してきたのが実情ではないかと思います。尤も、継続して来ただけでも偉大な業績ではあるのですが。
3年前の東日本大震災。放射性物質を拡散する東京電力福島第1原子力発電所の光景を前に、ある三菱重工業関係者は「元素変換をもっと大規模に研究していれば」と叫んだ。三菱重工は約20年、元素変換を研究してきたとはいえ、予算も人員も「細々と何とか続けてきた」というのが実情だ。世界で常温核融合が注目を集めるようになった現在、この記事にあるように放射性廃棄物の無害化に向かって研究を加速していただきたいと願っています。
以上
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