2013年6月2日日曜日

EUの欧州議会で常温核融合が議論される予定

イタリア・エネルギー開発機構(ENEA: Italian National Agency for New Technologies, Energy and Sustainable Economic Development)の「ブリュッセルでの今後のイベント」のページに、ベルギーのブリュッセルで開かれている欧州議会の中で、6月3日にフライシュマン−ポンズ作用(常温核融合のこと)を議論する会議が開催されると告知されています。
題名は以下の通りです: New advancements on the Fleischmann-Pons Effect: paving the way for a potential new clean renewable energy source?
(フライシュマン−ポンズ作用の新たな進展:クリーンでリニューアブルな新しいエネルギー源に繋がるか?)
開始時刻は、3 June 2013 at 16:30 との事です。様子が分かるのは、日本時間だと6月4日の早朝になるのでしょうか。楽しみに待ちましょう。

Lenr-Forum.comの記事によると、Nicolas Chuvin氏がこの会議に出席する予定とのこと。Nicolas氏が入手した案内状(申込書)が ここ にあります。
以下、案内文とその勝手な和訳です。日本の政治家の方々も、これを見て焦っていただけると嬉しいのですが。
The aim is to present the “state of play” of this promising research area and its high potential impact in the fields of material science and renewable, clean energy.  (目的は、この有望な研究領域と物質科学とリニューアブルでクリーンなエネルギー分野への潜在的な大きなインパクトの状況を紹介する事にある)
Energy densities measured during Fleischmann and Pons Effect (FPE) are hundreds, thousands and even tens of thousands times larger than the maximum energy associated to any known chemical process. This effect was first discovered in 1989 by two electrochemists Prof. Martin Fleischmann and Dr. Stanley Pons, by loading palladium with deuterium (an isotope of hydrogen). This excess energy is not associated with nuclear radiation and does not appear when light water (H2O) is used. (フライシュマン−ポンズ作用で計測されたエネルギー密度は、これまで知られている化学的なプロセスで発生する最大のものよりも、数百倍、数千倍、あるいは数万倍も大きい。この作用は、1989年に2人の電気科学者、マーチン・フライシュマン教授とスタンレー・ポンズ博士によって最初に発見された。パラジウムに重水素をロードする実験で示された。この過剰エネルギーは放射線を伴っておらず、また、軽水素からなる水を使った時には発生しなかった)
After several years of scientific review process performed by some EU and US research institutions, the existence of this very strong isotope effect as FPE is not under question as it has been observed during joint experiments in different laboratories of the two zones. 数年間にわたるEUと米国の複数の研究所で行われた科学的なレビューを経て、フライシュマン−ポンズ作用のような強力な同位体効果の存在は疑う余地がない。なぜなら、この効果は、EUと米国の複数の研究所の共同研究でも観察されたからだ)
以上

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