今回、とても気になっていたのが、福島第一原子力発電所の状況です。
クーリエ・ジャポンの編集部ブログに、とても簡単に概略が表示されていたのでご紹介しておきます。引用されているNY Timesの図解が、全体の中で炉心がどこにあるのかを分かりやすく伝えてくれています。
今のところ、現場の人たちの頑張りで、大きな被害は抑えられていると思います。今後の推移を落ち着いて見守りたいと思います。
以上
2011年3月13日日曜日
震災被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます
地震発生の折、私地震は東京の仕事場(ビルの10階)におりました。周りの高層ビル群がゆらゆら揺れており、東京でこれだけの規模とすると震源はどれだけの規模だろうかと不安に感じておりましたが、まさかこのような未曽有の事態になるとは思ってもみませんでした。
知人や家族が阪神大震災で被災したことがあり、その時の事を思い出しました。今回は、規模の大きさ、合わせて津波に襲われたこと、原子力発電所事故の脅威、等、阪神大震災を更に上回る困難な状況だと思います。
被害にあわれた方々が健康に生き延びられることを心から祈っております。私にできることは非常に限られていますが、まず節電を心がけます。
Cold Fusion NowのRubyさんも心配してくれており、私からの返信をサイトに掲載してくれました。世界の常温核融合応援者に伝えたい事があれば、Cold Fusion Nowでも私のブログでもコメントをいただければと思います。
USGSのサイトでは世界中の地震の状況を見ることができます。今回の震源近くの地震状況を示す図(以下)を見ると、如何に多くの巨大な余震を伴っているかが分かります。今後も気を抜かず、大きな余震や津波に注意しましょう。まだ一連の地震は終わっていない可能性があります。
以上
知人や家族が阪神大震災で被災したことがあり、その時の事を思い出しました。今回は、規模の大きさ、合わせて津波に襲われたこと、原子力発電所事故の脅威、等、阪神大震災を更に上回る困難な状況だと思います。
被害にあわれた方々が健康に生き延びられることを心から祈っております。私にできることは非常に限られていますが、まず節電を心がけます。
Cold Fusion NowのRubyさんも心配してくれており、私からの返信をサイトに掲載してくれました。世界の常温核融合応援者に伝えたい事があれば、Cold Fusion Nowでも私のブログでもコメントをいただければと思います。
USGSのサイトでは世界中の地震の状況を見ることができます。今回の震源近くの地震状況を示す図(以下)を見ると、如何に多くの巨大な余震を伴っているかが分かります。今後も気を抜かず、大きな余震や津波に注意しましょう。まだ一連の地震は終わっていない可能性があります。
2011年3月2日水曜日
ロッシィ氏のE-Catのポータルサイト
New Energy Timesにロッシィ氏のE-Cat(エネルギーカタライザ)の情報を集めたポータルサイトが登場しました。
以下のような分かりやすいURLも取得済みのようです。
http://rossiportal.com/
以上
以下のような分かりやすいURLも取得済みのようです。
http://rossiportal.com/
以上
2011年2月27日日曜日
ロッシィ装置で18時間の実験に成功
1月14日に行われたロッシィ氏の実験の追試が話題になっています。今回は、なんと18時間も反応を継続させ、平均16kWの熱量を発生したとの事。
Jedさんがlenr-canr.orgのニュースページにまとめを投稿されていたので、例によって勝手に和訳してみました。
【追記2011-12-04】
大事なことを書き忘れていました。この実験の最も良い点は、水を沸騰させずに温度を計測して熱量を算出している所です(15度→20度)。沸騰させた水蒸気を計測すると、その水蒸気が完全に乾いていたのか、といった計測上難しい問題が発生するようです。水のままで測定することで、その問題を回避し、計測の信頼性を上げているのです。
【追記終了】
■引用開始(勝手な和訳付き)
February 2011
2011年2月
On February 10 and 11, 2011, Levi et al. (U. Bologna) performed another test of the Rossi device. Compared to the January 14 test, they used a much higher flow rate, to keep the cooling water from vaporizing. This is partly to recover more heat, and partly because Celani and others criticized phase-change calorimetry as too complicated. There were concerns about the enthalpy of wet steam versus dry steam, and the use of a relative humidity meter to determine how dry the steam was. A source close to the test gave Jed Rothwell the following figures.
2011年2月10日と11日に、ボローニャ大学のLevi氏と同僚達はロッシィ装置のテストを行った。1月14日のテストに比べて、遙かに高い流速で測定しており、蒸発しないよう水を低い温度に保っている。これはより大きな熱量を回収するためであり、また、Celani氏らから寄せられた相転移の熱量測定は複雑すぎるとの批判に応えるためでもある。湿り蒸気と乾き蒸気のエンタルピーの比較と蒸気の乾き度合いを図るのに相対湿度計を用いている点に懸念は残る。この実験の近くにいたソースから、Jed Rothwell氏に以下のような数値の提供があった。
These are approximations:
これらは近似値である:
Duration of test: 18 hours
テスト時間: 18時間
Flow rate: 3,000 L/h = ~833 ml/s.
