2010年11月23日火曜日

2chの常温核融合関連のスレッドでの議論

最近、仕事の方が忙しくて、すっかりご無沙汰してしまいました。
2chに常温核融合関連のスレが立っていて、議論が行われていたようなので、記録のために引用させていただきます。文中、太字・赤字やリンクは引用者によります。



【本スレ】 常 温 核 融 合
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/sci/1287905350/


11 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/28(木) 20:55:06 ID:Tuw8AAn2
笑止千万のおバカな錬金術なのか?
数百年の物理化学の常識を覆す回天の科学なのか?

しかし「起こっている」が反論可能な形でともかくも詳細に報告されているのだから、
そのどちらなのかを決定することはそんなに難しいこととは思えないが。


なんだけどねぇ・・・

12 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/29(金) 13:59:56 ID:???
>>11
なぜか決定できないのが病的科学。(この時点では、まだ科学の範疇)
それを決定できるかのように騒ぐと疑似科学になる。(科学の範囲から逸脱)

13 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/30(土) 21:31:44 ID:???
スレタイの文字列に空白が入っているから検索できないのか。

14 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/30(土) 22:31:35 ID:alBORGgc
とゆうこととこのスレが過疎なのとは全く関係が無いな

15 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/30(土) 22:55:24 ID:???
まぁ、常温核融合に対する世間の無理解は酷いからなあ。

16 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/30(土) 22:56:20 ID:???
世間というより、科学ジャーナリズムの無理解かな。

17 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 00:29:44 ID:???
単純にCF厨の科学に対する無理解の一言で終わる。

18 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 12:10:19 ID:xog45/nA
>>17

例えば以下のような動きを科学ジャーナリズムは把握してるかな? 

米国化学会に常温核融合のセッションが復活してから既に3回目。
以下はその告知文。
http://lenr-canr.org/Collections/ACSMarch2010program.pdf

セッション開催時に記者会見が行われた。
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-03/acs-fm030810.php
'Cold fusion' moves closer to mainstream acceptance

論文は以下のサイトに集積されており、今では2000本以上あると思う。
http://www.lenr-canr.org/FilesByDate.htm

最近出たレビュー論文としては以下がある。
http://lenr-canr.org/acrobat/StormsEstatusofcoa.pdf
The status of cold fusion (2010)," Naturwissenschaften, 97 (2010) 861

日本人科学者も活躍していて、例えば以下はPhysics Lettersに掲載された北村博士の論文。
http://lenr-canr.org/acrobat/KitamuraAanomalouse.pdf
Kitamura, A., et al., Anomalous effects in charging of Pd powders with high density hydrogen isotopes. Phys. Lett. A, 2009. 273(35): p. 3109-3112.


19 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 12:25:48 ID:xog45/nA
>>18
常温核融合については米軍の研究所が関心を持っている。 

DIA:Defense Intelligence Agency(米国国防情報局)が肯定的な評価レポートを発行している。
http://lenr-canr.org/acrobat/BarnhartBtechnology.pdf
Defense Analysis Report
DIA-08-0911-003 13 November 2009
Technology Forecast: Worldwide Research on Low-Energy Nuclear Reactions Increasing and Gaining Acceptance

陸軍研究所(ARL)では常温核融合の研究会が開かれている。
http://www.newenergytimes.com/v2/conferences/2010/ARL/ARL-LENR-Workshop-Final-Agenda.pdf
RDECOM Power & Energy TFT LENR Workshop
29 June 2010
Auditorium, Army Research Labs (ARL), Adelphi, MD

海軍の研究所(SPAWAR)のMosier-Boss博士は昔からの常温核融合研究者だ。
最近の論文だとThe European Physical Journal - Applied Physicsに投稿された以下がある。
http://www.epjap.org/index.php?option=com_article&access=standard&Itemid=129&url=/articles/epjap/abs/2010/08/ap100093/ap100093.html
Eur. Phys. J. Appl. Phys. 51, 20901 (2010)
Comparison of Pd/D co-deposition and DT neutron generated triple tracks observed in CR-39 detectors


20 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 12:47:03 ID:xog45/nA
>>19
学会としては、凝集体核科学国際学会(ISCMNS)が英国公認。 
16回目となる国際学会ICCF-16は来年2月に初めてインドで開かれる。
http://www.iscmns.org/iccf16/

主催はISCMNSのほか、インドの以下の学会。
Indian Physics Association (IPA)
Indian Nuclear Society (INS)

さらに、後援として以下の団体が名を連ねる。
Materials Research Society of India (MRSI)
Indian Society for Radiation Physics (ISRP)
Indian Chemical Society (ICS)
National Institute for Advanced Studies (NIAS), Bangalore


学会が後援団体に名を連ねるのは第15回からの傾向。ICCF-15の主催・後援紹介は以下にある。
http://iccf15.frascati.enea.it/organisation.html
主催はENEA (イタリア新技術エネルギー環境公団)で、後援には以下の名前がある。
Italian Physical Society (イタリア物理学会)
Italian Chemical Society (イタリア化学会)
National Research Council (イタリア学術研究会議)
Energetics Technologies社


