ラベル MFMP の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル MFMP の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年1月29日日曜日

スタンフォードエネルギークラブで常温核融合の議論(2017-01-25)

去る2017年1月25日にスタンフォードエネルギークラブの会合があり、そこで常温核融合の研究状況の報告が行われました。


登壇者の中のFrank Lingさんは、日本のJCFやICCF20にも出席しており、日本の常温核融合研究状況について広範な情報収集を行っている方です。

MFMPからこの会議の模様を撮影した動画が投稿・公開されています。


Frankさんによるアジア地区の常温核融合研究状況紹介はだいたい以下のタイミングで語られています。

日本、中国、韓国、インドの常温核融合研究開発状況
https://youtu.be/Cw3Yn1WooQA?t=30m55s

日本の研究グループ
https://youtu.be/Cw3Yn1WooQA?t=33m36s

NEDOが常温核融合研究に投資
https://youtu.be/Cw3Yn1WooQA?t=37m8s

吉野さんと東北大の研究チームの写真
https://youtu.be/Cw3Yn1WooQA?t=39m56s

日経の「世界を変える100の技術」も紹介
https://youtu.be/Cw3Yn1WooQA?t=41m29s

日経テクノロジーロードマップ 2016-2025
https://youtu.be/Cw3Yn1WooQA?t=42m6s

中国で行われたSSICCF20
https://youtu.be/Cw3Yn1WooQA?t=42m51s

中国の常温核融合研究マップ
https://youtu.be/Cw3Yn1WooQA?t=44m14s

韓国の常温核融合研究グループ
https://youtu.be/Cw3Yn1WooQA?t=44m42s


以上

2016年10月10日月曜日

日本とインドの常温核融合研究機関

MFMPがFacebookに以下のような投稿をしてくれました。ICCF20のプレゼンの画面写真だと思われます。日本とインドの常温核融合研究を行っている組織名が列挙してあります。


以下が日本のスライドです。だいたいは分かる名前が挙がっています。


以下がインドのスライドです。こちらは殆ど分かりません。インドでも色々な大学や研究機関で常温核融合研究が行われているようです。



以上

2016年9月4日日曜日

MFMPとBob Higginsさんによる安価な中性子線測定器の試み(2)

以前、MFMPとBob Higgins氏が安価な中性子線測定器を作成しているとお伝えしましたが、いよいよ第1版が完成したようです。

MFMPが以下の記事で伝えています。既に数個の基盤ができていて、MFMPが実際に使ってみるようです。結果が出るのが楽しみですね。


Bog Higgins氏が書いた仕様書が以下に登録されています。中身は難解でよく分かりませんが、たいへんな力作である事は分かります。
http://goo.gl/wuLWH8

以上

2016年7月19日火曜日

MFMPとBob Higginsさんによる安価な中性子線測定器の試み

MFMPがBob Higginsさんと共同作業で、安価な中性子線測定器を作ろうとしているようです。
ロッシ風のGlowStickという常温核融合実験装置で、放射線を検出したという報告が出ましたが、その後、中性子線も出ているのではないか・・・という実験があって、とうとう安価な中性子線測定器を作ることになったようです。

中性子線の測定器は高価で、専門的な機関以外にはなかなか保持していません(尤も、これまでは需要も限られていた)。今回の試みで、安価な(数万円以下?)中性子線測定器のキットが提供されるようになると良いですね。



Webサイトでは以下に情報がまとまっています。



MFMPは現状では以下のようなアナログな中性子線測定器を使っているようです。



そして、放射線検出が報じられた時の記事は以下でした。



以上

2016年5月29日日曜日

MFMPによる中性子検出

少し古い話題です。4月14日にMFMPのFacebook投稿で、常温核融合実験「GlowStick 5.3」の中で熱中性子を観測したというものがありました。下の試験管のようなものの中に生じた泡で検出を判断するようです。


私が常温核融合を学び始めた頃は、常温核融合反応では中性子線は出ないのだと誤解していました。その後、水野忠彦博士に論文を送っていただいたりして、実は、これまでの実験の中には中性子を含む放射線を観測したものがあると知りました。

ただ、どの実験でも出る訳ではないらしく、素人っぽい感覚だと、"穏やかな"反応の実験では殆ど観測されていないように思います。エネルギー源としての実用という観点では中性子線が出ない方が良いので、中性子の発生には要注意です。ベータ線やガンマ線であれば遮蔽で対処できますが、中性子線となると遮蔽が難しく、当たった物質を放射化するので厄介です。

実用の観点では、如何に中性子線の発生を抑止するかが重要になってくるでしょう。

以上

2016年5月23日月曜日

ウクライナ科学アカデミーが常温核融合研究に投資

ウクライナでは、ウクライナ科学アカデミー(Ukrainian Academy of Sciences)が、公式に常温核融合研究への投資を行う決定があったそうです。

FacebookのMFMPの以下の投稿で知りました。


この件については、EGO OUTにVladimir Vysotskii(ヴィソツキー)博士の解説が載っています。それによると、投資額は約4万ドル(440万円程度)と小さいものの、良い兆候だと博士は評価しているようです。



