但し、ロッシ氏は、E-Catの商品化は予定通り進め、最初の1MWプラントのデモはギリシヤではなく米国で行うと明言しています。
この不思議な契約破棄については、PESNやEcatNewsに詳細に報告&議論されています。
これは実に不思議な出来事です。理由は以下の通りです。
- ロッシ氏側から契約を破棄したが、その理由は「ファイナンシャル」のみとロッシ氏は断言している。 双方共に、技術や相手の態度を批判していない。しかし、まだ販売が始まってもいない段階で、お金の問題で契約破棄まで行くものだろうか?
- デフカリオン社は、ロッシ氏のE-Catを商品化(商品名:Hyperion)するために設立された会社であり、契約破棄は会社の死を意味する筈である。しかし、デフカリオン社側は今後もビジネスは継続すると表明している。
(ロッシ氏は、E-Catの核心の技術はデフカリオン社に提供していないと主張しており、その主張を信じるなら、この契約破棄により、Hyperionの製造&商品化はできなくなる)
ネットでは色々な憶測が飛び交っているのですが、その中で私が最もありそうな話だと思っているのは「デフカリオン社はE-Catの中核技術の提供を受けることなく、Hyperionを製造できるようになっている」という仮説です。そのため、デフカリオン社はロッシ氏側へのロイヤリティの支払いの減額要求を出したのではないか、ロッシ氏は起こる筈がないと思っていた事が起こってしまったので動転して契約破棄に走ったのではないか・・・と想像するのですが、さてどうでしょうか?
この想像があたっているなら、このドタバタはE-Cat商用化に向けての不安材料である一方、E-Catの技術が急速に拡散していく良い可能性をも示している事になります。
いずれにしても期待しつつ見守りましょう。
以上
この想像があたっているなら、このドタバタはE-Cat商用化に向けての不安材料である一方、E-Catの技術が急速に拡散していく良い可能性をも示している事になります。
いずれにしても期待しつつ見守りましょう。
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