New Scientistの9月14日号に常温核融合の記事が掲載されました。クリーンプラネット社や東北大学の活動にも少し言及があり、吉野社長と笠木先生のお名前も出ています。
サイトには定期購読料金が大きく表示されていますが、New ScientistのiPhoneアプリをインストールして、アプリ内でこの記事だけを240円にて購入できました。これから読んでみます・・・
以上
2016年9月18日日曜日
2015年6月21日日曜日
凝縮系核反応共同研究部門が日経に取り上げられました
2015年6月15日の日経新聞の「科学記者の目」のコーナーに「核のごみを無害化 「常温核融合」の遺産を利用」という黒川卓氏の記事が載りました。
会員のみに限定された記事(但し、無料会員になるのも簡単です)なので、引用は慎みますが、概ね以下のような内容でした。冷静に書かれた良い記事だと思います。
英語版が出ないのは残念だと思っていたら、6月20日に英語版の記事も公開されました。こちらは全文が公開されています。

日経新聞はこれまでにも岩村康弘博士の研究を報道してきています。例えば、4月には「岩村康弘博士の常温核融合研究が日経新聞に報じられる」で紹介した記事を企業報道部の三浦義和氏が書いています。
インターネット上には、「学術的な内容が全く分からない記事」と批判する意見もありますが、これは一般向けに書かれた記事なので、その批判はあたらないと思います。岩村康弘博士の研究成果や経緯を知りたければ、以下の記事を見るのが速いでしょう。参考文献に論文が挙がっていますので、そこから深く調べて行けます。また、常温核融合の概略が知りたければ、カレントサイエンス誌の特集を見るのが速いと思います。
以上
会員のみに限定された記事(但し、無料会員になるのも簡単です)なので、引用は慎みますが、概ね以下のような内容でした。冷静に書かれた良い記事だと思います。
- 東北大電子光理学研究センターに「凝縮系核反応共同研究部門」が設立された。
- 放射性廃棄物を放射線を出さない物質に核変換する技術が、政府が昨年度始めた大型研究プロジェクト「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」のテーマに選ばれた。
- これまでの常温核融合研究の歩みを振り返りつつ、「核科学の常識ではあり得ないデータが出ているのだから、メカニズムを解明する必要があると思った」という研究者の思いを紹介。
- 核廃棄物の処理は重要な課題であることから、「いつ実現するかは見通せないが、多様な核変換の研究開発の推移を見守りたい」と締めくくる。
英語版が出ないのは残念だと思っていたら、6月20日に英語版の記事も公開されました。こちらは全文が公開されています。

日経新聞はこれまでにも岩村康弘博士の研究を報道してきています。例えば、4月には「岩村康弘博士の常温核融合研究が日経新聞に報じられる」で紹介した記事を企業報道部の三浦義和氏が書いています。
インターネット上には、「学術的な内容が全く分からない記事」と批判する意見もありますが、これは一般向けに書かれた記事なので、その批判はあたらないと思います。岩村康弘博士の研究成果や経緯を知りたければ、以下の記事を見るのが速いでしょう。参考文献に論文が挙がっていますので、そこから深く調べて行けます。また、常温核融合の概略が知りたければ、カレントサイエンス誌の特集を見るのが速いと思います。
以上
2015年6月6日土曜日
2015年5月14日「凝縮系核科学の現状と将来」コロキウムの講演ビデオ
2015年5月14日に、東工大の大岡山キャンパス蔵前会館にて開催された「凝縮系核科学の現状と将来」というコロキウムでの講演ビデオが公開されました。
長年にわたって常温核融合研究を積み重ねてきた一流の研究者たちによる日本語の講演です(Nagel博士の講演は英語)。日本人に理解しやすい講演ビデオが公開されたのは、たいへん大きな意味があると思います。公開してくれたClean Planet社と、講師の皆様に感謝します。
以上
長年にわたって常温核融合研究を積み重ねてきた一流の研究者たちによる日本語の講演です(Nagel博士の講演は英語)。日本人に理解しやすい講演ビデオが公開されたのは、たいへん大きな意味があると思います。公開してくれたClean Planet社と、講師の皆様に感謝します。
講師と概要
吉野 英樹 氏(株式会社クリーンプラネット 代表取締役社長): 開会の挨拶
小栗 慶之 博士(東京工業大学教授): 開会の挨拶
笠木 治郎太 博士(東北大学 名誉教授): 凝縮系核反応~常温核融合ミラクルへの挑戦
高橋 亮人 博士(大阪大学 名誉教授): 熱発生実験の現状と今後(1/2)
高橋 亮人 博士(大阪大学 名誉教授): 熱発生実験の現状と今後(2/2)
岩村 康弘 博士(東北大学 特任教授): 凝縮系核反応~共同研究部門の目指すもの
Professor David Nagel explains LENR in Tokyo (1/2)
Professor David Nagel explains LENR in Tokyo (2/2)
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2015年5月17日日曜日
東工大・原子炉研コロキウム「凝縮系核科学の現状と将来」が開催される