以上

2016年2月25日木曜日

【速報】 MFMPが常温核融合反応に成功、実験方法を公開

MFMP (The Martin Fleischmann Memorial Project)が、とうとう常温核融合反応の追試に成功しました。昨日(2月23日)の夜から徐々に情報公開が始まり、今日はその実験方法と実験データの分析結果が続々と公開されました。

まだ内容をちゃんと見ていないのですが、常温核融合研究の発展にとって非常に大きな一歩なので、とりあえず情報を拾っておきます。

以下が第一報でした(内容が更新されています)。

The Cookbook is in the signal...The End of the Carbon Age is NighThankyou to all those that helped usPrepare...
Posted by Martin Fleischmann Memorial Project on 2016年2月22日

今回、実験結果の分析で、低エネルギーのガンマ線放射が検出されている事が分かったのが重要なポイントです。


Iceberg in the *GlowStick*Photometric analysis published of 'the signal' by Bob Higgins who notes:"There was a...
Posted by Martin Fleischmann Memorial Project on 2016年2月24日


そして、実は、ロッシ氏も初期の頃には、E-Catの中に仕込まれた分厚いシールドは、ガンマ線を熱に変えるためのものだと語っていたのですね。
"The shielding is necessary to allow the radiations to be thermalyzed: it’s from the thermalization of the gamma rays that comes the energy. The system is radiation free outside the reactor, and doesn’t produce radioactive wastes."
この点については、以下に出ています。

The team watched this video all the way through for the first time AFTER designing basically an E-Cat following...
Posted by Martin Fleischmann Memorial Project on 2016年2月23日
以上

2015年7月12日日曜日

Open Power AssociationがMFMPの協力を得てParkhomov風追試に挑む予定

イタリアのOpen Power Associationが、Parkhomov風の常温核融合追試実験を行う準備を進めているそうです。MFMPの支援を受けているとのことで、MFMPがFacebookに状況を投稿しています。その記事の埋め込み参照です。

Open Power Association's Parkhomov-Like experimental program well underway[]=Project Dog Bone=[]The OPA shares...
Posted by Martin Fleischmann Memorial Project on 2015年7月9日

実験の仕様書へのリンクは以下の通りです。結果が出てくるのが楽しみですね。
英語翻訳簡易版: https://goo.gl/PtRjhZ
オリジナルのイタリア語版: https://goo.gl/LPpTJX


以上

2015年5月31日日曜日

MFMPの常温核融合実験が進行中でリアルタイムに中継されています【終了しました】

MFMP(マーチンフライシュマン記念プロジェクト)が、2015年5月29日(金)から何回目かの常温核融合実験に挑んでおり、その模様が実況中継されています(これを書いている時点で、まだ続行中)。いわゆるParkhomovスタイルの実験の追試です。この実験の記事はE-Cat Worldにも出ています。

今回は、常温核融合を起こすための燃料を入れたスティックと、入れてないスティックの2つを同時に同じように加熱して、発生する温度や熱量の差を見る方法を使っています。時間と共にヒーターを加熱して温度を上げていき、ある程度温度が高くなった所から、燃料アリの方に過剰熱発生が見られる事を期待しています。

Second calibration done on *GlowStick* GS3 done, experiment due to commence soon...[]=Project Dog Bone=[]In Alan...
Posted by Martin Fleischmann Memorial Project on 2015年5月28日


この実験データをほぼリアルタイムに記録&公開してくれているのが以下のサイトです。これを書いている時点で、両者の差は60℃ほどになっています。非常に面白くなってきました。こんな実験がリアルタイムに観察できるのは素敵ですね。


【追記:2015-05-31】
実験開始後、約48時間で実験終了となったようです。E-Cat Worldにもまとめの感想が載っています。以下の記録を見ると、温度差の最高は84℃だったようです。まだこれだけでは実証できたとは言えないのでしょうが、肯定的に見える結果を完全に公開された環境で実現できたのは、たいへん価値のある一歩だと思います。MFMPや実験に協力した方々に感謝します。実験後の「燃料」の元素分析が楽しみです。


以上

2015年4月22日水曜日

ICCF-19でのParkhomov博士のポスターセッションの模様

ICCF-19でのParkhomov博士のポスターセッションの模様を撮った写真とビデオをMFMPが投稿してくれました。感謝します!

