2011年7月3日日曜日

AmpEnergo社はアメリカ大陸向けのE-Cat商用化を担当

Cold Fusion Nowの「AmpEnergo claims the Western Hemisphere」という記事を見て気が付きました。


デフカリオン社は、ギリシャにあって、米国以外の商圏へのE-Cat提供を行うのですが、米国についてはAmpEnergo社がE-Catの提供を行うと発表されています。そのAmpEnergo社のホームページに6月27日付けでアメリカにおけるE-Catの商用化を行う旨のプレスリリースが掲載されていました。



従来、AmpEnergo社は米国(アメリカ合衆国)を商圏とすると理解していたのですが、このプレスリリースには北米・中南米・カリブを含む「in the Americas, including North America, Central America, South America, and the Caribbean.」と書いてあります。これはプレスリリースの方が正しい情報なのでしょう。

以上

ロッシ氏のE-Cat発明に先立つ研究成果

ロッシ氏の発明は素晴らしいものですが、ロッシ氏が突然思いついたという類のものではなく、過去の常温核融合研究の積み重ねの上に花開いた発明だと思います。
5月6日にJedさんがvortex-lに投稿した記事に、ロッシ氏が参考にしたのではないかと思われるニッケル・水素系の研究論文が紹介されています。
論文URL: http://www.lenr-canr.org/acrobat/CampariEGphotonandp.pdf


これは、2004年にフランスのマルセイユで開催されたICCF-11(下の写真)で発表されたもので、9名の著者の中には、ロッシ氏の共同研究者であるFocardi博士とロッシ氏と特許争いをしているPiantelli博士がいます。


この論文では、ニッケル・水素を使った長時間のエネルギー発生の実験例が出てきます。一つは278日間で900MJを生成した例で、もう一つは319日間で600MJを生成した例です。Fig. 6は、発熱の測定結果のグラフです。発生熱量の大きさと発生時間の長さから、非常に素晴らしい実験成果だと思います。

http://imgur.com/6Leou.jpg


ちなみに、この実験では目に見える大きさのニッケルを使っていたようですが、ロッシ氏はナノパウダーを使っています。これは、荒田吉明博士の成果(パラジウムのナノパウダーと重水素を使った反応系の考案)を参考にしたのではないかと勝手に推測しています。

E-Catが有名になれば、今まで埋れていた研究成果が再び脚光を浴びて、新たなアイデアの源泉になっていくのではないでしょうか。常温核融合科学全体の発展のためにも、是非、E-Catには成功を収めて欲しいと願っています。

以上

2011年6月26日日曜日

L.E.N.Revolution(低エネルギー核反応革命)のビデオ

もう一つ面白そうなビデオの紹介がThe E-Cat Buzz!に載っていました。
全部は見切れてないのですが、Manuel Zaniという方が、ロッシ氏の実験に焦点を当てて、関連する科学者へのインタビュービデオを沢山盛りこんで編集されています。Sergio Focardi, Giuseppe Levi, Fransico Celani, Cristos Stremmenosといった方々が出演されてます。


Low Energy Nuclear Revolution (English version) from Giacomo Guidi on Vimeo.



以上

ロッシ氏によるE-Cat発生エネルギーの効率計算

Cold Fusion Nowにロッシ氏がE-Catによる発生エネルギーの効率を計算しているシーンを撮ったビデオが紹介されていました。これは、先日、New Energy Timesを書いているSteven Krivit氏がボローニャ大学を訪問してロッシ氏のデモを見たときに撮影されたものらしいです。ちなみに、この訪問では、Steven Krivit氏はE-Catの検証に満足できなかったとのレポートを書いており、ロッシ氏側のチームと論争になったりしているのですが詳細を追えてません。

Cold Fusion Nowがビデオの要点をまとめてくれています。要するに、E-Catは4906.1ワット毎時を出力し、その時の入力が770ワットなので、出力と入力の比率は6.37になると言ってます。尤も、入力となるエネルギーは電力で、出力は蒸気として取り出される熱量なので、電力比で換算するともっと比率は悪くなります。記事では、この比率は、熱核融合が来年にようやく出力>入力を達成できるかどうかという状況と対比しています。膨大な研究開発費を投入して、まだ実用化まで数十年を要すると見られる熱核融合と、1MWプラントの稼働が間近に迫った常温核融合。税金をどちらの研究開発投資に手厚く振り向けるべきかは明らかです。早くこの革命的なテクノロジに世の中の認識が追いついて欲しいと思います。


Steven Krivit氏はNew Energy Timesに載せたE-Cat関連の記事のインデックスを以下のページに載せています。リンクを集めたポータルサイトもあって便利です。


以上

2011年6月23日、デフカリオン社の記者会見~世紀のエネルギー革命の始まり

ギリシアにあって米国以外の国々にE-Catを販売しようとしているデフカリオン社(正式名称は、Defkalion Green Technologies S.A.)が2011年6月23日(ギリシア時間)に記者会見を行いました。大げさに言うと、常温核融合(低エネルギー核反応)によるエネルギー革命が公式に宣言された記念すべき日になるでしょう。今回の記者会見では実験や技術解説よりも、デフカリオン社のビジネスプランに焦点が当っていたようです。関連のニュースを幾つか拾っておきます。

