2013年10月30日水曜日

スウェーデンのバッテンフォール社がE-Catでビジネス?


以上
 
※写真は、[PHOTO STOCKER]高解像度のフリー写真からいただきました。

2013年10月28日月曜日

常温核融合カレンダー2014年版の販売開始

2014年の常温核融合カレンダーの販売が開始されました。

去年買ってなかなか良かったので、今年も早速1部注文してきました。送料を入れて$18.95 USDでした。届くのが楽しみです。

以下のリンクから申し込みページに飛べます。

以上

デフカリオン社のHyperion R5の実験結果&理論仮説プレプリント公開


デフカリオン社がICCF-18の際に行った公開デモ(と同じ実験?)の結果と、その理論的な説明を記した論文(プレプリント)が公開されました。
以下のPeterさんのブログからリンクされています。著者の一人のJohn Hadjichristos氏はデフカリオン社のCTOだと思います。

http://egooutpeters.blogspot.ro/2013/10/a-seminal-new-paper-about-new-energy.html

❏引用開始
EGO OUT
Thursday, October 24, 2013

A SEMINAL NEW PAPER ABOUT NEW ENERGY.
The ICCF-18 paper:
"Theoretical Analysis and Reaction Mechanisms for Experimental Results of Hydrogen-Nickel Systems" by Yeong E. Kim and John Hadjichristos can be accessed from now at
http://www.physics.purdue.edu/people/faculty/yekim/ICCF-18-JCMNS-KH-Pre-1.pdf

I consider this paper of paramount importance, both by what it says and by the new ways it opens, trends it suggests- it is a (the) genuine New Wave in New Energy opus.
I hope you will approach it with a positive/open minded attitude; your questions and comments focused on the paper are welcome.
Peter
❏引用終了

Hyperion R5の(詳細は省かれた)設計図が載っています。以下の記述を見ると、含まれているニッケル粒子の大きさは、実は5マイクロメーター程度のようです(ニッケルパウダーと言ってますが、ナノパウダーを使っているのではなく、もっと大きな粒を使っている)。但し、このニッケル粒子は、特別な方法で結晶構造を調整されているようです(これはICCF-17の時に発表された論文に出てきた)。
>The Hyperion reactor contains a reactor core of Ni metal foam with many empty cells with average diameter of ~200 microns (μm). Each core is filled with Ni powders of ~ 5 microns (μm). Ni grains had been modified following a proprietary method as described in [1]. The core is supported with a ceramic structure and mu metal layers.

デフカリオン社は、最初はロッシ氏のE-Catを商品化する方向で動いていたのに、途中で袂を分かち、独自の反応炉を開発し始めた経緯があります。そのため、E-Catの秘密を盗んだのではないかとの疑惑を言う人もいたのですが、少なくともHyperionの起動メカニズムはE-Catとは全く別物になっています。
以下の記載によると、タングステンとTZMの電極に定期的にkHz間隔で10〜24kVの電圧をかけて放電させているようです。ヒーターで温める初期温度は、179℃以上と、意外に低い温度です。
>The triggering of the reactions is performed by a HV DC pulsed discharge between W and TZM electrodes (10-24kV, 60-110mA) at a kHz pulse range. This periodic triggering follows the initial pre-heating of the active material at temperature higher than 179℃, using electric heat resistors embedded in the reactor’s structure as in shown in Fig. 1.

水素ガスの代わりにアルゴンガスを使う対照実験系も組まれています。
>Overall cross checking of the system’s performance was performed with a control test using the same system, operating with identical input and coolant flow parameters, except replacing only the H2 gas with Ar gas at the same initial pump-in pressure.

熱量測定の結果は以下の通り。
正実験系:
COP= 3.08
Consumed: 2359 Wh
Produced: 7257 Wh
対照実験系:水素ガスの代わりにアルゴンガスを使用
COP=0.524
Consumed: 5563 Wh
Produced: 2918 Wh

ガンマ線は観測されなかったと言ってます。ただ、実験データが取られたのは5月6日?と違う実験のような気がするのですが・・?
>3.2 Radiation measurements
>As shown in Fig. 4, no gamma rays outside the energy range of 50 keV–300 keV have been observed from the experiments with the Hyperion R-5 reactor (data are from iso-parabolic calorimeter experiment carried out on May 6, 2013).

