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2017年1月15日日曜日

週刊エコノミストに載った常温核融合の記事

週刊エコノミストの2017年1月17日号に『「常温核融合」復活か エネルギー革命の有力候補』という二ページの記事が掲載されました。日本の常温核融合研究を牽引するクリーンプラネット社に注目した良記事です。
新年早々、日本での常温核融合の認知を広げるために幸先の良いスタートだと思います。



以上

2016年10月10日月曜日

Global Business Leaders Summit 2016に吉野英樹代表が登壇

クリーンプラネット社のFacebookページで知りました。日本の常温核融合研究&実用化を牽引するクリーンプラネット社代表の吉野英樹氏が10月15日に東大本郷キャンパスで開催されるGlobal Business Leaders Summit 2016にパネリストとして登壇されるそうです。どのような議論が展開されるのか楽しみですね。


学生向けの案内ページは以下にありました。


どうやら学生の参加は無料のようです。


社会人は有料です。


以上

2015年11月29日日曜日

NEDOのプログラムに常温核融合「クリーンエネルギー生成技術」が採択される

少し古いニュースになりますが、10月26日にNEDOの「エネルギー・環境新技術先導プログラム」の研究テーマとして、常温核融合の研究が採択されました。NEDOの以下のページで広報されています。


上記のページからリンクされている「採択テーマ一覧」を見ると、以下のようにリストアップされています。
http://www.nedo.go.jp/content/100763137.pdf


「金属水素間新規熱反応の現象解析と制御技術」というテーマがそれです。提案者は4社あり、株式会社テクノバ、日産自動車株式会社、九州大学、東北大学電子光理学研究センターの名前が挙がっています。この中では「日産自動車」の名前が新しいですね。トヨタ自動車に続いて、いよいよ日産自動車も常温核融合研究に関与を始めたのでしょうか?

この件は、クリーンプラネット社のファイスブックのタイムラインでも報告されました。


NEDO 平成27年度「エネルギー・環境新技術先導プログラム」において、弊社と東北大学が進める共同研究部門の「クリーンエネルギー生成技術」についての案件を採択して頂きました。誠にありがとうございました。安全かつ強靭な次世代型エネルギー社会...
Posted by 株式会社クリーンプラネット on 2015年10月26日


また、最近になって、Steven B. Krivit氏のブログで以下のように取り上げられています。海外から見ると、NEDOという公的な機関が常温核融合研究に投資を行い、そこに日産自動車が参加するという風に見えますから、非常に刺激的なのでしょう。残念なのは、実態としては、国内での認知が殆ど進んでいないことですね。



以上

2015年4月17日金曜日

ICCF-19の会場からClean Planet社の撮影した写真

Facebookのクリーンプラネット社がICCF-19の会場での写真を幾つか投稿してくれました。たいへん伝統ある会場での発表だったようです。

We are in Podova in Italy for ICCF-19 (The 19th International Conference on Condensed Matter Nuclear Science) this week....

Posted by Clean Planet Inc. on 2015年4月16日

Our team was interviewed by a Italian radio station after our presentations.

Posted by Clean Planet Inc. on 2015年4月16日

Photo Gallery from ICCF-19th in Padova, Italy.

Posted by Clean Planet Inc. on 2015年4月17日

以上


2015年4月5日日曜日

Clean Energy Research LabとImPACTの関係

東北大学電子光理学研究センターとクリーンプラネット社が凝縮系核反応研究部門設立」という記事で、Clean Energy Research Labの設立をお伝えしました。その時に出たクリーンプラネット社のプレスリリースの中に、電子光理学研究センターの核廃棄物除染研究プロジェクトに日本政府がファンディングという形で支援を行うだろうとの記載がありました。このプロジェクトは、内閣府の進める革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)のテーマの一つである「Reduction and Resource Recycle of High Level Radioactive Wastes with Nuclear Transformation」だと述べられています。

http://cleanplanet.co.jp/news/en/15.03.30%20Clean%20Planet%20-%20Press%20release.pdf
Additionally, the government of Japan will provide support in the form of funding for the nuclear waste decontamination research project at the Electron Photon Science of Tohoku University. The project named “Reduction and Resource Recycle of High Level Radioactive Wastes with Nuclear Transformation”, will be funded and supported by the ImPACT Program, which is a Japanese national research program.
革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)については以下にまとめられており、一覧にこのプロジェクトが載っています(日本語名は「核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化」)。
http://www8.cao.go.jp/cstp/sentan/about-kakushin.html