流量:3000リットル/時間 = 約833ml/s
Cooling water input temperature: 15ーC
冷却水の入力温度:15度
Cooling water output temperature: ~20ーC
冷却水の出力温度:約20度
Input power from control electronics: variable, average 80 W, closer to 20 W for 6 hours
コントローラへの入力電力:変動したが、平均80W、6時間ほどは20Wに近かった
The temperature difference of 5ーC * 833 ml = 4,165 calories/second = 17,493 W.
温度差5度×833ml=4,165カロリー/秒=17,493W
Observers estimated average power as 16 kW. A 5ーC temperature difference can easily be measured with confidence.
観測者は平均出力を16kWと見積もった。5度の温度差の計測は容易で確実なものだ。
3,000 L/h is 793 gallons/h, which is the output of a medium-sized $120 ornamental pond pump.
3000リットル/時間は、793ガロン/時間に相当する。これは中くらいのサイズで1万円の池のポンプの水量に相当する。
The control electronics input of ~80 W is in line with what was reported for tests before Jan. 14. Input power was high on that day because there was a problem with cracked welding, according to the Levi report.
コントローラの80Wの入力電力は、1月14日のテストで報告された電力線から取られている。Levi氏のレポートによると、溶接のひび割れの問題があったので、入力電力は高かった(訳注:意味が良く分かっていません)。
18 hours * 16 kWh = 288 kWh = 1,037 MJ. That is the amount of energy in 26 kg of gasoline (7.9 gallons). Given the size and weight of the device, this rules out a chemical source of energy.
18時間×16kW=288kWh=1,037MJ.
これは26kgのガソリンに相当する。デバイスのサイズと重量を考慮すれば、化学的な反応エネルギーであるとは考えられない。
Levi et al. are expected to write another paper about this test. We will upload it when it becomes available. NyTeknik published a fascinating description of the latest experiment (in English).
Levi氏と同僚はこのテストについて別の論文を書くと思われます。これを入手次第、アップロードする予定です。NyTeknik誌はこの最新の実験について興味をそそる記事を載せています(英語)。
This includes new details, such as the fact that the power briefly peaked at 130 kW. NyTeknik also published an interview with two outside experts about the demonstration: Prof. Emeritus at Uppsala University Sven Kullander, chairman of the National Academy of Sciences Energy Committee, and Hanno Essen, associate professor of theoretical physics, Swedish Royal Institute of Technology. Two versions are available, in English and Swedish.
この記事は詳しい新情報も含んでいます。例えば、出力の最大は130kWであった等。
NyTeknikは更にこのデモに関する2名の外部の専門家のインタビューも載せています。Uppsala University Sven Kullanderの教授であり、国立エネルギー科学コミッティの座長でもあるEmeritus氏とスェーデン王立工科大学の理論物理学の准教授であるHanno Essen氏です。英語版もスェーデン語版もあります。
■引用終了
以上
Jedさんがlenr-canr.orgのニュースページにまとめを投稿されていたので、例によって勝手に和訳してみました。
【追記2011-12-04】
大事なことを書き忘れていました。この実験の最も良い点は、水を沸騰させずに温度を計測して熱量を算出している所です(15度→20度)。沸騰させた水蒸気を計測すると、その水蒸気が完全に乾いていたのか、といった計測上難しい問題が発生するようです。水のままで測定することで、その問題を回避し、計測の信頼性を上げているのです。
【追記終了】
■引用開始(勝手な和訳付き)
February 2011
2011年2月
On February 10 and 11, 2011, Levi et al. (U. Bologna) performed another test of the Rossi device. Compared to the January 14 test, they used a much higher flow rate, to keep the cooling water from vaporizing. This is partly to recover more heat, and partly because Celani and others criticized phase-change calorimetry as too complicated. There were concerns about the enthalpy of wet steam versus dry steam, and the use of a relative humidity meter to determine how dry the steam was. A source close to the test gave Jed Rothwell the following figures.
2011年2月10日と11日に、ボローニャ大学のLevi氏と同僚達はロッシィ装置のテストを行った。1月14日のテストに比べて、遙かに高い流速で測定しており、蒸発しないよう水を低い温度に保っている。これはより大きな熱量を回収するためであり、また、Celani氏らから寄せられた相転移の熱量測定は複雑すぎるとの批判に応えるためでもある。湿り蒸気と乾き蒸気のエンタルピーの比較と蒸気の乾き度合いを図るのに相対湿度計を用いている点に懸念は残る。この実験の近くにいたソースから、Jed Rothwell氏に以下のような数値の提供があった。
These are approximations:
これらは近似値である:
Duration of test: 18 hours
テスト時間: 18時間
Flow rate: 3,000 L/h = ~833 ml/s.
