方針
- 素人でも安全に実験できること。放射性セシウムは入手も困難だし、危ないので扱わない。放射性物質としては市販されているカリ肥料(K40を僅かに含有)を使う。
- 安価に実験する。これは財布事情から必然です(笑)。
集めた素材
- ナノ銀コラーゲン溶液:UFS REFINE社のものを20ppmに希釈したものを有償で分けて貰いました。タルクを使ったものにするか、あるいは、もっと濃い溶液にするか、色々と選択肢があって迷う所ですが、余り悩まずに決めました。まずはやってみようという精神です(笑)。工業用で一般には市販されていないようなので、もし入手したい方がいたらご相談ください。
- カリ肥料:ホームセンターで300円程度で購入。中身は白い粉末です。
- 放射線計測器:今では5000円以下で手に入るエアカウンターSを使います。(手軽で良い機種なのですが、この実験には良い選択ではありませんでした。後述します)
ちなみに、放射線セシウムで校正されているので、放射性カリウムの放射線は正しく測れていない筈です。絶対値ではなく相対値は使えるだろうと考えました。
- カリ肥料の入れ物:測定時にカリ肥料を入れるビンです。百円ショップで1個100円でした。
- 冷水筒:後述しますが、測定器とカリ肥料ビンを一緒にして、浴槽に沈めるために使いました。冷蔵庫に横に置けるように、キャップが防水になっているのがポイントです。ぴったり合わせておけば、浴槽に沈めても中に浸水しませんでした。
バックグラウンド放射線の測定
- まずは、バックグラウンドを測るべく、室内・室外を色々と測ったのですが、どうも安定しません。測る時間や微妙な場所の差によって、0.05〜0.08μSvぐらいのブレが頻繁に出ました。
- 遮蔽用に鉛板を買う気はなかったので、遮蔽物の代用品を考えました。水です。水であれば厚さ55cmでガンマ線を1/10に減らせるそうです。
- そのため、室内にある最大の水槽である浴槽を使うことにしました。浴槽一杯に水を張り、濡れないようにエアカウンターSを冷水筒に入れて、真ん中あたりに沈めました。上下の高さは50cmには足りませんが、縦横はそれなりに厚みがあります。
- 結果として、バックグラウンド線量を減らすのにはたぶん成功したようです。5分間ずつ3回測りましたが、いずれもエアカウンターSの測定下限である0.05μSvに張り付いたまま測定を終えました。
- 問題は2点。
① エアカウンターSでは0.05μSvが測定の下限で、これ以下の線量が測れません。この実験では、これでは全く不十分でした。
② 冷水筒を沈めるのは手でやりましたが、じっと抑えているのは、かなり疲れます。何か固定する器具なり重石なりがあった方が良いです。
カリ肥料の放射線測定
- 保存ビンにカリ肥料を268g入れて、エアカウンターSと一緒に冷水筒に入れて浴槽に沈めて計測しました。(ビンの上の方まで入れたら286gになった、という事です)
- ところが! 0.05μSvを上回る線量がなかなか出ないのです。時々0.14μSvとかにスパイクするので、放射線が出ているらしい事は分かるのですが、平均すると微妙に0.05μSvを上回るかどうか・・というように見えます。
以上
私も実験をやりたいのですが、ナノ銀の液は個人には販売しないということなので、入手できません。放射線測定器はいいものを持っていますし、セシウムに汚染された土壌もありますので、いい実験ができそうなのですが、ナノ銀溶液をなんとか分けていただくことはできないでしょうか。
返信削除返信が遅くなってすみません。
削除50ccとかで良ければお分けしますよ。是非実験してみてください。
sengaku1046(atmark)gmail.com
にメールでもいただけませんか。(atmark)は@に置き換えてください。
元々、一人で1000mlのナノ銀溶液を使い切れないので、追試を行っていただけそうな研究者の方々にお送りしようかと思っていました。
返信削除しかし、ここでご要望があったことと、追加で行った実験結果もあって考えが変わりました。
ご自分の責任で実験を行ってみようという方に優先してお配りしようと思います。まず、ナノ銀コラーゲン溶液100ミリリットルを5本配ろうと思います。宅配便の送料をご負担いただければお送りしますので、ご希望の方は上記のメールアドレスにご連絡いただければと思います。