小島英夫博士の常温核融合研究所の発行するCFRL NewsのNo.82 (2013-11-20)が発行されました。日本語版はここ 、英語版はここにあります。この記事の中で、市場調査とマーケティングで有名な矢野経済研究所の発行するレポートのYano E plus 2013年11月号(No.068)(有料)に、常温核融合の動向が取り上げられた事を知りました。
企業向けのレポートで1冊1万円以上するので、公開されている目次しか見ていませんが、小島英夫博士はCFRL News No.82で「 一般読者、特にこの雑誌場合は経済界読者に現状を紹介する適切な記事になっています」と述べておられます。
いわゆる学会主流派が常温核融合研究の進展を全く評価しようとしない中で、経済界向けのレポートに動向が取り上げられるとは実に面白い状況です。経済界に身を置く方々は、そろそろ常温核融合のもたらす大きな変革に目を向けた方が良いと思います。
以下、Yano E plusの目次から引用します。
http://www.yano.co.jp/eplus/yearly.php?year=2013
Yano E plus 2013年11月号(No.068)
環境・エネルギー関連》
●常温核融合技術動向 (45~61ページ)
~固体中核変換が起きているという証拠は固まりつつある!メカニズムはまだよく分かっていないが今後の解明が待たれる~
1.エネルギー問題の深刻化
【図1.世界のエネルギー供給内訳の予測】
2.核融合とは
【図2.核融合反応の模式図】
【図3.核融合反応炉の模式図】
【図4.核融合反応を利用した発電システムの模式図】
3.常温核融合とは
4.常温核融合が注目されるようになった経緯
5.常温核融合のメカニズムに関する考察
5-1.正四面体凝縮理論
【図5.正四面体凝縮理論の模式図】
5-2.捕獲中性子触媒モデル
5-3.ナットーモデル
6.常温核融合の国内研究機関の取組動向
6-1.岩手大学
6-2.大阪大学
6-3.常温核融合研究所
6-4.中部電力株式会社 エネルギー応用研究所
6-5.株式会社テクノバ
6-6.東京工業大学 原子炉工学研究
6-7.東北大学 電子光理学研究センター
6-8.株式会社豊田中央研究所
6-9.日本電信電話株式会社 物性科学基礎研究所
6-10.北海道大学工学部 エネルギー・マテリアル融合領域研究センター
6-11.三菱重工業株式会社
7.常温核融合の海外研究機関の取組動向
7-1.カリフォルニア大学ロサンゼルス校(米国):University of California, Los Angeles
7-2.国防総省国防高等研究計画局(米国)
7-3.プリンガムヤング大学(米国):Brigham Young University
【図6.プリンガムヤング大学が行なった常温核融合の実験装置】
8.常温核融合の将来展望
以上
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