2011年6月26日日曜日

ロッシ氏によるE-Cat発生エネルギーの効率計算

Cold Fusion Nowにロッシ氏がE-Catによる発生エネルギーの効率を計算しているシーンを撮ったビデオが紹介されていました。これは、先日、New Energy Timesを書いているSteven Krivit氏がボローニャ大学を訪問してロッシ氏のデモを見たときに撮影されたものらしいです。ちなみに、この訪問では、Steven Krivit氏はE-Catの検証に満足できなかったとのレポートを書いており、ロッシ氏側のチームと論争になったりしているのですが詳細を追えてません。

Cold Fusion Nowがビデオの要点をまとめてくれています。要するに、E-Catは4906.1ワット毎時を出力し、その時の入力が770ワットなので、出力と入力の比率は6.37になると言ってます。尤も、入力となるエネルギーは電力で、出力は蒸気として取り出される熱量なので、電力比で換算するともっと比率は悪くなります。記事では、この比率は、熱核融合が来年にようやく出力>入力を達成できるかどうかという状況と対比しています。膨大な研究開発費を投入して、まだ実用化まで数十年を要すると見られる熱核融合と、1MWプラントの稼働が間近に迫った常温核融合。税金をどちらの研究開発投資に手厚く振り向けるべきかは明らかです。早くこの革命的なテクノロジに世の中の認識が追いついて欲しいと思います。


Steven Krivit氏はNew Energy Timesに載せたE-Cat関連の記事のインデックスを以下のページに載せています。リンクを集めたポータルサイトもあって便利です。


以上

0 件のコメント:

コメントを投稿