2013年12月1日日曜日

スウェーデンのELFORSK社がLENRに関するレポートを公開

エネルギー関連のリサーチを行なっているスウェーデンのELFORSK社がLENR(常温核融合)に関するレポート(PDFで59ページ)を公開しました。

ELFORSK社は、通称Hot Cat、正式名E-Cat HTの第三者検証のスポンサーだった事で一躍有名になりました。その後も広報誌でLENR/E-Catの話題を取り上げており、LENRの動向を重要視していると思われます。

まずは、これまでの経緯を示す記事を紹介します。

ELFORSK社がE-Cat研究予算を確保していた件
スウェーデンのR&D会社ELFORSKがE-Cat研究予算を確保

2013年4月29日月曜日

第三者検証論文のプレプリント
Indication of anomalous heat energy production in a reactor device
(Submitted on 16 May 2013 (v1), last revised 7 Jun 2013 (this version, v3))

ELFORSK社が検証のスポンサーだったと認めるプレスリリースについて
‘Very Remarkable’ ― Swedish R&D Organization ELFORSK on E-Cat Report it Funded
May 23, 2013

ELFORSK社が自社の広報誌でLENR/E-Catを取り上げた件について
Elforsk Magazine Features LENR/E-Cat
October 23, 2013

さて、このレポートは公式にはスウェーデン語版しか出ていませんが、Pekka Janhunen氏やE-Cat Worldの読者やGoogle翻訳によって英訳が作られ、以下に公開されています(PDFとしてダウンロードもできます)。翻訳に努力してくれた方々に感謝します。
E-Cat Worldの紹介記事

英訳版レポート

今回のレポートについては、目の肥えた常温核融合ウォッチャーからは「新しい情報がない」とか「プロの仕事とは思えない」といった辛辣な批評も出ていますが、以下の点でとても注目すべきだと思います。
  • エネルギー関連のリサーチを行なっているELFORSK社の公式なレポートとして公開された。内容について、それなりの信頼性を保証していると見て良いだろう。
  • 著者の一人、Margaretha Engströmさんは、欧州で有数のエネルギー多国籍企業バッテンフォール社に所属している。バッテンフォール社もLENRに重大な関心を持っていると見て良いだろう。
  • これまで、LENRに関する現状説明としては、科学者による「研究の状況」を記したものが主流であった(研究状況の記載の「質」においては、まさしくプロの仕事というもの)。しかし、今回のレポートは、商用化、様々な応用、実用化に向けての課題、特許など、研究以外の全体的な状況を包括的に述べている。ビジネス面まで含めて「包括的」なのが大きな特徴である。

最後に目次(英訳版)を引用します。中身は何も読めてませんが、日本人研究者のお名前も何度も登場します。日本には立派な研究者が何人もおられるのに、産業化で遅れを取っている(ように見える)のが残念です。

Contents
1 Introduction 
1.1 Is there a new kind of energy conversion 
1.2 How it all started 
1.3 A controversial research

2 State of knowledge of LENR
2.1 What is meant by LENR technology? 
2.2 Which are the explanatory models? 
2.2.1 Explanatory models on ball lightning and other plasmodia 
2.2.2 Some explanatory models around ultra cold neutrons
2.2.3 Other explanatory mechanisms around low-energy fusion
2.2.4 Rydberg and Bose-Einstein condition as elements in nuclear reactions  
2.2.5 Hidetsugu Ikegami hypothesis pycnonuclear fusion 
2.3 How much is spent on LENR developments? 
2.3.1 R & D efforts within the academic world and the authorities 
2.3.2 R & D in companies 
2.4 Ongoing research in the LENR field 
2.4.1 Credibility of practical experiments
2.5 EU research
2.6 Commercialization state 
2.7 Applications of interest

3 Validated energy plants
3.1 Validated plasma equipment
3.2 "Validated" nickel-hydrogen LENR plants
3.2.1 E-Cat Leonardo Corporation 
3.2.2 Hyperion Defkalion Green Technologies
3.2.3 BEC Brillouin Boiler TM Brillouin Corp. 
3.2.4 CIHT cell - BlackLight Power 
3.2.5 NANOR TM Jet Energy

4 Possible applications of LENR technology
4.1 Generation of electricity and heat
4.2 Vehicle applications 
4.3 Aerospace and Space applications
4.4 Transmutation of radioactive waste
4.5 Consumer products

5 Questions for the power industry
5.1 Market scenarios 
5.2 Environmental and safety issues 
5.2.1 Unknown negative characteristics
5.2.2 Security 

6 Conclusions
6.1 Where does the research on LENR technology today?
6.2 Where is the explanation / why?
6.3 Where are the biggest challenges?

