- ニッケルのナノパウダーと水素を使った過剰熱生成を主張しており、かつ、「リュードベリ状態」というデフカリオン社が指摘している原子の状態が説明の中に登場することから、真実味があった。(一般に、特許が登録されても、そこに記述された方式が実現可能かどうかは分からないのだが、中身がそれらしく書いてある)
- 常温核融合ウォッチャーの誰もが聞いた事のない企業であり、フィンランドで研究が行われているという情報もなかった。(ダークホース出現か?)
- 論文ではなく、いきなり特許という形で出てきた。(ビジネス化が近いのであろうか・・という期待を持たせる)
Etiam社のホームページには残念ながら情報が殆ど載っていませんが、「Etiam Inc. develops and manufactures innovative products for energy production utilizing alternative energy sources. Our goal is to offer state-of-the-art equipment to study the energy potential of hydrogen gas.」とあるのを見ると、常温核融合を使ったエネルギー発生製品を開発・製造しようとしていると思われます。
特許の内容についてはほとんど何も見ていないのですが、静かに常温核融合技術が注目されつつある事を示すニュースだと思います。今後の展開に期待しましょう。
【参考リンク】
- Cold Fusion Now!に載った特許の概要
http://coldfusionnow.org/synopsis-of-recent-finnish-patent/ - Google特許検索に載っている特許情報
http://www.google.com/patents/WO2013076378A2?cl=en - 欧州特許の検索情報
http://worldwide.espacenet.com/publicationDetails/description?CC=WO&NR=2013076378A2&KC=A2&FT=D&ND=3&date=20130530&DB=EPODOC&locale=en_EP
以上
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