MFMP stills and HD video of Dr. Alexander Parkhomov's ICCF19 'Poster Session'All the video material we have of this...
Posted by Martin Fleischmann Memorial Project on 2015年4月21日


この時、Parkhomov博士の常温核融合炉の実験で使われた燃料の元素分析結果の資料が紙で示されたようです(ICCF-19の直前に分析を依頼したというニュースがあったので、とてもホットな情報だったと思われます)。

使用の前と後で結構元素構成に変化が出ているようです。複数の機関へ分析を依頼されているようなので、結果が出揃ったところで公開してくれるのではないかと期待しています。

以上

2015年3月8日日曜日

ロシアでは追試に向けた新たな挑戦が始まっている

MFMP(マーチン・フライシュマン博士記念プロジェクト)の面々がモスクワまで行ってParkhomov博士に会ったというニュースがありました。おそらくその時に、MFMPのBob GreenyerさんはロシアでE-Cat風常温核融合炉の追試を進める人たちと知り合ったようです。

ロシアの科学者達は、Parkhomov博士の追試結果を前向きな興味を持ってとらえているようで、色々と新しい追試のアイデアが出てきているようです。以下のE-Cat Worldの記事に紹介されていたのは、常温核融合反応を起こすために必要な素材を固めて「燃料パレット」にしてしまうアイデアのようです。「LockTherm LLC」という会社がスポンサーになっているとのこと。こうやって参加者が増えて沢山のアイデアが試されるようになると、進化速度が上がりそうですね。
http://www.e-catworld.com/2015/03/07/russian-team-creating-lenr-fuel-pellets-bob-greenyer/


以上

2015年2月9日月曜日

MFMPの「犬の骨プロジェクト」でE-Catの再現実験中

先週からMFMP(マーチン・フライシュマン記念プロジェクトでは、E-Catの再現を目指して実験が開始されました。Live Open Scienceを標榜する彼らですから、実験の模様はできるだけ実況中継されています。その中で注目すべき部分はYouTubeにアップロードされて、気楽に見ることができます。

以下は、Dr. Bobが作ったこの再現実験~コード名「犬の骨プロジェクト」~のイメージビデオです。知らない人には何のことやら分からないでしょうが、元気はでるかも。



先週末に行われた実験では、実験中に突然の装置の破断が起こるアクシデントがありました。これが過剰熱によるものかどうかははっきりしませんが、その様子をまとめたビデオが投稿されています。最後の方で破断が起こって、興奮している様子が分かります。




以下の動画では、実験装置の中核部分を作る作業の要点が説明されているようです。発熱実験の模様も最後の方に出てきます。



どういう結果が出るのかワクワクしながら実験のニュースを聞いています。実験の様子が生で見られるなんて、素晴らしい時代になったものです。

以上

2014年12月31日水曜日

MFMPがFrancesco Piantelli博士との協調を発表

12月に発表されたもう一つのコラボレーションは、マーチンフライシュマン記念プロジェクト(MFMP)が著名な常温核融合研究者であるFrancesco Piantelli博士と協力するというものです。クリスマスの日にプロジェクト名 Project /Fedora\ として発表されました(半角の逆スラッシュが文字化けするので全角文字に変更してます)。


Piantelli博士は、ニッケル・水素系の常温核融合研究の先駆者として知られており、Lenr-Canr.orgのライブラリを検索すると多数のレポート・論文がヒットします。

site:lenr-canr.org/acrobat piantelli - Google 検索
https://www.google.co.jp/search?q=site%3Alenr-canr.org%2Facrobat+Piantelli

ニッケル・水素系の技術を使うロッシ氏とは特許取得を競う関係であり、Piantelli博士自身もNickenergy社というベンチャー企業を設立して事業化に取り組むように見えていました(下はNickenergy社の研究発表の様子です)。今回の発表を見ると、Piantelli博士は自分のノウハウをライブ・オープン・サイエンスを掲げるMFMPに伝授しようとしているようで、事業化よりも科学の発展に舵を切り直したのかもしれません。そうだとすれば、たいへん素晴らしいことだと思います。



Piantelli博士は以下のような立派な研究室を持っておられるようで、ここから生み出された常温核融合のノウハウがMFMPで活用されるのが楽しみです。



以上

2012年11月5日月曜日

Celani博士の常温核融合セルの追試に挑むMFMP

マーチン・フライシュマン博士記念プロジェクト「Martin Fleischmann Memorial Project」(以前は追悼プロジェクトと訳してましたが、記念の方が意味に合うと思うので変えました)が立ち上がった事は以前にも書きました。


当初は追悼の意を表するのが目的なのだろうと誤解していました。ところが、実はもっとアクティブな活動で、有志が集まってフライシュマン博士の灯した「新しい灯=常温核融合」を世界に認知させるために、常温核融合実験の追試に乗り出しています。
ターゲットして選ばれたのは、Celani博士がNIWeek 2012やICCF-17でデモを披露した金属ワイヤーを使った実験装置です。以下にその計画書が載っています。



目的は、追試を成功させて、それを世界に広めることですから、設計書から手順から実験結果まで全てオープンにして進めようとしています。例えば、以下のページには、実験に使うセルの詳細な設計が載っています。


また、進捗状況は写真入りで以下のブログに詳細に公開されています。
http://www.quantumheat.org/index.php/replicate/progress-blog

このチームの紹介ビデオはYouTubeに登録されています。様々なスキルを持った人達がチームを結成していて、実に頼もしい感じです。こういうプロジェクトが世界を変える原動力になっていくのだと思います。応援しましょう!



以上