7 References
7.1 Articles, reports and protocols 
7.2 Websites

8 Attachments
8.1 Patents
8.1.1 U.S. 
8.1.2 Asia 
8.1.3 Europe 

以上

2013年11月23日土曜日

メモ:LENR CarsのNicolas Chauvin社長が出願した特許



矢野研のYano E plusレポートに常温核融合が取り上げられました

小島英夫博士の常温核融合研究所の発行するCFRL NewsのNo.82 (2013-11-20)が発行されました。日本語版はここ 、英語版はここにあります。この記事の中で、市場調査とマーケティングで有名な矢野経済研究所の発行するレポートのYano E plus 2013年11月号(No.068)(有料)に、常温核融合の動向が取り上げられた事を知りました。

企業向けのレポートで1冊1万円以上するので、公開されている目次しか見ていませんが、小島英夫博士はCFRL News No.82で「 一般読者、特にこの雑誌場合は経済界読者に現状を紹介する適切な記事になっています」と述べておられます。

いわゆる学会主流派が常温核融合研究の進展を全く評価しようとしない中で、経済界向けのレポートに動向が取り上げられるとは実に面白い状況です。経済界に身を置く方々は、そろそろ常温核融合のもたらす大きな変革に目を向けた方が良いと思います。

以下、Yano E plusの目次から引用します。

http://www.yano.co.jp/eplus/yearly.php?year=2013
Yano E plus 2013年11月号(No.068)
環境・エネルギー関連》
●常温核融合技術動向 (45~61ページ)
  ~固体中核変換が起きているという証拠は固まりつつある!メカニズムはまだよく分かっていないが今後の解明が待たれる~
  1.エネルギー問題の深刻化
  【図1.世界のエネルギー供給内訳の予測】
  2.核融合とは
  【図2.核融合反応の模式図】
  【図3.核融合反応炉の模式図】
  【図4.核融合反応を利用した発電システムの模式図】
  3.常温核融合とは
  4.常温核融合が注目されるようになった経緯
  5.常温核融合のメカニズムに関する考察
  5-1.正四面体凝縮理論
  【図5.正四面体凝縮理論の模式図】
  5-2.捕獲中性子触媒モデル
  5-3.ナットーモデル
  6.常温核融合の国内研究機関の取組動向
  6-1.岩手大学
  6-2.大阪大学
  6-3.常温核融合研究所
  6-4.中部電力株式会社 エネルギー応用研究所
  6-5.株式会社テクノバ
  6-6.東京工業大学 原子炉工学研究
  6-7.東北大学 電子光理学研究センター
  6-8.株式会社豊田中央研究所
  6-9.日本電信電話株式会社 物性科学基礎研究所
  6-10.北海道大学工学部 エネルギー・マテリアル融合領域研究センター
  6-11.三菱重工業株式会社
  7.常温核融合の海外研究機関の取組動向
  7-1.カリフォルニア大学ロサンゼルス校(米国):University of California, Los Angeles
  7-2.国防総省国防高等研究計画局(米国)
  7-3.プリンガムヤング大学(米国):Brigham Young University
  【図6.プリンガムヤング大学が行なった常温核融合の実験装置】
  8.常温核融合の将来展望

以上

日本の常温核融合研究会の第14回年会(JCF-14)の参加申込み期限迫る

日本の常温核融合研究会(JCF)の第14回年会が12月に東工大で開催されます。
11月25日(月)が参加申し込みの締切ですので、参加を希望される方はご注意を。
開催案内から主要部分のみを引用します。詳しい事は原文を見てください。

JCFのニュースページはここ
JCF-14の開催案内はここ(PDF文書)

❏引用開始
1. 日時
平成25年12月7日(土)~8日(日)の2日間
2. 会場東京工業大学 南8号館―501室(5階)大輪講室
(懇親会場も同じ建物101室)
〒152-8552-S12 東京都目黒区大岡山2-12-1
アクセス: http://www.titech.ac.jp/other/access.html
キャンパス: http://www.titech.ac.jp/about/campus/o_map.html?id=03%2F
3. 講演形式
口頭発表(20-30分程度)会場にはビデオプロジェクターが備え付けられています。
4. 参加費
5 千円(懇親会は別に有料)。なお、JCF 年会費納入がお済みでなければ、この機会に是非とも納入をお願い致します。
※ 発表用アブストラクトの著者となっている学生が、JCF14に参加した場合、参加費は免除されます。
学生証を持参してください。
❏引用終了
以上

2013年11月21日木曜日

LENR Carsに投票しよう



2013年11月11日月曜日

常温核融合カレンダー2014年版にあった能登谷玲子博士の講演の写真




2013年11月5日火曜日

汚染水問題への技術提案募集に応募してきました



以上