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2016年11月4日金曜日

北村晃博士と土屋賢一博士によるICCF20報告書

北村晃博士と土屋賢一博士によるICCF20の報告書がJCFのサイトに公開されました。

URL: http://www.jcfrs.org/file/iccf20-report.pdf

最初のページには仙台の開催会場の写真が載っています。仙台駅から歩いて5分程度の所にあり、周りには飲食店も多数あってたいへん便利な会場でした。

以上

2016年10月23日日曜日

ICCF20-A55 Hidemi Miura's poster and short presentation

ICCF20のポスターセッションにて三浦秀美(Mr. Hidemi Miura)氏が使われたポスターとプレゼンテーション資料を以下に置きました。快く公開を許可してくれた三浦氏に感謝します。

題名: States of Hydrogen, Oxygen or Magnesium Atom in or with Cubic Ice Crystal-like Water Clusters

この発表は、不思議な性質を持つ(もしかすると核変換を起こしているかもしれない)オオマサガス(OHMASA-GAS)の分子構造をコンピューターシミュレーションで検討したものです。従来の分析結果で、オオマサガスは水分子20個からなるクラスター構造を取っているのではないかと言われています。今回、三浦氏は、水分子20個のクラスターの内部には最大で3個までの水素原子が存在できることをコンピューターシミュレーションで評価したとの事。

以下が掲示されたポスターです。




以下は、ポスターと共に掲示されていた写真です。
左上: オオマサガスを生成しているところ。
右上: オオマサガスをタングステン鋼にあてて熱している際、鉛で遮蔽した写真を感光させた実績があるとの事で、その写真です。燃焼時に放射線が出ていた可能性があります。(残念ながら、この件は論文にはなっていないそうです)
左下: タングステンとグラッシーカーボンを熱している際の温度分布です。なぜこのような高熱が発生するのか理由が分かっていません。
右下: オオマサガスを発生させる装置を改良したもので元素変換実験をしている様子です。



以下はプレゼンテーション資料です。



以上


2016年10月10日月曜日

ICCF20-A91 Vladimir Vysotskii博士の微生物による核変換発表

ICCF20でのVladimir Vysotskii博士の発表がとても重要だとMFMPが評価しています。


題名は以下の通りで、メタンを生成する海泥に棲む好気性微生物によるセシウム133とセシウム137の核変換について述べたものです。

Biotransmutation of Cs133 and Biodeactivation of Cs137 by Aerobic Microorganisms of Methanogenic Sea Ooze (A 91) (20)
Vladimir Vysotskii (Kiev National Shevchenko University, Ukraine)

発表資料は、https://goo.gl/7gvkfd に公開されています。

実験結果を示すページは以下の通りです。セシウム133やセシウム137の量(あるいは放射線)が減少しているのが見て取れます。


結論のページには以下のように記述されています。福島での除染を加速するのに役立つのではないかとも書かれています。私には前提知識が不十分でチェルノブイリでの「シェルター」の話が良く分からないのが残念です。

CONCLUSIONS
  • In conducted experiments the decrease in the concentration of radioactive reactor Cs137 isotope by 23% (average value ) and up to 40-70% (in the most optimal bioreactors) during 7-10 days was observed due to its transmutation into a stable isotope of barium
  • For further stages (up to 100%) of Cs137 isotope transmutation it is necessary to make the operational changes to the composition of the nutrient medium during transmutation.
  • The presented results show perspectives and effectiveness of radioactive Cs137 isotope deactivation and radioactive water purification during controlled growth of microbiological syntrophic association for industrial and environmental applications (e.g. for accelerated deactivation of radioactive water in Fukushima area).
  • The results of an independent examination confirmed the correctness of our previous results on the deactivation of radioactive isotopes, previously conducted at the “Shelter” object in Chernobyl

以上

ICCF20-A82 田辺克明博士の発表

ICCF20での田辺克明博士(京都大学)の講演ビデオがMFMPによってYouTubeに投稿されています。題名は以下の通りです。

Plasmonic Concepts for Condensed-Matter Nuclear Fusion (A 82) (20)
 Katsuaki Tanabe (Kyoto University, Japan)



サマリは以下のページに示されています。


田辺克明博士は、JCF16でも発表されています。テーマは、レーザ光によって引き起こされる表面プラズモン共鳴を利用した凝縮系核反応の促進だと理解しています。素人ながらたいへん興味深い研究だと思います。

また、「Plasmonic energy nanofocusing for high-efficiency laser fusion ignition」という題名の論文を発表されています。

http://iopscience.iop.org/article/10.7567/JJAP.55.08RG01/pdf

以上

日本とインドの常温核融合研究機関

MFMPがFacebookに以下のような投稿をしてくれました。ICCF20のプレゼンの画面写真だと思われます。日本とインドの常温核融合研究を行っている組織名が列挙してあります。


