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2016年5月29日日曜日

トーマス・ダーデン氏は2012年1月にオバマ大統領に面会していた

2012年1月11日にインダストリアル・ヒート社を率いるトーマス・ダーデン氏はオバマ大統領に面会していたという記録が出てきました。E-Cat Worldにまとめられています。


以下がその記録です。もちろん、議事の中身が分かる訳ではありませんが、常温核融合の存在を米国のハイレベル層が認知している可能性を示す出来事だと思います。



以上

2015年11月8日日曜日

中国の白石山に開設された中国・米国科学技術国際イノベーションパークのテーマの一つは常温核融合(2)

前回の記事で紹介した中国の白石山に設立された国立米中科学技術国際イノベーションパークの開所式で使われたと思われるプレゼン資料が以下に公開されています(ファイルの日付が古いのが気になりますが)。

http://chinauspark.com/appUpdata/file/20140925/20140925152226_9375.pdf

興味深い中身なので、簡単に紹介します。
1ページ目: LENR(Low Energy Nuclear Reaction)のことを、あえて「LENR – Low Energy Nickel Reaction」としてニッケルを使う反応であることを強調しています。

2ページ名: 「第三次工业革命的基础」・・・第三次産業革命の基礎だと言ってますね。
3ページ目: 常温核融合の利点が挙げられています。温室効果ガスを出さない、放射性廃棄物を出さない、石油やガスを必要としない。
4ページ目: 太陽光発電や風力発電と比べて接地面積が遥かに小さいことをアピール。
5ページ目: コストを比較しています。図では3セント/kWhになってますが、脚注で、これは高めの見積もりであり、1.5セント/kWhくらいまで下がるだろうと言ってます。
6ページ目: 世界のエネルギー消費量を示し、この内、発熱と電気で消費される64%に常温核融合技術が適用できると言ってます。かつ、既存設備の改修で対応できると。
7ページ目: 適用方法が挙げられています。基本は発熱と(熱による)発電ですね。そして、発展途上国に適していると。
8ページ目: 発生する熱量は(入力の)3倍から20倍と幅がある表現になっています。温度は、120℃から500℃であると。
9ページ目: スケールアウトできることを示しているのでしょう。20フィートコンテナ(1MW相当)を200台で200MW、600台で600MWだと示しているようです。
10ページ目: このページが非常に興味深いです。第一段階は既存市場への適用で、まず石炭発電を置き換え、800コンテナを手始めとして、毎四半期に1万コンテナずつ供給すると書いてあるようです。そして、第二段階は、エンジンブロックとして組み込めるような形態への進化を考えているようです。

以上

中国の白石山に開設された中国・米国科学技術国際イノベーションパークのテーマの一つは常温核融合(1)

2014年5月にアンドレア・ロッシ氏のE-Cat技術に投資するIndustrial Heat社のDom Darden社長が、中国の天津に常温核融合の研究施設の開所式に参列したというニュースがありました(中国天津ニッケル水素(常温核融合)研究センター設立)。どうやら常温核融合の研究やビジネスで何らかの協調活動を行っているらしいと推測していましたが、それを裏付けるニュースが公式に発表されました。

本件については、E-Cat Worldの記事が情報をまとめてくれています:
Industrial Heat Slideshow Posted
http://www.e-catworld.com/2015/11/06/industrial-heat-slideshow-cobraf-com/

以下の写真をご覧ください。中国語で「白石山国家中美科技国际创新园」で表記されている施設の開所式でトム・ダーデン氏が握手しています。日本語だと「白石山 国立米中科学技術国際イノベーションパーク」といったところでしょうか。