まず、会見の約一週間前に招待状が届いたようです。1月の実験の時から詳細なレポートを書いてくれているイタリアのブロガーDanieleさんの所にも招待状が届き、22passiブログで紹介されていました。Jedさんの話によるとビジネスプラン中心の会見だと広報されていたようです。

この会見に合わせて、デフカリオン社のホームページも一新され、まだ情報量は少ないもののホワイトペーパー(PDF)が掲載されるなど、企業のページらしくなってきました。読者が投稿できるフォーラムも開設されています。


記者会見の様子を伝える簡単なレポートが、このフォーラムに投稿されています。

このレポートを見ると、参加者は約150名。ギリシアの産業・エネルギー大臣 Mr Xinidis、ドイツの緑の党関係者、ギリシアのニッケル鉱業会社LARCO社のプレジデントなど、錚々たる顔ぶれが参加したようです。7台のカメラが入り、報道陣としては、ギリシアの主要局、RAI、ギリシアの主要新聞社などがいたとの事です。今週の月曜か火曜には会見の模様を写した動画がYouTubeに投稿されるだろうとの事。

■引用開始(赤字は引用者による)
jhadj Posted: Thu Jun 23, 2011 5:40 pm
Hi all
Defkalion's Press Conference just finished (around 16.30 Athens time)
In Palaio Faliro Municipality Congress Center, around 150 people attended. Among them:
The Minister of Industry and Energy Mr Xinidis.Prepresentatives of political parties. Among them, The Green Party of Germany
The Major of Palaio Faliro
The President of Greek Technical Chamber
The president of the Union of Greek Chambers
The president of the Greek-Americal Chamber of commerce
Representative of the Industrial Union of North Greece
The president of the Greek nickel mining company LARCO
University professors
and other officials local and foreigners.
Press coverage: 7 cameras from Greek mainstream stations, RAI, news paper journalists from major Greek newspapers, Italian, Assosiated Press, and others.
On the stage: Prof Stremenos, A. Xanthoulis from Defkalion GT and Andrea Rossi.
A press release and a press kit in DVD was distributed to the media. A special company announcement on the event will follow on Friday 24th with details, full list of participants, photoes etc.
The event was filmed and it will be uploaded, with English subtitles, on YouTube after technical preparation (as I heard by Monday or Thusday)
Last edited by jhadj on Thu Jun 23, 2011 7:07 pm, edited 6 times in total.
■引用終了




ホームページには、デフカリオン社のミッション定義が以下のように記述されています。ここに書かれている通り、E-Catの技術は、有害な放射性廃棄物を発生せず、二酸化炭素や煤煙も発生せず、しかも将来的には家庭やモバイルで使えるほどの小型化への可能性を秘めています。20世紀は「石油の世紀」と称されますが、21世紀は「常温核融合の世紀」となるでしょう。まずは、11月の1MWプラント稼働を期待しましょう。
Mission Statement
Defkalion Green Technologies S.A. (DGT) is committed to provide all energy consuming applications with access to low cost and genuinely green energy, whilst maintaining environmentally friendly processes of production. DGT introduces a new technology into the world energy markets with products generating heat. DGT shall introduce its technology with socio-economic prudence following the global energy trends in a responsible manner.
勝手な和訳:デフカリオングリーンテクノロジ社(DGT)は、低コストで本当にグリーンであり生産時にも環境に優しいエネルギーを、エネルギーを消費する全ての機器が使えるようにしていくとお約束します。DGTは新しい技術を熱発生装置として世界のエネルギー市場に投入します。DGTは、この技術をグローバルなエネルギートレンドに従った社会経済的な節約の流れに沿ったものとして責任ある態度で提供していきます。


以上

2011年5月29日日曜日

イタリアの週刊誌OggiにSergio Focardi博士のインタビュー記事

イタリアのブログによると、ロッシ氏の共同研究者であるSergio Focardi博士のインタビュー記事がイタリアの主要週刊誌である「Oggi」に掲載されたとのこと。残念ながらイタリア語です。こういう一般誌に載るようになってくると認知が広がるのではないかと期待しますね。


以上

恒例のMIT常温核融合コロキウムは6月開催

6月11日~12日に、MIT(マサチューセッツ工科大学)で常温核融合のコロキウムが開かれます。
MITのPeter Hagelstein博士は先日ロッシ氏にE-Catの借用を申し出て断られたと報道されていました。昔からの常温核融合研究者で良く名前を目にします。

Title: 2011 Colloquium on Lattice-assisted Nuclear Reactions (LANR/CF) at MIT
Subject: Science and Technology of LANR and Deuterated Metals
Where: Massachusetts Institute of Technology, Cambridge, MA
When: Saturday and Sunday, June 11 and 12, 2011

http://world.std.com/~mica/2011colloq.html



以上