以下が日本のスライドです。だいたいは分かる名前が挙がっています。


以下がインドのスライドです。こちらは殆ど分かりません。インドでも色々な大学や研究機関で常温核融合研究が行われているようです。



以上

2016年10月9日日曜日

ICCF20は19カ国から150名の参加でした

10月2日~7日の1週間、仙台で開かれていた国際常温核融合学会第20回大会 ICCF20 が盛況のうちに終了しました。

事務局として多大な貢献をされたクリーンプラネット社のFacebookに以下の投稿がありました。19か国から約150名の参加者があったとの事。私は1日だけ参加させていただきましたが、活発な質疑応答が行われる良い学会でした。


この学会は、欧州・米国・アジアの3極での持ち回り開催となっており、アジア地区には、日本の他に、ロシア・中国・韓国・インドに開催実績があります。だいたい、1年半の間隔で開催されているので、次の日本開催は20年後くらいになるかもしれません。今回参加できたのは幸運だったと思います。

運営に尽力いただいた、岩村康弘先生、笠木治郎太先生ほか東北大学電子光理学研究センターのメンバーの方々や、協賛組織の方々に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

以上

2016年10月2日日曜日

Jean-Paul Biberian博士によるSSICCF20の参加報告

常温核融合研究者として著名なJean-Paul Biberian博士によるSSICCF20の参加報告がブログに公開されています。但し、フランス語なので、Google翻訳の助けを借りて内容を想像するしかありませんが・・・。MFMPは、この報告から中国では4つの大学で公式に常温核融合の研究が進められており、その他にも民間の組織が研究しているようだ・・・と言っています




以上

SSICCF20での岩村康弘博士の発表要旨

SSICCF20では東北大学の岩村康弘博士の発表もありました。以下がアブストラクトの前半です。


東北大学電子光理学研究センターの凝縮系核反応研究部門での進捗状況について興味深い内容が書かれていますので、以下に引用します。日本語は私の感想です。

1) Anomalous excess heat generated by the interaction between nano-structured Pd/Ni surface and D2/H2 gas was observed. These experiments are based on Mizuno’s experiments [1]-[2]. Recently, our experimental set-ups have been improved to be able to make experiments under high pressure D2/H2 gas up to 0.3Mpa.

パラジウム/ニッケルのナノ構造を持った金属表面と重水素/軽水素による過情熱検出は順調に進んでいるようです。これは水野忠彦博士の考案した実験方式に基いていて、これを改良しているようです。

2) Replication Experiments based on Kitamura and Takahashi’s work [3] were performed at Tohoku University. Anomalous heat generation using Nickel-based binary nanocomposites and hydrogen isotope gas was reproduced.

日経新聞の記事の中に、より安価な材料での実験を行いたいという趣旨の事が書いてありましたが、これが該当するのかもしれません。北村博士と高橋博士の実験方法を使って、ニッケルと軽水素を使っての過情熱生成が再現できているようです。

3) 141Pr was confirmed by Rutherford Backscattering Spectroscopy with the statistical significance of about 2.5. 141Pr is supposed to be a transmuted isotope from Cs using Pd/CaO multi-layer foil with D2 gas permeation [4]-[5]. RBS has never been applied to detection of 141Pr, although 141Pr we detected by XPS, ICP-MS, SIMS, TOF-SIMS and XRF [4]-[5].

私としては、この元素変換実験の進捗も大いに気になっていました。パラジウムと酸化カルシウムの多層箔を用いたセシウムの元素変換実験では、プラセオジム141が有意に検出されているとのこと。

4) Transmutation experiments of stable Se, Zr and Pd were performed. The aim of these experiments is to transmute long lived radioisotopes (107Pd, 79Se, 93Zr and 135Cs) into stable ones.

セレン、ジルコニウム、パラジウムの安定元素についても実験が行われているようです。目標は、取扱が厄介な長寿命放射性元素を安定元素へ変換する事だと。期待しましょう。


以上


SSICCF20のAbstracts公開

ICCF20に先立って、9月末に中国の厦門で開かれていたICCF20のサテライト・シンポジウム(SSICCF20)のAbstractsが以下に公開されています。



以上

いよいよ明日より仙台にてICCF20開催

いよいよ明日10月3日から仙台にて国際常温核融合学会第20回大会(ICCF20)が開催されます。世界中から常温核融合の研究者が集まる会議です。楽しみですね。


Martin Fleischmann Memorial Projectのメンバーも既に日本に来ているようです。以下の動画がFacebookに投稿されていました。


以上

2016年9月18日日曜日

中国で開催されるICCF20のサテライト・シンポジウムのプログラムが公開されました(2)