この施設の紹介記事を見ると、ニッケルを使った熱生成炉という表現が出てきます。トム・ダーデン氏が協力している事からもE-Catの活用がテーマなのは明らかです。

Park Profile - Park Profile - Baishishan national Sino-US Science and Technology International Innovation Park
http://www.bsscustip.com/intro.aspx
Baishishan national and international content of Sino-US Science and Technology Innovation Park building includes research and development park, manufacturing park, the World Innovation Forum permanent venue like. The total area of ​​14.5 square kilometers. Including R & D manufacturing 7.25 square kilometers, the World Innovation Forum venue, commercial, residential, tourism and other ancillary facilities 7.25 square kilometers. Settled early projects include "Industrial reaction heat energy use Nickel" project, "American HANKOR new fireproof materials," project, "Israel NPG natural poultry breeding technology projects," "Hughes satellite operations center", "ITURAN" car network, "China Telecom pico base station "satellite application industry base, the transfer mobile video Internet content distribution platform," iron "satellite industry base," L-band multimedia transmission network "industrial base," Beidou satellite "civilian commercial operation projects.
2014年4月15日の写真も掲載されていて、ここにもトム・ダーデン氏が写っています。長い時間をかけて準備してきた事が伺えますね。


開所式で発表されたと思われる資料も見つかっています(ファイル名の日付が古いのが気になりますが内容はE-Catに関するものです)。非常に興味深い内容なので、別途記事にしようと思います。それにしても、国策で設置する中・米共同の産官学複合施設に常温核融合炉がテーマとして組み入れられているのには驚きます。世界は静かに常温核融合のある世の中を目指して動き出しているようです。



以上

2015年10月18日日曜日

トム・ダーデン氏へのインタビュー記事がFortune誌に掲載される

少し古いニュースで恐縮ですが、9月末にFortuneのWebサイトにTom Darden氏のインタビュー記事が載りました。チェロキー投資組合を率いるトム・ダーデン氏は、E-Catの研究開発を進めるIndustrial Heat社を立ち上げ、投資しています。今回、Fortuneのような有名な一般紙に登場したのは、E-Cat技術の市場投入に向けて、徐々に露出を増やそうという意図なのかもしれません。たいへん興味深い記事だと思います。



この記事の中で、印象に残るやりとりに以下があります。・・・以下は私の勝手な和訳です。パラダイム・シフトに対する科学者の姿勢への皮肉も強烈ですが、Woodford投資管理社が常温核融合に投資を開始したというのが非常にインパクトのあるニュースでした(この件についてはまた別稿で述べたいと思います)。

Q: What changed your mind?  
・・・何があなたの判断を変えたのですか?

A: Scientists get locked into paradigms until the paradigm shifts. Then everyone happily shifts to the new truth and no one apologizes for being so stupid before. Low temperature fusion could be consistent with existing theories, we just don’t know how. It’s like when physicists say that according to the laws of aerodynamics bumblebees can’t fly but they do.
・・・科学者は、パラダイムシフトが起こるまで(古い)パラダイムに縛られます。そして、誰もが喜んで新しい真実にシフトし、誰もそれ以前に愚かであったことを謝罪しません。常温核融合は、既存の理論と一致しているだろうと思いますが、それがどのように一致するのかは分かりません。これは、空気力学に従えばマルハナバチは飛べる筈はないと物理学者は言うが、実際にはハチは飛んでいるというのに似ています。



But let me make one thing very clear. We don’t know for sure yet whether it will be commercially feasible. We’ve invested more than $10 million so far in Rossi’s and other LENAR technology and we’ll spend substantially more than that before we know for certain because we want to crush all the tests. (Recently, we have been joined by Woodford Investment Management in the U.K., which has made a much larger investment into our international LENR activities—so we are well funded.)
・・・我々は$10Mドルを遥かに越える額をロッシや別の常温核融合技術に投資してきました。・・・最近、英国のWoodford投資管理社が参加して、我々の国際的な常温核融合活動に大きな投資をしてくれました。

以上

2015年4月20日月曜日

トム・ダーデン氏のインタビュー記事がInfinite Energy誌に掲載される

常温核融合分野の投資家として一躍有名になったトム・ダーデン氏のインタビューがInfinite Energy誌に載りました。インタビュアはMarianne Macy氏です。