2015年5月14日に、東工大の大岡山キャンパス蔵前会館にて、「凝縮系核科学の現状と将来」というコロキウムが開催されました。その前日には、東北大学の電子光理学研究センターで、凝縮系核反応共同研究部門の設立を記念したミニシンポジウムが開催されており、講演者の笠木博士らは、仙台から移動して来られたようです。
私も仕事を休んで参加してきました。会場には、目視で80名くらいの出席者がいたと思われます。最初の挨拶で、意外に産業界からの出席者が多いという発言がありました。日本でもビジネスマンの方が敏感に反応しているようです。
会議のプログラムは以下の通りです。
日時: 2015年5月14日(木) 13時~17時
場所: 東京工業大学蔵前会館ロイヤルブルーホール (13時~16時 講演)
同上 2階 大会議室 (16時~17時 懇親会・ディスカッション)
司会: 伊藤岳彦(東北大学客員准教授)
挨拶: 小栗慶之(東京工業大学教授)
吉野英樹(株式会社クリーンプラネット 代表取締役社長)
はじめに: 笠木治郎太(東北大学名誉教授)
金属凝集系と水素の異常発熱: 高橋亮人(大阪大学名誉教授)
凝縮系核変換の現状と今後の展開: 岩村康弘(東北大学特任教授)
Low Energy Nuclear Reactions: Robust Results, Promising Potential and Critical Challenges: David Nagel (Professor. George Washington University)
講演には質疑の時間があり、幾つか興味深い議論がありました。一つは、「こんなに驚くべき結果が出ているのに、なぜマスメディアは取り上げないのか?」というものです。うまく答えておられましたが、この質問は、本来はこの会場に来ていないマスメディアの「科学ジャーナリスト」の方々に向けられるものだと思います。私は、日本の大方の科学ジャーナリストは権威付けられたものしか報道しないから、というのが答えだと思ってます。
また、別の質問で、岩村博士が色々な元素の変換を試す中で、非放射性の元素から放射性の元素が生まれた事はないのか、というものがありました。岩村博士によると、残念ながら、今まで、変換先の元素として放射性元素を検出したことは無いとの事。仮に放射性元素が生じにくいのだとすると、そこには常温核融合のメカニズムの秘密が隠されているかもしれませんね。
いずれにしても、このような学術会議が日本で開かれるようになった意義は大きいと思います。今後も継続して開催されるよう期待しています。
以上
5月13日、14日の2日間に渡って、シンポジウム「常温核融合の現状と未来」を、東北大学、東工大と開催致しました。平日の午後の開催にもかかわらず、おかげさまで、160人を超える日本の産官学を代表するオピニオンリーダーの方々にご出席いただきま...
Posted by Clean Planet Inc. on 2015年5月17日
私も仕事を休んで参加してきました。会場には、目視で80名くらいの出席者がいたと思われます。最初の挨拶で、意外に産業界からの出席者が多いという発言がありました。日本でもビジネスマンの方が敏感に反応しているようです。
会議のプログラムは以下の通りです。
日時: 2015年5月14日(木) 13時~17時
場所: 東京工業大学蔵前会館ロイヤルブルーホール (13時~16時 講演)
同上 2階 大会議室 (16時~17時 懇親会・ディスカッション)
司会: 伊藤岳彦(東北大学客員准教授)
挨拶: 小栗慶之(東京工業大学教授)
吉野英樹(株式会社クリーンプラネット 代表取締役社長)
はじめに: 笠木治郎太(東北大学名誉教授)
金属凝集系と水素の異常発熱: 高橋亮人(大阪大学名誉教授)
凝縮系核変換の現状と今後の展開: 岩村康弘(東北大学特任教授)
Low Energy Nuclear Reactions: Robust Results, Promising Potential and Critical Challenges: David Nagel (Professor. George Washington University)
講演には質疑の時間があり、幾つか興味深い議論がありました。一つは、「こんなに驚くべき結果が出ているのに、なぜマスメディアは取り上げないのか?」というものです。うまく答えておられましたが、この質問は、本来はこの会場に来ていないマスメディアの「科学ジャーナリスト」の方々に向けられるものだと思います。私は、日本の大方の科学ジャーナリストは権威付けられたものしか報道しないから、というのが答えだと思ってます。
また、別の質問で、岩村博士が色々な元素の変換を試す中で、非放射性の元素から放射性の元素が生まれた事はないのか、というものがありました。岩村博士によると、残念ながら、今まで、変換先の元素として放射性元素を検出したことは無いとの事。仮に放射性元素が生じにくいのだとすると、そこには常温核融合のメカニズムの秘密が隠されているかもしれませんね。
いずれにしても、このような学術会議が日本で開かれるようになった意義は大きいと思います。今後も継続して開催されるよう期待しています。
以上
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