このプロジェクトのプロジェクトマネージャーは、日本原子力学会の会長である藤田玲子博士で、以下にプロジェクトの概略が記載されています。



計画書は以下に登録されています。
日本語: http://www8.cao.go.jp/cstp/sentan/kakushintekikenkyu/siryo/plan08_fujita.pdf
英語: http://www8.cao.go.jp/cstp/sentan/kakushintekikenkyu/siryo/gaiyouen08_fujita.pdf

この中の「克服すべき課題⽬標の達成アプローチ」は以下のように述べています(赤字は引用者による)。

  • LLFPを高レベル廃棄物から回収する有望な技術を分離回収性能や二次廃棄物発生量、経済性を評価して選定し、データをプロジェクト5のプロセス概念検討に提供。(プロジェクト1: 分離回収技術開発)
  • RIビームファクトリー(RIBF)を占有し中性⼦ノックアウト反応や高速中性子核破砕反応等による物理実験を行い、世界初の核反応データを取得。また、得られた核反応データを基に全く新しい核反応制御法の開発に挑戦する。(プロジェクト2: 核反応データ取得及び新核反応制御法)
  • 反応理論・構造理論により実験から得られる核反応データを補うと共に、核変換のための核反応標準モデルを整備する。また核反応データベースを整備し、システム開発のためのシミュレーションを行う。(プロジェクト3: 反応理論モデルとシミュレーション)
  • 合理的なコスト及びエネルギー収支を実現できるLLFP専用核変換システムを検討する。ビーム種・強度・エネルギー・標的性能・FP標的材などを俯瞰し、プロジェクト1,2,3,5と連携を取り要素技術開発を進める。(プロジェクト4: 核変換システム評価と要素技術開発)
  • 高レベル放射性廃液とガラス固化体から半減期の長い核種を取り出し、核変換により半減期の短い核種または安定核種に変換する合理的なプロセス概念を検討する。(プロジェクト5: プロセス概念検討)

そして、「研究開発プログラム全体構成」の「新しい核反応制御法の提案」の中に、課題の例として「凝縮系核融合(Transmutation in condensed matter)」が挙げられています。

ここからは私の想像です。「核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化」プロジェクトでは、放射性廃棄物に中性子を照射することで、放射性物質の崩壊を加速し、結果として放射性物質を低減させる方式を考えているようです。本方式の重要ポイントの一つは、安価でかつ容易に制御できる形で中性子を発生する方式でしょう。

ここで思い浮かぶのが、「水野忠彦博士のグロー放電による新しい常温核融合炉の特許」で述べた、水野博士とクリーンプラネット社の特許です。この特許には、中性子発生を制御できる常温核融合炉の作り方が書いてあります。この炉を中性子発生源として使うならば、もしかすると、非常に実用的な核変換が可能になるかもしれません。今後の展開が非常に楽しみです。

以上

2015年3月31日火曜日

東北大学電子光理学研究センターとクリーンプラネット社が凝縮系核反応研究部門設立

東北大学電子光理学研究センターと株式会社クリーンプラネットは、4月1日に新たに「凝縮系核反応研究部門」を共同で設立すると発表しました。凝縮系核反応の基礎研究と応用開発研究を同時に開始するとのことです。
「凝縮系核反応」とは、いわゆる常温核融合を指します。常温核融合は今や正しいとは言えない俗語なので、正式名称には相応しく無いという判断なのでしょう。

いよいよ日本でも公式に常温核融合を研究する部門ができたというのは、たいへん素晴らしいニュースです。今後の発展に期待したいと思います。


東北大学からのプレスリリースWebページ


東北大学からのプレスリリース(PDF)


クリーンプラネット社からのプレスリリース(PDF)


クリーンプラネット社からの英文プレスリリース(PDF)


クリーンプラネット社のFacebookページから


クリーンプラネットは、4月1日から、国立大学法人東北大学と、同大学電子光理学研究センターにおいて新たな研究部門を設立し、革新的なクリーンエネルギーの創設に向けての共同研究を開始します。この共同研究は、4年間行うことが予定されており、「凝縮...
Posted by Clean Planet Inc. on 2015年3月30日


Clean Planet Inc. and Tohoku University are launching “CleanEnergy Research Lab” at Tohoku University on April 1st,...
Posted by Clean Planet Inc. on 2015年3月29日


以上