実はまだちょっとだけしか読んでませんが、面白そうです。とりあえず忘れないために書いておきます。



以上

2015年4月18日土曜日

ICCF-19でのトム・ダーデン氏のスピーチ

ICCF-19のオープニングセッションでのトム・ダーデン氏のスピーチの動画です。今回、トム・ダーデン氏は、E-Catの技術的な内容については特に何も語りませんでしたが、常温核融合に投資するに至った背景や常温核融合への想いを語っていて、たいへん素晴らしいスピーチでした。


この発表のテキスト起こしは、E-Cat Worldの以下のエントリに載っています。最初に動画を速報してくれたDr.Bobや、長編動画を掲載してくれたMFMPの方々、また、素早くテキストに起こしてくれた方々に深く感謝します。お陰で、日本に居ながらにして発表内容をすぐに知ることができました。ありがとうございました。

http://www.e-catworld.com/2015/04/14/tom-dardens-speech-on-lenr-at-iccf19/


以上

2015年4月12日日曜日

トム・ダーデン氏がICCF-19のオープニングセッションに登壇

4月13日(月)から始まるICCF-19のオープニングセッションに、チェロキー投資組合のトム・ダーデン氏が参加することが分かりました。チェロキー投資組合は、ロッシ氏のE-Cat技術を獲得したインダストリアル・ヒート社を設立しており、実質的にE-Catビジネスのオーナーだと思われます。

トム・ダーデン氏については、これまで、中国天津の常温核融合研究センター設立に関わっている等、外から観測された情報が流れることはありましたが、本人は何も対外的に発表してきませんでした。ICCF-19で何を話すのか非常に興味を惹かれます。


ロッシ氏のブログでは、E-Cat WorldのFrank Aclandさんと以下のようなやりとりが行われており、少なくともロッシ氏もトム・ダーデン氏がICCF-19に登壇することは認識していると分かります。
Frank Acland
April 11th, 2015 at 12:06 PM
Dear Andrea,
I was pleased to learn that Tom Darden will be speaking at the ICCF conference in Padova next week. Is he well briefed on the performance level of the E-Cat plant? — I am sure he will be getting plenty of questions.
Kind regards,
Frank Acland
--------------------------------------
Andrea Rossi
April 11th, 2015 at 2:02 PM
Frank Acland:
of course he is briefed.
Warm Regards
A.R.
Frankさんの質問の意図は、既に実働しているとロッシ氏が言っているE-Cat(低温版)の1MWプラントの稼働状況(性能)をトム・ダーデン氏が発表するのか、という確認でしょう。しかし、ロッシ氏は明言せず、ぼかして回答しているように思えます。

この1MWプラントでは、何らかの技術的な工夫により、入力エネルギー無しに出力エネルギーが発生し続けるセルフサステインモード(SSM)の期間が長くなっていると再三ロッシ氏が発言しています(E-Cat Worldの記事に継続的なフォローがあります)。4月9日にはロッシ氏から殆どSSMになったとの連絡があったそうです(「The Lady E-Cat 1MW is stable and the COP is very high, because we are mostly in ssm mode. I am writing from inside the computers container.」)。

但し、この件に関しては一切のデータが公開されておらず、ロッシ氏が言ってるだけの状態にあります。もし、具体的なデータが公開されるならば、影響は非常に大きいと思います。期待して待ちましょう。

以上

2014年5月18日日曜日

中国天津ニッケル水素(常温核融合)研究センター設立

E-Cat Worldに報じられた情報によると、2014年4月16日に中国で、中国天津ニッケル水素(常温核融合)研究センターの開所式が行われ、そこにIndustrial Heat社の会長であるTom Darden氏が出席したとの事です。
Industrial Heat社は、ロッシ氏のE-Catの技術を買収したと公式に発表した企業であり、この中国名からして、ニッケル・水素系の常温核融合装置であるE-Catの開発、製造または応用研究などに携わるのは間違いないでしょう。


とうとう中国にも常温核融合の実用研究拠点が姿を現してきました。中国語の表記を眺めていると、感慨深いものがあります。
中国 China
天津 Tianjin
镍 nickel(ニッケル)
氢 hydrogen(水素)
冷核聚变 cold fusion(常温核融合)
研究中心 research institute(研究センター)
成立 founded


以上