流量:3000リットル/時間 = 約833ml/s
Cooling water input temperature: 15ーC
冷却水の入力温度:15度
Cooling water output temperature: ~20ーC
冷却水の出力温度:約20度
Input power from control electronics: variable, average 80 W, closer to 20 W for 6 hours
コントローラへの入力電力:変動したが、平均80W、6時間ほどは20Wに近かった
The temperature difference of 5ーC * 833 ml = 4,165 calories/second = 17,493 W.
温度差5度×833ml=4,165カロリー/秒=17,493W
Observers estimated average power as 16 kW. A 5ーC temperature difference can easily be measured with confidence.
観測者は平均出力を16kWと見積もった。5度の温度差の計測は容易で確実なものだ。
3,000 L/h is 793 gallons/h, which is the output of a medium-sized $120 ornamental pond pump.
3000リットル/時間は、793ガロン/時間に相当する。これは中くらいのサイズで1万円の池のポンプの水量に相当する。
The control electronics input of ~80 W is in line with what was reported for tests before Jan. 14. Input power was high on that day because there was a problem with cracked welding, according to the Levi report.
コントローラの80Wの入力電力は、1月14日のテストで報告された電力線から取られている。Levi氏のレポートによると、溶接のひび割れの問題があったので、入力電力は高かった(訳注:意味が良く分かっていません)。
18 hours * 16 kWh = 288 kWh = 1,037 MJ. That is the amount of energy in 26 kg of gasoline (7.9 gallons). Given the size and weight of the device, this rules out a chemical source of energy.
18時間×16kW=288kWh=1,037MJ.
これは26kgのガソリンに相当する。デバイスのサイズと重量を考慮すれば、化学的な反応エネルギーであるとは考えられない。
Levi et al. are expected to write another paper about this test. We will upload it when it becomes available. NyTeknik published a fascinating description of the latest experiment (in English).
Levi氏と同僚はこのテストについて別の論文を書くと思われます。これを入手次第、アップロードする予定です。NyTeknik誌はこの最新の実験について興味をそそる記事を載せています(英語)。
This includes new details, such as the fact that the power briefly peaked at 130 kW. NyTeknik also published an interview with two outside experts about the demonstration: Prof. Emeritus at Uppsala University Sven Kullander, chairman of the National Academy of Sciences Energy Committee, and Hanno Essen, associate professor of theoretical physics, Swedish Royal Institute of Technology. Two versions are available, in English and Swedish.
この記事は詳しい新情報も含んでいます。例えば、出力の最大は130kWであった等。
NyTeknikは更にこのデモに関する2名の外部の専門家のインタビューも載せています。Uppsala University Sven Kullanderの教授であり、国立エネルギー科学コミッティの座長でもあるEmeritus氏とスェーデン王立工科大学の理論物理学の准教授であるHanno Essen氏です。英語版もスェーデン語版もあります。
■引用終了
以上
2011年2月22日火曜日
米国の高校生、大統領に常温核融合を語る
Cold Fusion Nowの「Kids clue-in the President.」(子供たちが大統領に説明)という記事で知りました。先週の金曜日(2月18日)に、米国のオバマ大統領がオレゴン州にあるBeaverton School of Science and Technology(ビーバートン科学技術学校)を訪問し、高校生3名からa crash course in clean energy(クリーンエネルギーの速習講座)を受けたそうです。
この3名は、Forrest Betton君、Demitri Hopkins君、Eric Thomas君で、オバマ大統領に対して、常温核融合を説明したようです。彼らは、2年がかりでプロジェクトに取り組んでいて、いつの日か彼らの実験がクリーンエネルギーを生み出すと信じているとの事。米国の高校生はなかなかやるもんですね。
以下のWeb記事にビデオ付きで紹介されていました。
http://www.kgw.com/news/neighborhood-news/beaverton/Obama-learns-from-3-Beaverton-students-116483503.html
また、オバマ大統領がこの後に行った演説の原稿は、以下に紹介されていました。
http://kezi.com/news/local/204833
以上
この3名は、Forrest Betton君、Demitri Hopkins君、Eric Thomas君で、オバマ大統領に対して、常温核融合を説明したようです。彼らは、2年がかりでプロジェクトに取り組んでいて、いつの日か彼らの実験がクリーンエネルギーを生み出すと信じているとの事。米国の高校生はなかなかやるもんですね。
以下のWeb記事にビデオ付きで紹介されていました。