今回の実験のハイライトである強力な磁場の測定については以下のように記されています。
・毎回の起動サイクルの間、約18cmの距離での測定で、0.6から1.6テスラという強い磁場が観測された。(磁場の強さの比較については以下が参考になります)
http://ja.wikipedia.org/wiki/磁場の比較
・この磁場は、電流を切った後も3〜4秒持続した。

>3.3. Magnetic field measurements
>After each triggering duty cycle (the triggering sequences producing excess heat), the magnetic fields at ~18 cm from the reactor at all three locations rose from ~0.6 Tesla to ~1.6 Tesla (DC peak) during each reaction period. Such anomalous peak signals were maintained for approximately 3-4 sec after the HV currents were cut off.

また、同位元素については、偶数番号のニッケル(58、60、62、64)が過剰熱を生成する一方、ニッケル61は過剰熱を生成しないと述べられています。
>3.4. Even-isotope effect measurements
>It was reported by Hadjichristos et al. [1] that the Hyperion reactor with each of even isotopes of Ni (58Ni, 60Ni, 62Ni, and 64Ni) produced excess heat as described in sub-section 3.1, while the odd Ni isotope 61Ni did not, even though all single isotope crystals were treated using the same preparation and triggering protocols.
This type of experiments will be repeated, using the real time mass spectrometer described in [28].

以上

❏補足
TZMとは、チタンジルコニアモリブデンというモリブデン合金の事のようです。
http://www.vacs-precision.com/molybdenum-and-its-alloys-tzm.html

タングステンの元素記号がTungstenとは似ても似つかぬWなのが不思議だったのですが、WikipediaにWの由来が以下のように記されていました。
>タングステン (tungsten) とは、スウェーデン語、デンマーク語、ノルウェー語で「重い石」という意味である。元素記号の W はドイツ語の Wolfram にちなむ(エルヤル兄弟の命名もここから)。これは、タングステン鉱石(鉄マンガン重石)wolfart から来ており、これがスズ鉱石の中に混入すると、スラグを作ってスズの精製を阻害することから、スズを狼のようにむさぼり食べるという意味で名づけられた[3]。

Mu-metalとは、77%のニッケル、16%の鉄、5%の銅、2%のクロム(又はモリブデン)からなる合金で、高い透磁率を持つのが特長とのこと。
http://en.wikipedia.org/wiki/Mu-metal


NanoSpire社のMark Leclair博士の講演ビデオ

同じくGlobalBEM 2013の講演ビデオです。キャビテーションによる常温核融合を主張しているNanoSpire社のMark Leclair博士の発表です。


以上

GlobalBEM 2013でのRuby Caratさんの発表ビデオ

GlobalBEM 2013 (Global Breakthrough Energy Conference 2013)という会議で、Cold Fusion Now!のRuby Caratさんが発表し、そのビデオが公開されました。


以上

豊田中研が三菱重工の岩村博士の核変換実験を追試

豊田中央研究所の研究者が、常温核融合で著名な三菱重工業の岩村康弘博士の行ったセシウム⇒プラセオジムの核変換実験の追試結果を応用物理学会誌JJAPに発表しました。
海外のウォッチャーから見ると、「トヨタ」と「三菱」という大企業が常温核融合研究に取り組んでいる事を示しているので、とても刺激的なニュースとして受け取られるようです。





以上

水圧破砕法によるシェールガス採掘が地震を誘発する?

長らくブログの更新をしていませんでした。フェイスブックの方が書き込みが楽なので、もっぱらそちらの方に書き込んでいたのですが、フェイスブックの記事を埋め込む方法が分かってきたので、ボチボチ、ブログの方と記事を共用してみようかと思います。

まずは試しにやってみます。







以上