昨日、SS-ICCF20(ICCF20のサテライト・シンポジウム)のホームページへのアクセスが不調だったのですが、今日は快調にアクセスできました。暫定版として公開されている公式のプログラムは以下のようになっています。


中国厦門(アモイ)での開催ということで、中国の研究者の発表が多くなっていますが、以下が面白いと思いました。日本語は私のコメントです。

  • J. F. Geneste (Airbus Group, Toulouse) Symmetry, entropy and order
    エアバス社の研究者ですね。
  • Y. Iwamura (Tohoku U, Sendai) Anomalous heat generation and nuclear transmutation experiments at condensed matter nuclear reaction division of Tohoku university
    ICCF20の企画運営の中心にいる岩村康弘博士の発表です。仙台より一足早く概要を知ることができるかもしれません。
  • M. A. Halem (LENR-Invest LLC, New York) Validation of brillouin energy corporation hydrogen hot tube experiments
    常温核融合ベンチャーであるBrillouinエネルギー社からの発表です。
  • J. Tian (CUST, Changchun) Cold fusion research in CUST: past, present and future
    私は初めて知りましたが長春理工大学(CUST)でも常温核融合研究をやっているようですね。
ちなみに、長春理工大学は1958年創立で2万人以上の学生が在籍する大きな大学のようです。常温核融合研究へのコミットがあると嬉しいですね。



以上

中国で開催されるICCF20のサテライト・シンポジウムのプログラムが公開されました

仙台で開かれるICCF20に先立って、中国の厦門(アモイ)にて、サテライト・シンポジウムが開催されます。そのプログラムが公式サイトに公開されたのですが・・・今の時間帯はアクセスが不調なので、中国の常温核融合ニュースサイトから引用します。
日本の岩村康弘博士も発表されるようです。


以上

2016年9月10日土曜日

国際常温核融合学会第20会大会ICCF20のプログラムが公開されました

ICCF20のプログラムが公式ホームページで公開されました。10月3日(月)~10月7日(金)の一週間の盛り沢山な内容になっています。


個々のプログラム内容の説明は上記の「for more information」のリンク先に公開されています。以下のような5ページの資料です。



ちなみに、ICCF20本大会に先立って中国のアモイ市で開催されるサテライト大会のプログラムはまだ発表されていないようです(以下のサイトに出ています)。


以上

2016年7月11日月曜日

ICCF20のアブストラクト提出締切は7月15日

関係者の方は既にご存知でしょうが、ICCF20のアブストラクト提出締切が、6月30日から7月15日に延長されました。多くの発表が集まると期待したいです。


また、ホームページに載っている、おそらく協賛社のロゴが増えていました。TEETやTECHNOVAは常温核融合研究の昔からの支援者ですが、日産自動車が入っていたのが驚きです。たいへん嬉しい動きですね。


以上

2016年5月28日土曜日

ICCF20の中国サテライト大会のホームページ

ICCF20(国際常温核融合学会 第20回大会)が10月に仙台で開催されますが、それに先立って9月28日〜30日の期間、中国の廈門市(アモイ市)でサテライト大会が開催されます。

以下のようなホームページが立ち上がっています。参加される方々は中国から日本へとハシゴされるのでしょうか? サテライト開催はたぶん初めての試みだと思いますが、成功すると良いですね。


以上

2016年1月1日金曜日

あけましておめでとうございます

日本の常温核融合関係者にとって、今年一番の話題は国際常温核融合会議 第20回大会(ICCF20)が10月に仙台で開催されることでしょう。


ICCF20の開催を決定する会議では、日本、中国、インド、ロシアのアジア4カ国の間での調整となったと伝えられています。また、過去の開催地を見てみると、だいたい、米国⇒欧州⇒アジアでローテーションしている事が分かります。毎年開催されたとしてもアジアに来るのは3年周期で、それを4カ国の間で持ちまわったとすると、日本に来るのは12年周期ということになります。ICCF20は常温核融合研究の現状を知るための貴重な機会だと言えるでしょう。


さて、今回、中国も強く開催を望んだとのことで、仙台での開催に先立つ9月29日~30日に厦門大学でICCF20のサテライト開催が計画されています。


中国側の責任者は厦門大学の田中群教授です。厦門大学にある紹介ページを見ると、1990年から半年ほど米国のユタ大学で常温核融合の研究に従事されていた事が分かります。エネルギー需要の旺盛な中国で常温核融合研究が進むのは世界にとって意義深いと思います。ICCF20を契機として常温核融合への認知が広がると良いですね。


以上