http://www.kgw.com/news/neighborhood-news/beaverton/Obama-learns-from-3-Beaverton-students-116483503.html
また、オバマ大統領がこの後に行った演説の原稿は、以下に紹介されていました。
http://kezi.com/news/local/204833
以上
2011年2月20日日曜日
Gerald Celente氏、常温核融合を21世紀最大の投資機会と予測
Cold Fusion Nowが1月26日に「Gerald Celente: Cold fusion “to be the greatest investment opportunity of the 21st century.”」という記事を書いています。Gerald Celente氏が常温核融合が21世紀で最大の投資機会を提供するだろうと予測したという内容です。
Gerald氏は、「The Trends Journal」という投資家向けの雑誌を出している「The Trends Research Institute」社の創設者とのこと。世間でどの程度の評価を受けている雑誌なのか全く分かりませんが、ようやく常温核融合が投資対象として議論の俎上に載せられるようになってきました。

私も常温核融合は人々の社会や生活に大きな影響を与える21世紀最大の科学&技術分野になると思います。Rossiデバイスのようなものが未完成ながら登場してきたことで、民間からの投資も集まるようになっていくと思います。こういう世紀の転換点をリアルタイムで見られるのはワクワクしますね。
以下、この件の前触れとして、The Trends Journalが常温核融合を2011年のトップ11の重要トレンドの6番目に位置づけた記事から重要な部分を勝手に和訳してみました。この記事の中にはCold Fusionという言葉は使われていませんが、明らかに常温核融合を指していると思われます。
http://www.trendsresearch.com/predictions/TopTrends2011.pdf
■引用開始
6. Alternative Energy
In laboratories and workshops unnoticed by mainstream analysts, scientific visionaries and entrepreneurs are forging a new physics incorporating principles once thought impossible, working to create devices that liberate more energy than they consume. What are they, and how long will it be before they can be brought to market? Shrewd investors will ignore the “can’t be done” skepticism, and examine the newly emerging energy trend opportunities that will come of age in 2011….
■引用終了
■勝手な和訳開始
研究室やワークショップでは、主流のアナリストが気づかないうちに、ビジョナリーと起業家がかつて不可能だと判断された原理を新たな物理学に組み込もうとしています。彼らは、消費するエネルギーより多くのエネルギーを生み出すデバイスを創りだそうとしています。
それがどういうもので、市場に持ち込まれるまでにどの位の期間がかかるのでしょうか? 洞察に富んだ投資家は、「できる筈がない」という懐疑論を無視するでしょう。そして、2011年に訪れる新エネルギーへのトレンドを機会と捉えて試すことになるでしょう。
■勝手な和訳終了
Gerald氏は、「The Trends Journal」という投資家向けの雑誌を出している「The Trends Research Institute」社の創設者とのこと。世間でどの程度の評価を受けている雑誌なのか全く分かりませんが、ようやく常温核融合が投資対象として議論の俎上に載せられるようになってきました。

私も常温核融合は人々の社会や生活に大きな影響を与える21世紀最大の科学&技術分野になると思います。Rossiデバイスのようなものが未完成ながら登場してきたことで、民間からの投資も集まるようになっていくと思います。こういう世紀の転換点をリアルタイムで見られるのはワクワクしますね。
以下、この件の前触れとして、The Trends Journalが常温核融合を2011年のトップ11の重要トレンドの6番目に位置づけた記事から重要な部分を勝手に和訳してみました。この記事の中にはCold Fusionという言葉は使われていませんが、明らかに常温核融合を指していると思われます。
http://www.trendsresearch.com/predictions/TopTrends2011.pdf
■引用開始
6. Alternative Energy
In laboratories and workshops unnoticed by mainstream analysts, scientific visionaries and entrepreneurs are forging a new physics incorporating principles once thought impossible, working to create devices that liberate more energy than they consume. What are they, and how long will it be before they can be brought to market? Shrewd investors will ignore the “can’t be done” skepticism, and examine the newly emerging energy trend opportunities that will come of age in 2011….
■引用終了
■勝手な和訳開始
研究室やワークショップでは、主流のアナリストが気づかないうちに、ビジョナリーと起業家がかつて不可能だと判断された原理を新たな物理学に組み込もうとしています。彼らは、消費するエネルギーより多くのエネルギーを生み出すデバイスを創りだそうとしています。
それがどういうもので、市場に持ち込まれるまでにどの位の期間がかかるのでしょうか? 洞察に富んだ投資家は、「できる筈がない」という懐疑論を無視するでしょう。そして、2011年に訪れる新エネルギーへのトレンドを機会と捉えて試すことになるでしょう。
■勝手な和訳終了
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