日本にもJCFという老舗の会があり、目立たないが継続的に研究会が開かれている。 
http://jcfrs.org/NEW.HTML


21 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 13:45:20 ID:???
>>18
把握した上で「取り上げる価値なし」なんだよw

22 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 13:46:49 ID:???
>>20
>学会としては、凝集体核科学国際学会(ISCMNS)が英国公認。
当然だが、「CFは真実です」と公認してるわけじゃないからw
研究の自由を保証してるだけでしょw

23 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 14:03:36 ID:xog45/nA
>>22
> >>20
> >学会としては、凝集体核科学国際学会(ISCMNS)が英国公認。
> 当然だが、「CFは真実です」と公認してるわけじゃないからw

そりゃ当たり前。学会は議論の場であって、真実性を保証するものではないよ。

>>17 に以下のような意見があったので、今や常温核融合が「科学」である事は認められつつあると示したかった。
>単純にCF厨の科学に対する無理解の一言で終わる。

「CF厨の科学に対する無理解」ということは、イタリアやインドの学会はやはり科学に対して無理解だと主張しているのかな?
米軍の目も曇っていると主張しているのかな?

専門家や軍隊の研究部門よりも、 >>17 の方が高い見識を持っていると言われても、論拠を示して貰わないと説得力がない。


24 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 14:17:16 ID:???
>>23
>そりゃ当たり前。学会は議論の場であって、真実性を保証するものではないよ。
その当たり前のことを自慢げに書いてるのがお前だw

>「CF厨の科学に対する無理解」ということは、イタリアやインドの学会はやはり科学に対して無理解だと主張しているのかな?
>米軍の目も曇っていると主張しているのかな?
それらの団体の理解とお前の理解は全然違うだろw
お前はただマンセーしてるだけじゃねぇかw

25 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 14:18:39 ID:???
CF厨=>>23
CF厨≠関連団体。

誰も関連団体が無理解なんて言ってないからwww

26 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 14:36:53 ID:xog45/nA
>>25
>CF厨=>>23
>CF厨≠関連団体。

おお~素晴らしい。
常温核融合自体に対してニセ科学のレッテルを貼っている訳じゃないんだ。
常温核融合を盲目的に賞賛する人達を問題視していると。

これには賛成だな。尤も、私は盲目的に賞賛しているつもりは無いんだけどね。

27 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 14:46:14 ID:xog45/nA
>>24
> >「CF厨の科学に対する無理解」ということは、イタリアやインドの学会はやはり科学に対して無理解だと主張しているのかな?
> >米軍の目も曇っていると主張しているのかな?
> それらの団体の理解とお前の理解は全然違うだろw

理解の内容はもちろん違うだろう。
但し、これらの団体が後援するという事は、少なくとも常温核融合分野を「科学」と認知しているとの表明だと受け止めてる。
(物理学会がインチキ科学の学会を後援するのは、物理学会にとって大きなマイナスだから)

>>17 の「単純にCF厨の科学に対する無理解の一言で終わる。」という意見が「常温核融合はインチキ科学だ」と主張しているのかと思ったので、科学として認知されていると思う理由を示したかった。

>>17 が言いたかったのが「CF厨」の無理解なら、すれ違ってたね。

まぁ、>>18 >>19 >>20 あたりの話は、検索すればすぐに分かることだから、物理板で敢えて指摘するような話ではないね。失礼。


28 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:07:22 ID:xog45/nA
ちなみに、今では「常温核融合」や「Cold Fusion」という呼称は使われなくなっているので検索の時には要注意。

1989年に発表された時にはD+D->He反応だと思われたので、核融合(Fusion)という用語が使われた。
しかし、その後の研究で様々な核種変換の実験結果が出てきているので、核融合(Fusion)という用語は不適当とみなされてる。

どの呼称が有力なのかは分からないが以下のような候補がある。

LENR:Low Energy Nuclear Reactions 
低エネルギー(常温近く)で起こる核反応という点に着目

CANR:Chemically Assisted Nuclear Reactions 
化学反応を契機にして核反応が起こる点に着目

CMNS:Condensed Matter Nuclear Science 
凝集体(液体・固体)の中で起こる核反応という点に着目

LANR:Lattice-Assisted Nuclear Reactions 
金属の結晶格子(Lattice)によって起こる核反応という点に着目

論文の中でもCold Fusionという用語を使っていない事が多いので、一見して常温核融合の論文だとは分からない事もある。


29 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:11:41 ID:???
科学は科学でも「病的科学」な。そこのところ勘違いしないように。

30 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:16:20 ID:???
>>28
>ちなみに、今では「常温核融合」や「Cold Fusion」という呼称は使われなくなっているので検索の時には要注意。
あまり軽々しく呼称を変えすぎると、分野そのものの信頼性が揺らぐので注意。
詐欺的商売をする会社が社名変更して詐欺を続けるのと区別がつかん。

あ、もともと信頼性なんて無いから問題なかったw

31 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:16:37 ID:???
一向に研究が進展してる気配がないのに、中の人たちよくやってるね、大変だね。
10年以上もたつのに、未だに「あるかないか」のレベルで議論してるの?

