2011年5月23日月曜日

E-Catの米国での販売パートナーAmpenergo社設立

ロッシ氏の最初の1MWプラントを販売し、米国以外への商圏を担当するのはギリシャに設立されたデフカリオン社(Defkalion Green Technologies社)です。しかし、米国についてはロッシ氏が重要な契約に成功したと発言した以上の手がかりがありませんでした。それが明らかになりました。
米国にAmpenergo社という新しい会社が設立され、米国市場向けのE-Catの販売を手がけます。E-Cat Worldに、このAmpenergo社に関するまとめが載っています。省略して訳すと以下の通りです。
  • Ampenergo社はE-Catのライセンスと製品を売る。
  • Ampenergo社は契約に基づき(ロッシ氏の)Leonardo社に幾許かのお金を払った。
  • Ampenergo社は新たな投資者を探している。E-Catは単なる技術ではなく、産業を創出することになるからだ。
  • 最初の製品は今年の晩秋か来年の早期に提供されるだろう。これは1MWの熱・電力プラントになるだろう。
  • 当初はE-Cat製品はロッシ氏のLeonardo社で製造される。
  • Ampenergo社は当初は家庭用のヒータは販売しない。



このAmpenergo社との契約内容が明らかになったのは、またもNyTeknikのMats Lewan氏のインタビュー記事が最初ではないかと思います。E-CatのニュースについてはNyTeknikはスクープを連発しています。

インタビュー記事を見ると、Ampenergo社の設立者が米国エネルギー省(DOE)と長年にわたってビジネスをしてきた人物である事が分かります。以下のようにレポートされているので、もはやE-Catが米国政府の中で認知を得ていくのは間違いないように思えます。
  • Ampenergo社の創設者は4氏:Karl Norwood, Richard Noceti, Robert Gentile, Craig Cassarino
  • この中の2名は、コンサル会社のLTI(Leonardo Technologies Inc.)を創立しており、10年間にわたって米国の国防とエネルギー関連官庁と数億円の取引をしてきている。近年ではDOEと95億円の取引があった。
  • Robert Gentile氏は1990年代にDOEのAssistant Secretary of Energy for Fossil Energyであった。
  • この中の3名はロッシ氏を1996年から知っている。ロッシ氏はLTI社の共同創設者であり、1990年代に株を売った。


以上

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