「常温核融合は本当だった! その14」に出ていました。中部電力・熊澤孝夫氏らが原子力学会(9/15~9/17)で水トリー発生に伴なう放射線の計測に関する研究報告をされたそうです。
その論文も紹介されており、熊澤氏によると今回の発表のポイントは「①脈動的な日変化を観測、②課電中の放射線も課電終了後の残留放射線も同じ発生源」という事のようです。
H08 水トリー発生に伴う放射線の計測
H09 水トリー発生に伴う放射線の計測
この「脈動的な日変化」は、1日周期で反応が強まったり弱まったりしているように見える現象の事を指しています。別の常温核融合現象でも同じような1日周期の脈動が起こっている事を、水野忠彦博士とNagel博士が「Diurnal Variations in LENR Experiments」という題名でICCF-15で発表されています。
本件については、vortex-lのメーリングリストで、Jed Rothwell氏が話題にしていました。ICCF-15のAbstracts(PDF9.6MB)のP.97に載っている水野博士の報告を見ると、日本と米国の2箇所で行った異なる常温核融合実験で同じ24時間周期の反応が見られたとあります。これが確実だとすると、常温核融合現象は何かしら自然界の影響を受けている事になります。面白いですね。
ちなみに原子力学会のページは以下にあります。
以上
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