32 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:18:14 ID:???
「常温核融合」という呼称を変えるといういうことは、
その呼称が不適切であったと認めてるってことだよなw

33 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:19:59 ID:???
っつか、核融合と核変換の違いがわからん。
荒田氏の主張する反応とか、どう考えても核融合以外の何物でもないんだが。

34 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:22:59 ID:???
>>26-28
ところで君はケルブランとか千島学説とかについてどう思う?

35 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:25:37 ID:xog45/nA
>>29
> 科学は科学でも「病的科学」な。そこのところ勘違いしないように。

論拠を示して欲しい。
ちなみに、常温核融合を病的科学と言い始めたのはRobert Park博士だと思うが、2009年3月のエッセイで「it's science」だと前言撤回してる。 
尤も、いまだに「Is it important? I doubt it.」(重要かどうかは疑わしい)と言ってるけどね(笑)。

http://bobpark.physics.umd.edu/WN09/wn032709.html
4. COLD FUSION: TWENTY YEARS LATER, IT'S STILL COLD.

Monday was the 20th anniversary of the infamous press conference called by the University of Utah in Salt Lake City to announce the discovery of Cold Fusion.
The sun warmed the Earth that day as it had for 5 billion years, by the high temperature fusion of hydrogen nuclei.
Incredibly, the American chemical Society was meeting in Salt Lake City this week and there were many papers on cold fusion, or as their authors prefer LENR (low-energy nuclear reactions).
These people, at least some of them, look in ever greater detail where others have not bothered to look.
They say they find great mysteries, and perhaps they do. Is it important? I doubt it. But I think it's science.

36 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:28:36 ID:xog45/nA
>>34
> >>26-28
> ところで君はケルブランとか千島学説とかについてどう思う?

分からない。調べてないので意見を持ってない。


37 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:32:28 ID:xog45/nA
>>33
> っつか、核融合と核変換の違いがわからん。
> 荒田氏の主張する反応とか、どう考えても核融合以外の何物でもないんだが。

荒田博士の反応では、重水素を入力としてヘリウムが得られているので、結果的に核融合に見える。
しかし、これも単純な核融合反応ではないという意見が強いし、別の核変換実験の実績もある。
例えば、三菱重工の岩村博士はパラジウム多層膜を使った元素変換を研究している。

http://www.mhi.co.jp/atrc/project/pdtamakuso/index.html
Pd多層膜の重水素透過による元素変換の観測

38 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:35:04 ID:???
>>36
この辺にかいてあるよw
http://www5b.biglobe.ne.jp/~sugi_m/page283.htm

39 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:35:35 ID:xog45/nA
>>32
> 「常温核融合」という呼称を変えるといういうことは、
> その呼称が不適切であったと認めてるってことだよなw

その通り。
1989年時点では適当と思われたんだろうが、今となっては不適切。

CBSのCold Fusion Is Hot Againという番組がとても面白かったが、この番組の最後のところでフライシュマン博士もFusionと呼んだことを後悔していた。
http://www.cbsnews.com/stories/2009/04/17/60minutes/main4952167.shtml

40 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:35:45 ID:???
>>37
>しかし、これも単純な核融合反応ではないという意見が強いし、別の核変換実験の実績もある。
単純だろうと複雑だろうと、結果は核融合じゃん。

41 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:36:20 ID:???
名称は不適切だと認めつつ、起きている主張は核融合そのもの。
これいかに。

42 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:44:09 ID:xog45/nA
>>40
> >>37
> >しかし、これも単純な核融合反応ではないという意見が強いし、別の核変換実験の実績もある。
> 単純だろうと複雑だろうと、結果は核融合じゃん。

まだ常温核融合が起こる過程は解明されていない。 


例えば、高橋亮人博士は「4Dクラスター核融合モデル」で以下の反応式を提案している。 
D+D+D+D->Be->He+He 


つまり、単純なD+D->Heの核融合反応だとは見ていない。

当初、D+D->He反応が主張された時期もあったが、これは自由空間でのD+D->He反応の既知の知見に反する。 
既知の知見では、発生確率は以下となっており、(a)や(b)の反応が観測されない常温核融合現象とは矛盾するのだ。 
(a) D + D -> p + t + 4.02MeV : 50% 
(b) D + D -> n + He3 + 3.25MeV : 50% 
(c) D + D -> He4 + γ + 23.8MeV : 0.00001% 


43 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:46:05 ID:???
>>42
途中のプロセスがどうであろうと、結果は核が融合してるんだから、核融合じゃん。

44 :ご冗談でしょう?名無しさん:2010/10/31(日) 15:46:15 ID:xog45/nA
>>41
> 名称は不適切だと認めつつ、起きている主張は核融合そのもの。
> これいかに。

先程紹介した岩村博士の実験では、Cs→Pr変換が起こっている。
また、単純な核融合だけでは重水素からのヘリウム発生も説明できなさそうだという話は、 >>42 参照。

以上

1 件のコメント:

  1. あなたに神を愛しています。聖書を読んでください。

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