2016年10月30日日曜日

「日経テクノロジー展望2017 世界を変える100の技術」に凝集系核反応

日経BP社から「日経テクノロジー展望2017 世界を変える100の技術」という本が刊行されました。
題名の通り、世界を変える100の技術について1つずつ概要を説明した本です。その最後の100番目の項目に「凝集系核反応」が取り上げられています。


目次は以下のようになっており、第7章の最後に100「凝集系核反応」が挙がっています。早速、Kindle版を購入して「凝集系核反応」の部分だけ読みました(笑)。おそらく、このブログを読んでおられる方々には既知の情報だと思いますので、100番目の項目だけが目当てなら買うまでもないでしょう。ただ、こういった一般的な書籍に凝集系核反応(常温核融合)が登場してきたのは素晴らしいことだと思います。今後の日経BP社の取り組みに期待します。



以上

「みらい創造ひろばin丸の内」に吉野英樹社長が登壇して常温核融合を議論

日経BP社がエコッツェリア協会と共同で開催する「みらい創造ひろばin丸の内」というイベントに、グリーンプラネット社代表取締役社長の吉野英樹氏が登壇して「常温核融合による理想的なエネルギー社会」について議論するとのこと。

以下のページから案内文を引用します。
そこで日経BP社では、エコッツェリア協会と共同で、将来の社会を描くための議論の場として「みらい創造ひろばin丸の内」を開催することにしました。全10回で、題材とするテーマは毎回変わります。それぞれ、その分野での知見や技術、経験を持つ企業や学術研究機関、自治体などの担当者をゲスト(みらい創造人)として招いて話題を提供していただき、その後参加者同士で議論を交わします。将来像を描くことで、新しいビジネスのヒントを得る場として、またネットワークづくりの場としてお役立ていただければ幸いです。

吉野英樹社長は、2017年2月22日に登壇されるそうです。


案内文から引用します。
【常温核融合による理想的なエネルギー社会】
半永久的に電気を供給する乾電池ができたら
<ディスカッションテーマ>
もし、常温核融合が実現したら、エネルギーの仕組みはどれだけ変わるのでしょうか。
水を燃料にした発電装置が各家庭に設置され、送電線はいらなくなり、乾電池は半永久的に電力を供給し、電気自動車はどこまででも走り続ける。
コストは大幅に下がり、電気代を考えなくてよいほどの理想的なエネルギー社会が実現したら、どんなことが起きるか議論します。
常温核融合は科学技術の観点から注目されることが多いのですが、自律分散型で超安価なエネルギー源を実現することから、我々の社会全体に大きな影響を及ぼします。我々の社会がどう変わるかを論点とする議論は非常に面白い思考実験だと思います。こういった議論が日本でも盛り上がっていくことを期待したいと思います。

ちなみに、案内文では「水を燃料にした」と表現されていますが、正しくは水素を燃料の一つとして使う・・・という所ではないかと思います。分かりやすく表現するための工夫なのでしょう。

以上

2016年10月23日日曜日

ICCF20-A55 Hidemi Miura's poster and short presentation

ICCF20のポスターセッションにて三浦秀美(Mr. Hidemi Miura)氏が使われたポスターとプレゼンテーション資料を以下に置きました。快く公開を許可してくれた三浦氏に感謝します。

題名: States of Hydrogen, Oxygen or Magnesium Atom in or with Cubic Ice Crystal-like Water Clusters

この発表は、不思議な性質を持つ(もしかすると核変換を起こしているかもしれない)オオマサガス(OHMASA-GAS)の分子構造をコンピューターシミュレーションで検討したものです。従来の分析結果で、オオマサガスは水分子20個からなるクラスター構造を取っているのではないかと言われています。今回、三浦氏は、水分子20個のクラスターの内部には最大で3個までの水素原子が存在できることをコンピューターシミュレーションで評価したとの事。

