2014年12月7日日曜日

11月に札幌で開催されたJCF-15のレポート

日本の常温核融合研究会の第15回年会(通称JCF-15)が去る11月1日~2日に札幌で開催されました。プログラムとアブストラクトは既に公開されています。今回の主催者は常温核融合研究者として著名な水野忠彦博士でしたが、共同主催者として、クリーンプラネット社の創設者である吉野英樹氏が名を連ねているのが、昨年までと大きく変わった点でしょう。この会議の様子がCold Fusion Now!にレポートされました。



ちなみに、吉野氏のプロフィールはクリーンプラネット社のホームページに載っています。


吉野氏によると、協調への機運が高まっていて、実証試験の可能性についてのヒントも色々と出てきているそうです。国内では常温核融合はいまだにニセ科学だと扱われる事が多くて残念なのですが、日本はグローバルに見て最も常温核融合研究が盛んな国の一つです。しかし、米国のインダストリアルヒート社が商用化に向けて大規模な投資に乗り出していたり、ビル・ゲイツ氏が常温核融合に投資するのではないかと見られている今日では、研究者の熱意にのみ頼っていたのでは取り残されてしまいます。日本でも早くこの科学技術への認知が進むことを願います。

クリーンプラネット社のギャラリーのページには、今回のJCF-15の写真が掲載されています。和気あいあいとしながらも、厳しい議論が戦わされた感じが伝わってくる写真だと思います。是非ご覧いただければと思います。


以上

0 件のコメント:

コメントを投稿