以下が掲示されたポスターです。




以下は、ポスターと共に掲示されていた写真です。
左上: オオマサガスを生成しているところ。
右上: オオマサガスをタングステン鋼にあてて熱している際、鉛で遮蔽した写真を感光させた実績があるとの事で、その写真です。燃焼時に放射線が出ていた可能性があります。(残念ながら、この件は論文にはなっていないそうです)
左下: タングステンとグラッシーカーボンを熱している際の温度分布です。なぜこのような高熱が発生するのか理由が分かっていません。
右下: オオマサガスを発生させる装置を改良したもので元素変換実験をしている様子です。



以下はプレゼンテーション資料です。



以上


2016年10月10日月曜日

ICCF20-A91 Vladimir Vysotskii博士の微生物による核変換発表

ICCF20でのVladimir Vysotskii博士の発表がとても重要だとMFMPが評価しています。


題名は以下の通りで、メタンを生成する海泥に棲む好気性微生物によるセシウム133とセシウム137の核変換について述べたものです。

Biotransmutation of Cs133 and Biodeactivation of Cs137 by Aerobic Microorganisms of Methanogenic Sea Ooze (A 91) (20)
Vladimir Vysotskii (Kiev National Shevchenko University, Ukraine)

発表資料は、https://goo.gl/7gvkfd に公開されています。

実験結果を示すページは以下の通りです。セシウム133やセシウム137の量(あるいは放射線)が減少しているのが見て取れます。


結論のページには以下のように記述されています。福島での除染を加速するのに役立つのではないかとも書かれています。私には前提知識が不十分でチェルノブイリでの「シェルター」の話が良く分からないのが残念です。

CONCLUSIONS
  • In conducted experiments the decrease in the concentration of radioactive reactor Cs137 isotope by 23% (average value ) and up to 40-70% (in the most optimal bioreactors) during 7-10 days was observed due to its transmutation into a stable isotope of barium
  • For further stages (up to 100%) of Cs137 isotope transmutation it is necessary to make the operational changes to the composition of the nutrient medium during transmutation.
  • The presented results show perspectives and effectiveness of radioactive Cs137 isotope deactivation and radioactive water purification during controlled growth of microbiological syntrophic association for industrial and environmental applications (e.g. for accelerated deactivation of radioactive water in Fukushima area).
  • The results of an independent examination confirmed the correctness of our previous results on the deactivation of radioactive isotopes, previously conducted at the “Shelter” object in Chernobyl

以上

ICCF20-A82 田辺克明博士の発表

ICCF20での田辺克明博士(京都大学)の講演ビデオがMFMPによってYouTubeに投稿されています。題名は以下の通りです。

Plasmonic Concepts for Condensed-Matter Nuclear Fusion (A 82) (20)
 Katsuaki Tanabe (Kyoto University, Japan)



サマリは以下のページに示されています。


田辺克明博士は、JCF16でも発表されています。テーマは、レーザ光によって引き起こされる表面プラズモン共鳴を利用した凝縮系核反応の促進だと理解しています。素人ながらたいへん興味深い研究だと思います。

また、「Plasmonic energy nanofocusing for high-efficiency laser fusion ignition」という題名の論文を発表されています。

http://iopscience.iop.org/article/10.7567/JJAP.55.08RG01/pdf

以上

Global Business Leaders Summit 2016に吉野英樹代表が登壇

クリーンプラネット社のFacebookページで知りました。日本の常温核融合研究&実用化を牽引するクリーンプラネット社代表の吉野英樹氏が10月15日に東大本郷キャンパスで開催されるGlobal Business Leaders Summit 2016にパネリストとして登壇されるそうです。どのような議論が展開されるのか楽しみですね。


学生向けの案内ページは以下にありました。


どうやら学生の参加は無料のようです。


社会人は有料です。


以上

日本とインドの常温核融合研究機関

MFMPがFacebookに以下のような投稿をしてくれました。ICCF20のプレゼンの画面写真だと思われます。日本とインドの常温核融合研究を行っている組織名が列挙してあります。


以下が日本のスライドです。だいたいは分かる名前が挙がっています。


以下がインドのスライドです。こちらは殆ど分かりません。インドでも色々な大学や研究機関で常温核融合研究が行われているようです。



以上